一生懸命ケアしているのに、いまいち結果を出せていない…。それって肌によかれと思ってやっていることが実は逆効果になっているせいかも。"やらない”ことで未来の肌の負債を減らそう!
1.女医が教える、8つの“やってはいけない”美容法
悩めるスキンケアの正解がここに! 女医が教える、“やってはいけない”美容法
きちんと皮膚のことを学べば、やるべきことがおのずとわかるように
繰り返すニキビや肌荒れ。収まらない、乾燥。その原因は的外れなお手入れをやりすぎているせいかも……?
「大切なのは洗う・潤す・光対策の3つ。それにひもづいて美容のトレンドが生まれるのですが、洗うとなると徹底的に洗う、洗いすぎが悪いとなると今度は逆にまったく洗わなくなる、と両極端すぎるのです」と慶田先生は語る。
大事な細胞間脂質まで溶かして洗い流してしまうような強すぎるクレンジングや洗顔はNGだけど、酸化したアブラや角栓などの脂&タンパク汚れがあるのに、それを水だけ洗顔でなんとかしようとするのもナンセンスな話。
潤すためには肌を活性化させる必要がありますが、それにはまず寝ること、そして肌をつくる材料、栄養をとることが前提です。30歳は肌も体も変わるとき。神様が標準装備として与えてくれた抗酸化力や抗炎症力は残念ながら劣化していきます。そこを補うのが美容の役割です。「Lookyounger,Livelonger」という言葉があります。若く見える人は体の中も若く、長生きするもの。“やらない”という美容もあることを知っておきましょう」
【NG1】やりすぎパッティング
化粧水は適量をやさしく手でなじませる
化粧水を奥まで浸透させようとパンパンと肌をたたいてませんか? 何度もパッティングするうちに手の力は自然と強くなるし、コットンの繊維との摩擦が生じ、肌にとっては刺激にしかなりません。ぬれた状態が長時間続くと肌の角層にある細胞間脂質が流れ出やすくなるおそれも。化粧水をたくさん使って、コストと時間をかけているのに肌にとってはむしろマイナスな結果になっていますよ。
【NG2】顔を常に触る
肌を活性化させるためのマッサージは月イチで充分
肌を無駄にいじることがいちばんやめてほしいことです。そういうとエステはダメ? 美容鍼はダメ?と聞いてくる方もいますが、ちゃんと筋肉への働きかけ方をわかったプロによる施術を月に1回程度取り入れるのは肌を活性化するのにいいことだと思います。テレビを見ながら何も考えずに手だけを漫然と動かすマッサージはやめましょう。
【NG3】洗わなすぎ!
皮脂の多いTゾーンを泡で洗い始め、その残りで顔全体を洗うが最適解
敏感肌や乾燥肌だからといって朝の洗顔をしない、または水だけですませている人がいます。でも就寝中に出た皮脂や夜に油分のあるスキンケアなど、アブラ汚れは水だけでは落ちません。朝、顔を洗わないということは24時間、酸化したものを肌にのせた状態で過ごすことに。かといって洗いすぎもダメ。アミノ酸系の洗浄剤の泡で30~40秒程度、ふわっと洗うぐらいがちょうどいい洗顔です。
アミノ酸系洗浄成分の理想的な泡洗顔料
肌荒れやニキビなどを起こしたあとの肌の角質肥厚を肌に負担をかけずに優しくオフ。リセット ウォッシュ 200㎖ ¥3300/アクセーヌ
泡立て不要ジュレが皮脂だけを落とす
皮脂量の多いTゾーンになじませて顔全体をさっとすすぐだけでOK。ビオレ 朝用ジュレ洗顔料 100㎖ オープン価格/花王
落ちにくいメイクをスピーディにオフ
乳化の早いオイルなら、必要以上にバリア機能を落とさずにクレンジングが可能。オイルがすべてダメという考えは改めて。ナビジョン DR メーククレンジングオイル 150㎖ ¥2750/資生堂
