少し体に沿うワンピース
ワンピース¥12200/フレイ アイディー ルミネ 新宿2 店(フレイ アイディー) スカーフ¥16000/エストネーション(マニプリ) リング¥28500/ティファニー・アンド・カンパニー・ ジャパン・インク(ティファニー) バッグ¥13000/デ・プレ(デミニ ュティーボ) 靴¥ 76000/ロペ エターナル アトレ恵比寿西館店(マルティニアノ)
「ワンピースは一枚で着るもの」そんな思い込みは捨てて重ね着で印象を自在に操る
ワンピースそのままの印象で着るのではなく真逆のものをミックスして
辻さんセレクトの【ワンピース】をチェック!
楽ではない服。だからこそ、装う面白さがあると思っています
むしろ「楽な服ではない」というのが選ぶときのボーダーラインになっているんです。もちろん、バサッと広がるようなAラインのワンピースもたくさん着てきたけれど、あるとき、その可愛らしさや、与える印象の単調さにふと飽きてしまって。
デザインとしてはシンプルだけど、そこに“気持ちのスマートさ”が見えるIラインワンピースに今は惹かれています。そういうワンピースは、小物使いやヘア&メイク次第でコンサバにも、海っぽくも、モダンにも、いろんなか“顔”をつくることができる。 行き来できる着こなしの振り幅が大きいから、今度はどう着こなそう?というアイデアも広がります。
そういえば、今回コーディネートを考えていて、 ふと脳裏に浮かんだのが、映画『ホリデイ』で キャメロン・ディアスが演じた主人公。自分らしさを貫くまっすぐなマインドがとても可愛らしくて。今回の撮影では自然を感じる場所を選びましたが、もしそんなところで休日を過ごすとしたら、私ならやっぱりどこか都会的でいられるIラインワンピースを選びたい。
ゆるっとしたTシャツワンピースは楽なぶん、ルーズにも見えてしまう。体に沿うワンピースは少しの緊張感はあるけれど実はすごく簡単に女らしく見えるんです。そしてその一枚をどんな小物で、どんな女性像に仕上げていくのか。それってすごく大きなセンス。私自身、そんなことを考えている瞬間が楽しくてしょうがないんです。(辻さん)