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褒められて育ったのに自己肯定感が低いのはなぜ?【A子のギモン③】

仕事は順調だが恋愛がうまくいかず自分のダメなところを探してしまうA子 33歳。小さい時から褒められて育ってきたのに、自己肯定感が低いのはどうして…!? 人気カウンセラー中島 輝先生に聞きました。

教えてくれたのは…

中島 輝先生

自己肯定感の第一人者。自身が心の病で苦しんだ30年間に、独学で学んだ心理学や心理療法を自ら実践し、35歳で克服。習得した技法で15000人を超えるクライアントにカウンセリングを行い、回復率95%、「奇跡の心理カウンセラー」と呼ばれる。


著書累計12万部!

『自己肯定感の教科書』 中島 輝 SBクリエイティブ 1300円




自分で自分を好きにならないとダメ!

褒められて育ったのに自己肯定感が低いのはなぜ?【A子のギモン③】_1

A子 私は子ども時代、褒められる経験が多かったのに、自己肯定感が低いんですが……。


中島 もしかして褒められ承認されることで自信を得ていたのかもしれませんね。


A子 自分自身が自分のことを大丈夫と思う気持ちよりも、誰かが私のことを「大丈夫だよ」と言ってくれることで安心がつくられていたということですね。でもそれだけでは支えきれなくなった今、自分で自分を好きにならないとダメだと今回気がつきました。

「これが私なの!」というココ・シャネルのような自己肯定感が最高ですね

褒められて育ったのに自己肯定感が低いのはなぜ?【A子のギモン③】_2

中島 僕が感じているのが、「昭和」は他者からの承認でよかったと思うんです。右肩上がりで、やればやるほど認めてもらえ褒められる機会が多かった。「平成」は『嫌われる勇気』に代表されるように、自分の生き方を貫くために嫌われる勇気を持つという考え方が生まれました。そして新しい「令和」の時代は、自分らしく自立することが必要不可欠。「これが私なの!」というココ・シャネルのような強さが求められるように感じています。


A子 自分にキャッチフレーズをつけるようなイメージでしょうか?


中島 そのとおりです!「これが私なの!」という自分らしい人生は、自己肯定感が育つことで必ず実現できます。

撮影/細谷悠美 イラスト/KAORI FUNAKOSHIYA 取材・文/佐久間知子

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