BAILAエディターズが、愛用品からおすすめカルチャーまで“おうち時間”を彩る私物を紹介!編集部員がリレー形式でお気に入りの私物やカルチャーをお届けするコラム、第120回目は、手土産界を席巻している超人気の「いなり寿司」です!
【「だしいなり海木」のだしいなり】
昨年、日本橋にオープンした「コレド室町テラス」は話題の人気店が集結していて、いたる店舗で行列ができていますが、中でも入り口付近で朝イチから長蛇の列になっているのが、おいなりさん専門店「だしいなり海木(かいぼく)」。10時のオープン前から列ができていて、開店1時間ほどで当日分の整理券が終了、という超人気ぶり。行列に並ぶのは苦手なんですが、行列ができるほどの人気店を食べないでいるのはもっと苦手なので、度々トライしては買えたり買えなかったりを繰り返しています。
福岡の人気日本料理店「海木」のシメとして提供されていた「だしいなり」が、そのあまりの美味しさにリピートする人が続出。多数のラブコールに応えて2019年に「だしいなり専門店」としてリニューアル。この「コレド室町テラス」店は、関東初出店となる2号店です。
「だしいなり専門店」の名の通り、こちらで販売しているのは「だしいなり」のみ!
使用しているのは九州では有名な南関あげ。水分量が極めて低く扱いは難しいですが、その分たっぷりお出汁を吸い込むというおあげさん。この南関あげを丁寧に油抜きし特製の鰹出汁でじっくり炊き上げ、たっぷたぷにお出汁を含んだところで、出汁を切らずにそのままお稲荷さんに!
テイクアウトする際、店員さんに「斜めにするとお出汁が溢れるので気をつけてください」と忠告されます。「そんなに!?」と思うかもしれませんが、「そんなに!」なんです。
お箸で優しく持ち上げただけで溢れ出すお出汁!
口に入れた瞬間、お出汁がじゅわっと滲み出し、まるでスープを食べているかのような感覚。
出汁の旨味とほのかな甘みが酢飯を包み込んでなんとも贅沢かつ優しい味わい。
これはたしかに、“だしいなり”、一食の価値ありです!
サイズも程よい一口大、包装も上品な箱詰めと朱色の包み紙、と女性にも男性にも手土産としても喜ばれること間違いなし。
ちなみに、行楽ムードが落ち着いている最近は、開店前から並ばずとも、以前より購入チャンスは増えているので今が狙い目!是非一度、お試しあれ。(編集斉藤)