タンパク汚れは酵素で分解して透明肌へ
角栓などのタンパク汚れは酵素の力で落とすに限る。スイサイ ビューティクリア パウダーウォッシュN 0.4g×32個 ¥1980(編集部調べ)/カネボウ化粧品
【NG4】夜、遅くまでスキンケアに明け暮れる
どんな美容液も睡眠に勝るものなし。まずは良質な睡眠を確保
本来、バイラ世代ならちゃんと寝ていれば肌はピカピカ、髪はツヤツヤをキープできるもの。仕事終わりにジムやヨガ。家に戻って遅い時間に食事、長風呂、フル装備のスキンケアとキレイになるためのto doリストがいっぱいで睡眠が4~5時間では逆効果。睡眠不足が3日続けば酩酊状態、3日以上だとうつ状態になるといわれています。きれいになりたいなら、まずは睡眠を。すべてはそれから。
【NG5】オイル抜きの食事
良質な油を生でとって細胞膜のしっかりした肌細胞を育てる
細胞膜は油でできているので、油をとらないで美肌を目指すのは無理なお話。体型管理のための食事制限でサラダと脂身のないささみしか食べないといった油抜きの食事はやめましょう。油がOKといっても高熱によって酸化。糖化した揚げ物はNG。高熱でも酸化しづらいオリーブオイルを。酸化しやすい亜麻仁油やえごま油は冷蔵庫で保存し、生の状態でとることをおすすめ。
【NG6】無理なダイエット
タンパク質・野菜>炭水化物・嗜好品食べるもののプライオリティを見直す
肌をはじめ体は食べたものでつくられています。その材料となるタンパク質(肉・魚・乳製品)と野菜、豆類などは毎日きちんととり、それを食べた上で炭水化物や嗜好品を。腸のためには発酵食品も食べましょう。炭水化物もとらないとお米を食べて育った日本人は便秘になってしまう人も。偏食していてはどんなスキンケアや美容医療を行っても、肌は高いレスポンスを出せません。
【NG7】無防備ランニング
走るなら、日焼けしない夜か室内で
適度な運動を始めて筋肉貯金をしないといけない30代ですが、ランニングには要注意。紫外線対策をしていても、走って汗をかいたら日焼け止めが流れるような状態ではシミやくすみ、たるみの原因に。さらに走ると体が振動するので、胸の重さを支えているクーパー靱帯が伸びてしまいます。顔の弾力線維ももちろん振動によるダメージを受けるので、たるみが加速します。どうしても走りたい場合は夜か室内にしましょう。
【NG8】SNSを信用しすぎ
情報の真偽の有無を常にエビデンスベースで考えるクセをつける
個人が発信するSNSやインターネットなどはもちろん、ときには大手メディアでも、間違ったお手入れや無意味な美容習慣が真実のように取り上げられている今の時代。情報の海にのみ込まれず、これは正しい情報なのかをエビデンスや出典をきちんと確認するクセをつけて。
美容医療で美肌貯金
産毛によって開いた毛穴は脱毛すれば解決!⇒【医療レーザー脱毛】
バイラ世代で早くも毛穴が目立つとしたら産毛によって開いている可能性大。医療用レーザー脱毛なら5~6回程度行えば、毛根が消滅し、毛によって開いていた毛穴がキュッと引き締まります。若いうちにやるほうが毛穴の引き締まりの効果が高いです。
ハリのためのコラーゲン育成⇒【ケミカルピーリング+フォトフェイシャル】
フォトフェイシャルによる熱刺激はコラーゲン合成の指令を出します。定期的に受けている人は結果としてコラーゲンをつくる設計図(メッセンジャーRNA)の発現量が若者レベルであることがわかっています。バイラ世代なら年3~4回で将来のハリ感に大きな差が!
