極寒に次ぐ大雪に加え、新型コロナウイルス感染拡大防止対策として徹底した換気も必要で、過酷な寒さを強いられている今年の冬...ただでさえ電気代もガス代もかさむところに、電力不足も叫ばれ始め、できることなら節電モードで、自分の生活環境にしっかり合う防寒対策を工夫する必要があります。そこでエディター沖島が愛用している【ワークマン(WORKMAN)】の“着るコタツ”こと電熱ヒーターつき次世代型アウター「Wind Core ヒーターベスト」をご紹介します。
【ワークマン(WORKMAN)】2020年秋冬新商品発表会・過酷ファッションショーでもイチ推し商品としてランウェイに登場した「Wind Core ヒーターベスト」。過去記事にて展示会の模様をレポートしましたが、今回は実際に極寒生活に取り入れてみた結果をお伝えしますのでお楽しみに◎。
① 通称“着るコタツ”「Wind Core ヒーターベスト」ってこんな商品!
【ワークマン(WORKMAN)】「Wind Core ヒーターベスト」(¥3900)は、一見ごくふつうの薄手中綿キルティングベスト。表地・裏地・中綿すべてポリエステル100%で、表地に雨を弾くはっ水加工がされています。左胸のファスナーポケット、両サイドのスリットポケットに加え、右胸内側にもテープつきのポケットが。襟もとにあしらわれている“Wind Core”ロゴは反射プリントになっていて、夜間でも視認性を高めます。
“着るコタツ”である秘密は、これも一見ふつうの中綿キルティングベストなたたずまいである背中に隠れています。
首裏と腰上、背中部分の2カ所(赤の斜線部分)に、温度調節可能な電熱シートが内蔵されています(生地の上からさわるとパリパリしています。ちなみにこのベストはご家庭で手洗いが可能ですが、お洗濯の際は電熱シート内蔵部分を絞ったり揉んだりしないようにくれぐれもご注意ください)。体のなかでもリンパが集中しているといわれる首裏と腰上を早く集中的に温めることによって、体全体が暖かく感じられる構造です。
② 別売りの「Wind Core ハーフバッテリー 8Vセット」を一緒に買うことをお忘れなく!
さて、この“着るコタツ”「Wind Core ヒーターベスト」は、ベスト単品ではヒートしません。別売りのモバイルバッテリー「Wind Core ハーフバッテリー 8Vセット」(税込¥4900)も一緒に購入し、合わせて使う必要がありますのでお忘れなく◎。【ワークマン(WORKMAN)】店頭ではベストの陳列棚近くに必ず置いてあります(あと、店員さんがお会計のときに「別売りのバッテリーはお持ちですか?」と聞いてくださると思います)。
パッケージ内にはバッテリー本体・充電用ACアダプター・取扱説明書兼保証書の3点セットが入っています。
手のひらサイズで約130gと小型なリチウムイオンバッテリーで、多少の雨や汗なら濡れてもOKな防滴仕様です。8Vと6Vの2段階に出力調整できます。
③ 【ワークマン(WORKMAN)】「Wind Core ヒーターベスト」の使い方
買ったばかりの「Wind Core ハーフバッテリー 8Vセット」は空っぽなので、ACアダプターで充電してから使います。約3時間でフル充電状態になり、約500回の充電が可能です。
4段階のメモリのうち、赤いランプが“F”まで点灯したら充電完了です◎。
ベストの右ポケット内にキャップつきの接続コードが内蔵されているので、充電し終わったバッテリーをつないで使いましょう◎。ポケットの中にさらにバッテリー専用のスリットポケット(テープつき)があるので、そこに納めておくと、ポケット内で小物がぐちゃぐちゃにならずに便利です◎。
モバイルバッテリー本体の電源をONすると同時に、ベスト右胸上の温度調節ボタンが赤く点灯してあっためスタート。10秒ほどすると「お(* "q')あったかくなってきた!」と体感することができ、約5分ほどで電熱ヒーターがフル稼働状態になります。
この「Wind Core ヒーターベスト」は、右胸上にあしらわれているロゴボタンをポチポチ押すことで、高・中・低の3段階に温度調節が可能です。左からレッドが高温(約50℃)・ブルーが中温(約45℃)・グリーンが低温(約40℃)です。ヒーター機能自体をオフしたいときは、バッテリー本体のスイッチをOFFにします。エディター沖島はブルー点灯の中温がジャストな温かさでお気に入りです♡
④ 「Wind Core ヒーターベスト」フル活用! 節電モードなあったか最強スタイル公開
...というわけで、エディター沖島、少しでも節電に貢献すべく、上半身を【ワークマン(WORKMAN)】「Wind Core ヒーターベスト」、下半身を過去記事でご紹介した【ユニクロ(UNIQLO)】の「フィンレイソン リバーシブルフリースブランケット」で保温し、なるべくエアコンをつけずにぬくぬくと生活しています。ベストもブランケットもともに軽く、モコモコ着込むよりも断然あったかいので、長時間にわたる座り姿勢での原稿ライティング仕事も苦になりません◎。
外出のときは、コートの下に着るインナーベストとして活用しています。ベストが首と背中を効率的にあっためてくれるので、裏地のない1枚仕立てのコートや薄手のコートでもぬっくぬくで過ごせます。ちなみにバッテリーの連続使用可能時間ですが、フル充電状態で高温で約4.3〜5.5時間・中温で約6.5〜9時間・低温で約16〜23時間となっていてかなり長持ち◎(着用条件や環境などにより異なります)。
⑤ 「Wind Core ヒーターベスト」のバリエーションは?
「Wind Core ヒーターベスト」のカラバリは、沖島が購入したブラックのほかに、レッド(右のモデルさんが着用)・カモフラグリーン・カモフラホワイトの4色展開なのですが、公式オンラインストアでは全色完売、店舗在庫のみとなっているもよう。ほかに同じシリーズ商品として、中綿ベスト&電熱シート入りライナーベストの別々に着られる2枚が1セットになった「ヒーターデニムベスト」(¥5800・左のモデルさんが着用)、さらにインナー専用の「ヒーターインナーベスト」(¥3900)、両足に電熱シートを内蔵したあったかパンツ「ヒーターミドルパンツ」(¥3900)があります。店頭でぜひ探してみてください。
追記:「Wind Core ハーフバッテリー 8Vセット」は夏にも使える!
ちなみに「Wind Core ハーフバッテリー 8Vセット」が活躍するのは冬のみならず! 【ワークマン(WORKMAN)】から毎夏発売される、なーーーんと小型ファンを内蔵(!)した、衣服内に風を直接送り込む“着る扇風機”こと「Wind Core シェルベスト」「Wind Core シェルジャケット」にも使えるんです。写真(↑)は2020年春に【ワークマンプラス(WORKMAN Plus)】さいたま佐知川店取材の際に撮影したものですが、2021年春夏向けに新バージョンが登場予定とのこと。ウェアだけチェンジしてバッテリーをそのまま流用すれば、1年を通して服でエアコンディショニングが可能になるという大胆な発想の商品です。ぜひ試してみてはいかがでしょうか?
取材・文/沖島麻美 ※掲載内容には私物または個人の見解が含まれ、2021年1月27日時点での情報で、店舗によっては未入荷・発売遅延・品切れ・取り扱いなしの可能性があります。最新の情報は【ワークマン(WORKMAN)】公式オンラインサイトまたは各店舗にてご確認ください。