未来の輝く美肌のためには、今やシミケア&UVケアはマストなお手入れ。でも、何をどう使うべき? 今回はUVの正しい知識やおすすめコスメなど、美容ジャーナリスト安倍佐和子さんが教えます。
Q.ほかにも美容液を使っている場合、使う順番は?
A.どっちを早く届けたいかorテクスチャーによって
厳密に言うと、デリバリーシステムなどの違いもあり難しいのですが、単純にどっちをより早く肌に届けたいかで考えてもOK。もしくは、テクスチャー順でも。油分の少ないものを先、こってり系をあとに。
Q.続くマスク生活。マスクのある下半顔とない上半顔でシミケアやUV、同じでよい?
A.マスクによる摩擦や汗・皮脂などの弊害も考慮したケアを
基本的には同じでOKですが、マスクの摩擦による炎症で色素沈着する人も増えているので、シミケアは抗炎症作用のあるものを。UVは顔全体に。摩擦が気になるならファンデーションやお粉できちんと膜をつくっておけば軽減されるのでおすすめ。
Q.UVコスメ、塗り直さなきゃだめ? 塗り直しにおすすめのコスメは?
A.汗で落ちやすい首やデコルテはマスト
くずれた自覚があれば塗り直しはすべき。UVやベースメイクを何層も重ねる顔よりも、むしろ首やデコルテは汗ですぐ落ちるので要注意。塗り直しは顔ならお粉系UV、ボディはスプレーが便利です。
逆さにしても使える。天然オレンジの香りも。UVミスト SPF50+・PA++++ 100g ¥2090/ラフラ・ジャパン
Q.あらためて、SPFとPA教えてください
A.肌に届く2種類の紫外線の防御数値はそれぞれチェック
SPF値はシミに起因する日焼けを起こす紫外線B波の防御効果を、PAは真皮にまで到達してシワなどのエイジングの要因となるA波の防御効果をそれぞれ示したもの。夏の外出ならSPFなら50、PAは++++あると安心です。
Q.一日室内にいる日。塗るならSPFどれくらいが必要?
A.家の中でもUVケアはマスト20〜30を目安に選んで
50までなくても大丈夫ですが、次のQでも出てくるブルーライトもあるのでUVケアはマスト。SPFは20〜30を目安に選んで。
Q.ブルーライト、実際のところどこまで、どんな害がある?
A.肌にというより体に悪影響。意識を持つことが未来のため
肌表面に作用するというより、メラトニンなどのホルモンのバランスがくずれるなど体の内側に影響があるのではと研究が進んでいるところ。今から意識を持って防御しておけば、将来は勝ち組になる可能性も。
Q.今年いちばんお気に入りのUVを教えて
A.ウイルス防御力に注目
時節柄UVだけでなく、ウイルスなど微粒子カットのものが気になります。
ノンケミカル処方で最高峰の防御効果。フイルナチュラント エクスバリア スキン プロテクト UV クリーム 50g ¥3080/ドクターフィル コスメティクス
PM2.5も花粉もカット。ビオレUV バリア・ミー ミネラルジェントルミルク 50ml ¥880(編集部調べ)/花王
Q.飲むシミケアサプリや飲む日焼け止めって効く? おすすめは?
A.絶対焼きたくない人はUVを浴びる前の服用を
私的には飲んでいるとUVダメージが炎症になりにくい実感があるので、夏の外出時は必ず飲んでいます。炎症にならなければ、修復も早いと。絶対焼きたくない人は、サプリを併用すべき。用法用量は守ってね。
抗炎症作用のあるハトムギエキスなど、日本人の肌を考えた処方の飲む日焼け止め。ヘリオホワイト 24粒 ¥2640/ロート製薬
美容ジャーナリスト
安倍佐和子さん
趣味はサーフィン。なのに、透明度高い美肌がプロの間でも評判。最先端の美容情報を知り尽くしたシミ&UV攻略が、その秘訣。
撮影/西原秀岳〈TENT〉 取材・原文/山崎敦子 構成/渡辺敦子〈BAILA〉 ※BAILA2021年4月号掲載
【BAILA 4月号はこちらから!】