あごと眉間、おでこと目尻のシワ対策⇒【ボトックス注射】
表情のクセによって眉間やあご、額や目尻などにシワができるという人はプリーツ加工のようにシワが刻まれる前にボトックス注射を打つことをおすすめ。4カ月〜半年ほど効果が続くので、これを数回繰り返してシワを寄せるクセがなくなれば、そこでやめてOK。
銀座ケイスキンクリニック
東京都中央区銀座1の3の3 G-1ビル5〜6F
☎0120-282-764
www.ks-skin.com
慶田朋子先生
銀座ケイスキンクリニック院長。医学的根拠に基づき、正しいスキンケアの情報を発信。近著に『女医が教える、やってはいけない美容法33』(小学館)
2.美容家・石井美保さんの“こすらない”美容主義
トータルビューティサロン「Riche」のオーナーを務めながら、その美肌が注目され、美容家として大人気の石井美保さん。
その美肌の極意は肌を絶対にこすらないことの徹底だ。
「まつげエクステをすることによって、目もとを含めてそろそろっと触れる程度の力でメイクを落とすことにしたら、みるみる肌の調子がよくなったんです。メイクを落とす際には顔にシャワーを当ててざっと流すなんてことも絶対にしません。スキンケアを塗るときは手のひら全体になじませたものをそっと置くようにしてなじませます。肌を横に引っぱるような動きはしないように心がけています」
こすられると肌は刺激からの防御反応でメラニンを生成するといわれているが、まさかスキンケアを塗るときの手の動きさえも刺激になっていたとは……、これは盲点。石井さんのこすらない美容、早速、実践してみて。
【NG1】ゴシゴシ洗顔
>>最低限の界面活性剤で優しく洗う
「洗顔時にごしごしこすったり、スキンケアを塗るときに顔を上へ上へとぐいぐいマッサージするなど、肌を動かすことはしません。顔のむくみや老廃物が気になるときは適度な圧をかけてリンパを流しますがその際は肌に対して垂直に押すようにしています」
「洗顔時の肌負担をとことん減らしたくて自らクレンジングを作りました」。パーフェクショネール クレンジングフォーム 150ml ¥4708/エール
【NG2】アイシャドウのワイパー塗り
>>チップで色を点置き後、薬指でなじませるだけ
「目もとの皮膚は肌以上にデリケートなので、強くこすったりすると色素沈着してしまいます。アイシャドウをつけるときもチップに色をとったものをちょんちょんと点置きし、力の入りづらい薬指で優しくぼかします」
【NG3】目もとまで全顔クレンジング
>>365日アイメイクアップリムーバー使用
「ひとつで全部を落とすことをうたっているクレンジングは洗浄力が強すぎるので使いません。なのでアイメイクを落とすときは必ず専用アイテムで。専用リムーバーを浸した綿棒を押し当ててオフします。絶対こすりません!」
「クレンジング成分不使用ながら肌なじみのいい美容オイル層とスキンケア層の2層でするんとアイメイクが落ちます」。ポイントメイクオフ 100ml ¥2200/アユーラ
【NG4】不要なSNSを見る
>>リアルな知人の情報のみにアクセス
「今は情報が入ってくるのを制限しないと、必要のない情報やネガティブなニュース、ゴシップにどうしても触れてモヤモヤしちゃいます。リアルでよく知っている人以外とは不用意につながらないよう注意しています」
【NG5】UVカットの低い日傘&大きすぎる日傘
>>UVカット効果99.9%の日傘を愛用
「日傘を差すのは大前提。でもどんなものでもいいというわけではないんです。デザイン優先の生地の薄いものはUVカット効果99.9%がかなわないし、すっぽり覆うドーム型は熱がこもってしまい暑さで持つのが嫌になります。UVカット効果とデザインで満足のいくものを洋服の色やテイストに合わせて3種類ぐらい。コートを着る季節以外は毎日、使っています」
【NG6】野菜だけの食事
>>タンパク質をしっかりとる
