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スタイリスト辻直子さんが提案「新しいジュエリーの楽しみ方」

スタイリスト辻さんが「今、気になっているもの 」をテーマにリニューアルしてお届けする新連載。第1回は最近盛り上がりを見せているイヤカフやピアスにフォーカス。辻さんはそれをあえて左右別々のものを組み合わせるつけ方にハマっているのだそう。辻さんならではの深い洞察力とユニークな視点には、ただのコピペに終わらない新しいジュエリーの楽しみ方のヒントが隠れていました。

アンバランスなジュエリー

スタイリスト辻直子さんが提案「新しいジュエリーの楽しみ方」_1
乳白色のやさしい光をたたえたパールのピアスから感じるのは、成熟した女性の気品。一方で、反対側の耳には現代アートのようなシルバーの大ぶりなボールピアスが強い個性を放つ。 「テイストも素材もまったく異なる二つのピアスですが、“球体”というキーワードでモチーフの形をそろえることですっと自然にまとまります」。非の打ちどころのない淑女? それともちゃめっ気たっぷりの女性? 二面性のあるジュエリーをさらりとつけこなすその姿には、「どんな人だろう?」と相手の妄想をかきたてるようなミステリアスさも漂う。

(右耳)パールピアス(K18YG×SilverlipPearl)(1個)¥82000/ハム 伊勢丹 新宿本店(ハム)(左耳上から)イヤカフ(K10YG)¥28000/ショールーム セッション(ヒロタカ) ボールピアス(SV×K18WGCT)(1個)¥23000/ユナイテッドアローズ 原宿本店(プリーク)ブラウス¥12200/フレイ アイディー ルミネ新宿2店(フレイ アイディー)

左右に重ねた「フープ」。大胆なほどバランスをくずして大人の余裕で楽しんで

大小サイズは異なりますが、こちらも“フ ープ”という共通項でそろえた組み合わせ。左耳にはイヤカフをいくつも並べて、右耳にはビッグサイズのフープピアスをひとつだけ。サイズはまったく異なりますが、形が同じだと印象がそろうんです。イヤカフってもともと、パンクっぽさのある、ある種パンチの効いたアイテム。だからこそ、光沢のあるとろみ素材のシャツを受け皿に据えて。エレガントさと、主張するかっこよさ。ひとクセある個性的なジュエリーのコンビネーションが、一筋縄ではいかない、自立した女らしさを引き出してくれます。
スタイリスト辻直子さんが提案「新しいジュエリーの楽しみ方」_2
オフ白のシャツにベージュのパンツ。ヌーディなトーンの服の上で、ゴールドの地金やダイヤモンドがキラッと繊細に光を集めて。

(右耳)フープピアス(SV×K18YGCT)¥ 21000(マリア ブラック)・(左耳上から)イヤカフ(K10YG×DIA)¥ 48000 ・(K10PG)(K10YG)各¥ 28000 ・(K10WG ×DIA)¥ 88000(ヒロタカ)/ショールーム セッション パイナップルピアス(K18YG×DIA)(1個)¥ 120000/イレアナ・マクリ/ザ・ショーケース バイ デルパン GINZA SIX店(イレアナ・マクリ) ネックレス(上から)K18YG×サファイア、ルビー、エメラルド、アメシスト、アクアマリン)¥ 128000 ・(K18YG)¥ 60000 ・(K18YG) ¥100000/ショールーム セッション(マリハ)シャツ¥49000・パンツ¥63000/コロネット(フォルテ フォルテ)

“当たり前”じゃないから面白い。ユニークなフォルムを素材でつなげて

初めての人でも挑戦しやすいコンビネーションなら、石がついていない“地金系”でそろえてみるのがおすすめ。流線形や螺旋形など、最近はさまざまなブランドからたくさんの地金のジュエリーが登場しているので、お気に入りのものを見つけやすいかもしれません。片耳だけに重ねた構築的なデザインのピアスとイヤカフは、マニッシュな黒シャツでそのモダンさを引き立てて。シンプルな装いの日、ふとした瞬間に髪のすき間から意外性のあるジュエリーがパッとのぞく。それだけで、相手を惹きつける“引力”になります。
スタイリスト辻直子さんが提案「新しいジュエリーの楽しみ方」_3
「素材を統一すれば、ゴールドとシルバーでカラーミックスしてもバラバラとした印象にはなりません」。甘さを抑えて、フォルムの斬新さやモダンさを前面に出した高感度な地金系ジュエリーは、ベーシックなシャツやニットに今っぽさを添えるのにもうってつけ。ボリューム感が出やすいので、片耳だけに重ねて、反対側は何もつけないというバランスがまずは挑戦しやすいはず。

ピアス(SV)(1個)¥ 53000・イヤリング(SV×K18PGCT)¥ 41000/エドストローム オフィス(シャルロット シェネ)ブラウス¥85000/ブラミンク

辻さんセレクトの【ジュエリー】をチェック!

