WEB読者200人(25〜36歳)に、アンケートをした結果、7割以上が「自己肯定感が低い」と回答。自己肯定感を高めるにはどうしたらいいの…? 人気心理カウンセラー中島 輝先生が、“自己肯定感の木”で詳しく解説します。
教えてくれたのは…
中島 輝先生
自己肯定感の第一人者。自身が心の病で苦しんだ30年間に、独学で学んだ心理学や心理療法を自ら実践し、35歳で克服。習得した技法で15000人を超えるクライアントにカウンセリングを行い、回復率95%、「奇跡の心理カウンセラー」と呼ばれる。
著書累計12万部!
『自己肯定感の教科書』 中島 輝 SBクリエイティブ 1300円
WEB読者200人(25〜36歳)にアンケート
自己肯定感、高いと思う?低いと思う?
7割以上が「低い」と回答。「コンプレックスが多く自分に自信がない」(29歳)、「嫌われるのが怖くてNOが言えない」(35歳)、「褒められても社交辞令と認められない」(31歳)などネガティブな声が続々。
自己肯定感の木
自己肯定感を木にたとえると“6つの感覚”から形作られています。その仕組みや連鎖を知り、よいコンディションに保つために5つのルールが優れた効果を発揮します。
【自己有用感(実)】
自分が周囲の人や社会とのつながりのなかで何かの役に立っているという感覚。実感できると社会のなかで自分らしさを発揮できる。
【自己受容感(木の幹)】
自分のポジティブな面もネガティブな面も認める感覚。ありのままの自分にOKを出せる人は太い幹のように折れない心を持てる。
【自尊感情(木の根)】
自分には価値があると思える感覚。命を大切にする自分を支える根のような感情。安定しているとものごとを肯定的にとらえられる。
【自己決定感(花)】
自分で主体的に決め、それをできるという感覚。人生を自分で決め、コントロールできているという感覚が高い人ほど幸福度も高い。
【自己信頼感(木の葉)】
自分を信頼して行動する感覚。葉が光合成によって木の成長を促すように、自信を持つことは人生を豊かにし、信じた道を全うできる。
【自己効力感(木の枝)】
自分は何かを成し遂げることができ、目標を達成できると信じられる感覚。勇気を持てると何度も挑戦でき、枝が伸び世界が広がる。
根、幹、枝、葉、花、実にたとえた6つの感覚を意識し、、よりよいコンディションをキープして。
撮影/細谷悠美 イラスト/KAORI FUNAKOSHIYA 取材・文/佐久間知子