「肌は食べるものでつくられているので食事には気をつけていますが、野菜しか食べないような極端なことはしません。特に夏はタンパク質をとらないと頰がコケてしまうのでお肉やお魚をしっかり食べることにしています」
【NG7】シャワーのみのバスタイム
>>入浴剤を入れた湯船で10分間の瞑想浴
「暑いからといってシャワーだけですませず、必ず湯船につかるようにしています。高めの温度43℃で約10分間。この時間は汗をたっぷりとかいて、いらないもの、頭の中のモヤモヤも合わせて洗い流しています」
「漂う香りだけで幸せ気分を運んでくれます」。バスソルト ザクロ 500g ¥7700/サンタ・マリア・ノヴェッラ銀座
「炭酸効果で血流量がアップ」。薬用ホットタブ重炭酸湯Classic(医薬部外品) 45錠 ¥3960/ホットタブ重炭酸湯
【NG8】塗る日焼け止め頼みの光対策
>>飲む日焼け止めを併用して内からブロック
「日傘はコートを着ない時季に限定しますが、塗る日焼け止めと飲む日焼け止めは365日欠かしません。朝起きたら2粒が日課です」
「飲む日傘ともいわれる成分・ニュートロックスサンに加え、私の美しさのこだわりを支える成分を全部入れました」。石井さんプロデュース。ルミエ ラブ 60粒 ¥12100/エール
ワンピース¥26400/アプレドゥマン(トロワズィエムチャコ) ピアス¥2640(オギー)・リング¥5800(ルメル)/ロードス (プロセスカット)ワンピース¥37400/フイルム(ソブ)
石井美保さん
美しすぎる40代美容家としてJKから50代、60代まで支持を集める。過去に日焼け少女だったとは思えないシミ・たるみの一切ない肌がアンビリーバブル。
3.美容ジャーナリスト・小田ユイコさんは“やらない”で敏感肌をなだめる
長年、悩まされ続けてきた敏感肌を改善しつつあるという小田さん。敏感肌こそ“やらない美容”が大切だと言う。
「私の場合は水でふやかす時間が長いと肌によくない状態が起こるとわかり、洗顔のすすぎ時間を短縮することや、保湿が大事な敏感肌でも、ローションパックなどをやらないという選択をするようになりました。あとはとにかくダメージを受けないようにすること。リカバリーに人よりも時間がかかるのが敏感肌だから。紫外線ケアだけはとにかく抜かりなく」
その一方で敏感肌だからこれまでNGにしてきた攻めの角質ケアを“やめるのをやめた”とも。
「正常なターンオーバーのためにはむしろ必要なこともあると気づき、顔の中のザラつく箇所に限って取り入れています」
敏感肌だとあきらめず、美肌を育てる極意、いただきました!
【NG1】ブラシ洗顔
>>自分には合わないと割り切る
「仕事柄、新しいものはとりあえず試します。いいモノもいっぱいあるので心苦しいけど、結局汚れを取るメリットよりも刺激のデメリットのほうが大きいことがわかりました。私の肌には合わないと割り切ることに」
【NG2】長時間のすすぎ
>>水タオルですすぎ時間を短縮
「私の場合は水で肌をふやかすのがあまりよろしくないみたいです。なので洗い流す回数やすすぎの時間を短縮するために、ぬるま湯にひたひたにしたフェイスタオルで洗顔料を優しくぬぐい取るようにしています」
「保湿成分配合で肌の潤いは残しながら選択的に汚れを落とすクレンジングを愛用しています」。トリートメント クレンジング ミルク 200g ¥3300/カバーマーク
【NG3】敏感時のローションパック
>>肌のご機嫌を伺いながらこの2品で
「敏感症状が進んだときにローションパックなどで肌をふやかすとさらなる肌トラブルのトリガーになるので避けています。でもローションパックは大好きなので、全面禁止ではなく、肌のご機嫌を伺いながら行っています」
「ゆらぐ乾きを鎮めてくれます」。ドゥーオーガニック エクストラクト ローション リペア 120ml ¥4180/ジャパン・オーガニック
「ヘパリン類似物質配合で敏感時の保湿も安心」。アドライズ アクティブローション 120ml ¥3630/大正製薬
【NG4】人まかせの掃除
>>プロに学んだテクで掃除に開眼