スタイリスト辻直子さんが提案「新しいジュエリーの楽しみ方」_4
「服がカジュアルなときはハードなデザインのジュエリーは選びません。ロゴTには、パールのピアスに、シンプルなイヤカフを重ねて」。イヤカフ(K10WG×DIA)¥88000・( K10YG×DIA)¥48000/ショールーム セッション(ヒロタカ) パールピアス/辻さん私物
スタイリスト辻直子さんが提案「新しいジュエリーの楽しみ方」_5
「地金系のジュエリーは個人的にも大好き」。すべて辻さん私物
スタイリスト辻直子さんが提案「新しいジュエリーの楽しみ方」_6
「カラーミックスしてもまとまります」。(上から)イヤリング(SV)¥23800・スターイヤリング(SV×K18YGCT) (1個)¥11800/KNOWHOW(ノウハウジュエリー)
スタイリスト辻直子さんが提案「新しいジュエリーの楽しみ方」_7
「チェーンの本数を左右非対称に」。(右から)ピアス( K18YG)(1個)¥ 55000/ショールーム セッション(マリハ) チェーンピアス(K18YG)¥ 35000/シハラ ラボ(シハラ) 
スタイリスト辻直子さんが提案「新しいジュエリーの楽しみ方」_8
「パールと真ん中のイヤカフを同じ耳に重ねます」。すべて辻さん私物
スタイリスト辻直子さんが提案「新しいジュエリーの楽しみ方」_9
「私の場合、髪をよくかける左側の耳に重ねることが多いです」。オーバルピアス(1個)(K18YG)¥28000・オ ーバルピアスの下に重ねたトライアングルピアス(1個)(K18YG)¥28000/シハラ ラボ(シハラ)イヤカフ(K10YG)(K10WG)各¥28000/ショールーム セッション(ヒロタカ)

自分らしい「アンバランス」さをもっと自由に楽しんでいい

最近、よく見かけるようになったモダンなデザインのピアスやイヤカフ。私ももう何年も前から好きで、いろいろなタイプのものを少しずつ買いそろえてきました。

片耳だけにつけることもありますが、ずっと夢中になっているのは左右あえて違うものをつけるスタイル。見られる側によって印象を意図的に「ずらす」面白さもあるし、両方が目に入ればそれぞれのテイストがミックスされて、独特の個性に。

顔まわりって、自分では見えないけれど、 実は意外と人から見られているスペース。

以前、サファイアとダイヤモンドが左右でテレコになった珍しいデザインのピアスをつけていたら、会うたびにいろいろな人から反応があって。相手にどんな印象を与えるのかという点では、顔まわりのジュエリーは、赤いリップと同じくらいインパクトを与えるもの。

大胆なバランスで遊び、装えばドレスアップにもなる。 私も、自分なりにいろんな組み合わせを試すなかで、シンメトリーじゃなくても“こうすると整う”というポイントがあることに気づきました。

たとえば、ジュエリーの形や素材に何かしらの統一感を持たせること。テイストの異なるものでも不思議とまとまりが出てきます。アンバランスだからこそ、その合わせ方は無限大。 はやっているから、みんなやってるから、ではなく、「今日の自分のキャラクターをプロデュースする」つもりであなただけの組み合わせを探してみて。それがきっと「らしさ」につながるはず。(辻さん)
撮影/HAL KUZUYA ヘア/Dai Michishita メイク/AIKO ONO〈angle〉 スタイリスト/辻 直子 モデル/ 中村アン ※イヤカフは「ペア」と表記がない限りすべて1個の販売価格です ※YG=イエローゴールド、WG=ホワイトゴールド、PG=ピンクゴールド、SV=シルバー、DIA=ダイヤモンド、CT=コーティングの略です

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