読めそうで読めないあの漢字、読めているはずだけど自信がないこの漢字。目についた今が、復習のチャンス!大人のための今更漢字力検定、第208回は「鏤める」の読み方です!
今日のお題【鏤める】
「鏤める」、正しく読めますか?
キラキラ~っと、きらびやかな意味です。
■ヒント
「鏤める」の意味は
「①彫って、そこに金銀・宝玉などをはめ込む。②文章などで美しいことばを挟み込む。(集英社『国語辞典』)[第3版]」
■使い方はこう!
「ダイヤを鏤めたラグジュアリーな婚約指輪をもらった」
「宝石のように美しい言葉を鏤めた詩集を上梓した」
正解は……
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■正解は…
正解は、「ちりばめる」でした!
■散りばめる、は間違い!?
「王冠に宝石をちりばめる」などと言うとき、「散りばめる」と書くこともありますが、漢字の意味からいうと間違いなのだそう。
「鏤」は“彫りつける”“かざる”“きざむ”などの意味があり、“散らす”という意味は無いのです。
しかし、“一面に散らすようにはめこむ”という意味で「散りばめる」と使われることもあるようです。
ぜひ、覚えてみてくださいね。
取材・文/高橋夏果