「忙しさにかまけて掃除業者を頼んでいたのですが、自粛期間中に自分で掃除をすることに。家具や壁、冷蔵庫の家電などのふき方の一つひとつをプロに学んで実践してたら、本当に家中ピカピカに。掃除ってマインドフルネスだったんだ、と気づき以来ハマっています」
【NG5】UV塗り残し
>>手もと、まぶた、耳上。細部まで塗る
「日焼け止めを塗る際、塗り残しがちな上まぶたや耳のまわり。ここが日焼けしていると老けて見えるポイントなので、塗り残すことはしません。手を洗う回数が増えたので、手を洗ったら、手もともシミやシワが出ないように。日焼け止めを塗ることを忘れません」
「ベタつかないので使いやすい」。やさしい手づくり。UV ミントシトラス SPF22・PA++ 45g ¥1485/ナチュラルアイランド
【NG6】角質ケアを恐れること
>>2週間に一度、額・Tゾーン・あご先のみ
「肌に優しく角質オフするものができたので、以前のように角質ケア全面禁止をやめて取り入れることに。肌にザラつきを感じたときはむしろ正常なターンオーバーを取り戻すために角質ケアを行います。穏やかなピーリング作用のあるふき取りコスメや塗るだけでターンオーバーを促すコスメを取り入れています」
「毎日使っても負担感のないこんにゃく由来のソフトスクラブですが私はザラつきが気になるときのみ使用」。雪肌精 クリアウェルネス ミルク クレンザー 140g ¥2530(編集部調べ)/コーセー
「たっぷり浸したコットンでさっとふくだけで透明感が復活」。ベネフィーク リセットクリアN 200ml ¥4400/資生堂
【NG7】9時以降の食事
>>食べたくならないよう歯磨きする
「家族と話していると、だらだらといつまでも食べ続けてしまうので、夜9時になったら一度、歯を磨きます。そうするとそれ以降、何かつまみたいな、と思っても再度歯を磨くのが面倒なので食べなくてすみます」
「赤ワインやコーヒーを飲むので歯も美白を意識」。トゥースペーストホワイトネス 100g ¥1320/ジョンマスターオーガニック
「発泡剤が入っていないのが◎」。からだにやさしい歯磨き剤 40g ¥3685/アベマショッピング
小田ユイコさん
30年近くにわたり、最前線で活躍する美容ジャーナリスト。長年の取材で得た正しい知識を駆使し、敏感ぎみの肌をなだめつつ、美肌の育成ケアを日々研究中。
4.美容研究家・有村実樹さんが夏に“やらないこと”
有村さんの肌質・肌悩み
普通肌。免疫が低下すると肌荒れしやすいこと。第一子妊娠中で飲む日焼け止めによるUV対策はお休み。
夏のスキンケアで《やらない》こと
【NG】コットンでのパッティング
>>シャバシャバ系化粧水を手で
「パッティングは摩擦を起こしやすいので基本は手で行います。またとろみ系化粧水は保湿力が高い分、少量にして保湿が不充分だと気づかないことが。なので私はシャバシャバ系を愛用」
VC100エッセスローション 150ml ¥5170/ドクターシーラボ
ザ・タイムR アクア(医薬部外品) 200ml ¥4400/イプサ
夏のUVケアで《やらない》こと
【NG】服飾小物を使いすぎるUV完全防御
>>日焼け止めのしっかり塗りで対応
「日傘に帽子にサングラス、アームカバーや手袋、今はそれにマスクまで! 夏は夏のファッションを楽しみたいからそういったアイテムは一点までにとどめます」
アリィー エクストラ UV ジェルN SPF50+・PA++++ 90g ¥2310(編集部調べ)/カネボウ化粧品
さらさらUVスティック SPF50+・PA++++ 15g ¥1870/石澤研究所
夏の食生活で《やらない》こと
【NG】熱中症対策にスポーツドリンクを飲む
>>糖分ゼロの経口補水液を選びます
「汗をかいたとしても、スポーツドリンクは糖分が意外と多いのが落とし穴。外出先では経口補水液を選ぶようにしています。水など飲み物は冷たいものは避け、常温で飲みます」
生活習慣で《やらない》こと
【NG】冷風の直撃
>>レッグウォーマーで足首を守る
「冷風の直撃は顔も体も乾燥するし、ドライアイも悪化させてしまいます。冷気が足首を冷やすのでレッグウォーマーで守ります」
メンタルのために《やらない》こと
【NG】気分を紛らわすためのやけ食い
>>精神の不調はアロマでコントロール
「エッセンシャルオイルは自由が丘のグリーンフラスコで調達。気分を落ち着かせるためのアロマとして、ネロリ・ラベンダー・オレンジあたりをよく使っています」
モデル・美容研究家
有村実樹さん
モデルとして活動するかたわら、豊富な美容知識を生かし自身のSNSや講座などで発信する美容情報がわかりやすいと評判。
5.美容ジャーナリスト・鵜飼香子さんが絶対“やらないこと”
鵜飼さんは肌質・肌悩み
肌が薄く、与えてもすぐ肌質・肌悩み水分が蒸発していく乾燥肌。長引くマスク生活により、ムレニキビができることが。
夏のスキンケアで《やらない》こと
【NG】握力30kgでゴシゴシこする
>>とにもかくにもソフトタッチ
「10代、20代は握力30kgを持て余し、クレンジングも保湿ケアもそれ摩擦でしかないから! というケアをしてました。結果、色素沈着と毛穴の暴走を経験。反省して今はソフトタッチを心がけてます」
夏のUVケアで《やらない》こと
【NG】朝、起きて日焼け止めを塗る前にカーテンを開ける
>>ベッドサイドに日焼け止めを常備
「UVを塗り終わるまでは光を徹底して避け、真っ暗闇の中で過ごします」
ドゥーナチュラル コンフォート UVミルク [ラスター クリア] SPF50+・PA+++ 30ml ¥1980/ジャパン・オーガニック
夏の食生活で《やらない》こと
【NG】日差しを浴びる前の酸化物
>>どうしても食べたいときは手作り
「日差しをたくさん浴びる前はスナック菓子などの酸化した食べ物は我慢します。どうしても食べたいときは自宅でじゃがいもやさつまいもを揚げて、すぐに食べることに」
生活習慣で《やらない》こと
【NG】朝の刺激物
>>刺激物は夜まで我慢します
「朝、辛いものや酸っぱいものを食べてしまうと日中にどうしても汗が出やすくなってしまいます。そうするとメイクがくずれて日焼けしやすくなるので刺激物は夜まで我慢」
メンタルのために《やらない》こと
【NG】部屋の散らかり
>>ひとつ買ったらひとつ捨てるを実践
「散らかった部屋が最大のストレスです。効率よく整頓できるよう、インテリアも掃除しやすい前提で選びます。モノが多いとどうしても散らかるのでモノを増やさないに注力」
美容ジャーナリスト
鵜飼香子さん
『MAQUIA』エディターとして活躍後、独立。徹底した紫外線対策でバイラ姉世代となった今も透明美肌をキープ中。
6.美容ライター・長田杏奈さんが敏感肌のためにやめたケア
長田さんの肌質・肌悩み
アトピー性皮膚炎由来の敏感&乾燥肌。血行不良くすみと生理周期によるアシンメトリーたるみが悩み。
夏のスキンケアで《やらない》こと
【NG】朝の泡洗顔
>>泡なしorクレイ洗顔にチェンジ
「すっきりしたい夏でも洗浄力の高い洗顔料だと私の肌では潤いの収支がマイナスにふれるので使いません」
ミネラルを豊富に含むクレイで毛穴に詰まった汚れをオフ。ポア クレイ クレンザー 120ml ¥3300/ベアミネラル
洗顔で弱ったバリアを立て直す逆転の発想。デュオ ザ 薬用バイタルバリアウォッシュ ¥2200/プレミアアンチエイジング
夏のUVケアで《やらない》こと
【NG】ウォータープルーフの日焼け止め
>>オフの負担が少ないものを選ぶ
「汗をかきづらい体質だし、水に入ることもないので、落とす負担が少ないものを。今季はこの2点がお気に入り」
リンクルホワイト UV プロテクター(医薬部外品) SPF50+・PA++++ 50g ¥3850/オルビス
スーパー UV カット ハイパフォーマンス デイクリーム SPF50+・PA++++ 50g ¥11000/アルビオン
夏の食生活で《やらない》こと
【NG】体を冷やす冷たいもの
>>飲み物は常温かホットで飲みます
「冷えは心、肌、体の不調を招くから、本当に大敵。暑いからといって冷たい飲み物などは選ばず、常に常温かホットで飲みます」
生活習慣で《やらない》こと
【NG】短いボトム丈
>>夏こそ部屋着はフルレングスで
「暑いからといってうっかりルームウェアのボトムの丈を短くしちゃうと冷えて大変。夏でも? 夏こそ? 部屋着はフルレングスです」
メンタルのために《やらない》こと
【NG】夜の明るすぎる部屋&テレビの見すぎ
>>夜は間接照明のみ、テレビは見ない
「夜、明るすぎると自律神経が乱れるので夜は間接照明のみで。音×映像×文字×編集の刺激が強すぎるのでテレビは見ません」
美容ライター
長田杏奈さん
独自の目線で切り取る美容へのアプローチが新しい。フェムテックやジェンダー、SDGs、政治と幅広く活躍中。
7.美容ジャーナリスト・平輝乃さんが夏のスキンケアでやめたこと
平さんの肌質・肌悩み
20代~30代半ばはオイリー肌。現在は皮脂は適量で水分不足ぎみ。悩みはエイジングによるたるみ。
夏のスキンケアで《やらない》こと
【NG】化粧水ファースト
>>乳液や美容液ファーストに切り替え
「本当は化粧水のあとに使うものですが、水で薄めるのがもったいなくて洗顔後すぐに使っています」。ル・セラム(医薬部外品) 50ml ¥27500/クレ・ド・ポー ボーテ
「夏は紫外線で肌がかたくなり、水ベースの化粧水が浸透しづらいと感じたら乳液ファーストに切り替え」。エクサージュホワイト ホワイトライズ ミルク Ⅱ(医薬部外品)200g ¥5500/アルビオン
夏のUVケアで《やらない》こと
【NG】小顔メイク
>>ファンデーションは顔のキワまで塗る
「UV下地を全顔に塗って、小顔メイクのためにファンデーションを顔の中心部にだけ塗っていたら、FDを塗っていない顔のサイドにシミが……!! 小顔はこのFDの視覚効果で狙うことに作戦変更、笑」
コンプリートフィット パウダーファンデーション SPF25・PA++ ¥10450/アンプリチュード
夏の食生活で《やらない》こと
【NG】グレープフルーツやレモンを朝、食べる
>>夕方や夜に食べてビタミン補給
「夏に食べたくなるシトラスフルーツには食べて2時間後に紫外線の吸収を高めるソラニンが含まれています。なので出かける予定のある日の朝には食べないようにしています」
生活習慣で《やらない》こと
【NG】冷房の部屋での睡眠
>>リビングの冷気で寝室を遠隔冷房
「直接の冷房だと寒すぎて寝られず、でも切ってしまうと暑すぎて寝られない……。ドアを全開にしてリビングの冷気で寝室も冷やすと快適です」
メンタルのために《やらない》こと
【NG】仕事オンリーのスケジューリング
>>エンタメ時間でリフレッシュ
「四六時中、PCの前で眉間にシワを寄せてにらめっこ。シワが定着しそうなので、映画やドラマなどを見て現実逃避。エンタメ時間を削ると心が死に、肌も枯れちゃいますから」
美容ジャーナリスト
平 輝乃さん
キャリア25年超。本誌をはじめ、雑誌・広告で活躍。美容に興味のない人が楽しく読んでためになるページ作りに定評あり。
8.美容エディター・前野さちこさんが見直しはじめた食事&入浴習慣
前野さんの肌質・肌悩み
皮膚が薄く放熱がうまくできないため、肌のバリア機能がふやけてより弱体化。すぐ赤みが出やすい。
夏のスキンケアで《やらない》こと
スクラブNGの思い込み
>>定期的にターンオーバーを促進
「以前は敏感肌=スクラブNGだと思ってましたが今はターンオーバーを促すものは定期的に取り入れています」
「いたわり洗顔」。ムースネトワイアントA n(モイスト) 140g ¥6600/クレ・ド・ポー ボーテ
「肌負担の少ないスクラブ、発見!」。バランシング クレンジング オイルジェル 100g ¥4620/THREE
夏のUVケアで《やらない》こと
自分のファッションにマッチしない日傘
>>飲む日焼け止めで徹底ブロック
「1ミリも日焼けはしたくないですが、日傘を差すというのがどうしても自分のキャラと合わない。塗る日焼け止めのまめな塗り直し&飲む日焼け止めでなんとかなります」
紫外線を浴びると過剰に発生する活性酸素を除去。SUN PERIOD(サンピリオド)20粒 ¥2200/オルビス
夏の食生活で《やらない》こと
糖質ホリック
>>この夏は糖質オフにチャレンジ
「コロナの自粛期間に体重が史上最高値に。現在、人生初の糖質&グルテン制限中。毎夏、冷たいジュースやアイスをガンガン食べていたけど今年はやめます」
生活習慣で《やらない》こと
シャワーのみ
>>湯船にしっかりつかる
「入浴のお供は香りのよいキャンドルとバスソルト」
(右から)ペパーミント・ユーカリ・マンダリンのブレンド。Earl of East バスソルト Onsen 500ml ¥3960・ソイワックスキャンドル Onsen 170ml ¥3520/PARKER
メンタルのために《やらない》こと
コンプレックスを深刻に受け取りすぎる
>>エイジング悩みは友達と笑い飛ばす
「最近、マリオネットラインの出現で落ち込んだりしてますが、そういったエイジングサインを自分なりのチャームとして受け入れたいね、と女友達と話してます」
美容エディター
前野さちこさん
『MAQUIA』で編集者として活躍したあと、独立。美的センスを生かして洗練されたビジュアルを雑誌や広告で手がける。
9.BAILA編集部美容担当が夏のスキンケアでやらないこと
肌質・肌悩み
ときにオイリーに傾く普通肌。丸顔ゆえの肉づきのよさでたるみや口角のマリオネットラインが気になる。
夏のスキンケアで《やらない》こと
【NG】朝の水だけ洗顔
>>油性汚れを洗顔料できちんとオフ
「夜、就寝前にクリームをこってこてに塗る派なので、朝はその酸化した油性の汚れをしっかりオフするほうが肌にいいことがわかりました」
水だけ洗顔では落としきれない、タンパク汚れや油性汚れを泡立たないジェルがすっきりオフ。インフィニティ モーニング リニュー 100g ¥2750(編集部調べ)/コーセー
夏のUVケアで《やらない》こと
【NG】顔・デコルテ背中のUV忘れ
>>ジェル&スプレー式UVをフル活用
「顔は心地よいジェルのUVを愛用。デコルテや背中のあいた服をよく着るため、背中に塗りやすいスプレータイプのUVが定番」
ホワイトショット スキンプロテクター DX SPF50+・PA++++ 45g ¥6600/ポーラ
アンテリオス UVプロテクションミスト SPF50・PA++++ 50g ¥2750/ラ ロッシュ ポゼ
夏の食生活で《やらない》こと
【NG】グルテンのとりすぎ
>>うどんよりおそば、パンより玄米
「もともとパンよりお米派なのですが、グルテンを摂取したなと思う翌日は肌がむくんだり、荒れやすくなることに気づき。炭水化物をとる際も、小麦系を選ばないようにしています」
生活習慣で《やらない》こと
【NG】腹筋を甘やかす
>>きちんと動く腸のため筋トレを怠らない
「“出すもの出せる”腸でいるためには、菌活による腸内環境を整えることに加え、腸が動くための腹筋も大事。美肌は腸からと思い、外=筋肉からもアプローチしてます」
メンタルのために《やらない》こと
【NG】気持ちの切り替え前に寝る
>>香りでリフレッシュし持ち越さない
「モヤモヤしたことやネガティブな感情はなるべく翌日に持ち越さないよう、その日のうちに気持ちを整えたい。お香やキャンドルなど、目と香りで癒されるアイテムでリフレッシュ」
BAILA美容担当
肩出しナベ嬢
BAILAエディター歴13年。おしゃれセンスが光る洗練されたビジュアルページに定評。小柄ながらその存在感は絶大。
撮影/目黒智子(人)、ITCHY(物) イラスト/green K ヘア/高橋里帆〈HappyStar〉 スタイリスト/有本祐輔〈7回の裏〉 取材・原文/平 輝乃 構成/渡辺敦子〈BAILA〉 ※BAILA2021年8月号掲載