〈牡牛座〉の2021年下半期の恋愛運と来年の見通しを、鏡リュウジさんの星占いで駆け込みチェックしよう。
《LOVE》どんな恋をするのかそれを選ぶのはあなた自身
恋、そして結婚のチャンスが多い2021年下半期。全体的に好機に恵まれるため、かえってどのタイミングでチャンスに飛び込んでいいか、迷うかもしれません。
恋するときめきを大事にしながら結婚相手を探すなら9月。この時期は、大きな運の流れで見ると恋愛モードですが、恋の星である金星の動きに注目すると結婚の運が高まっているときです。素敵な出会いを楽しみながら、たった一人の愛する人に出会いやすい、運命的な恋の暗示があるといえるでしょう。周囲にも「今、出会いを探しているから」と明言しておくと、素敵な人を紹介してもらえる可能性が高いときです。
ですから、9月に少しでも恋の予感があったら、逃す手はありません。思い切ったアクションを起こして、恋の兆しを確実につかみ取ってください。気になる人には好意を隠さずに伝え、お互いの結婚観も率直に伝え合うことが大切です。もし何かしらギャップを感じても、少し話をしてみて、すり合わせができるなら一歩踏み出して大丈夫。ただ、相手があなたのライフスタイルを大きく変えることを望んでいるなら、愛する気持ちに陰りが見えてくるかも。この時期の恋は恋愛感情が前提にありますから、相手への愛情が長く続きそうかどうかが判断の決め手になるといえそうです。
逆に、結婚を意識しているときにビビッとくる相手を見つけそうなのは11月。結婚を前提としない恋はあまり考えたくない、今からつきあうなら結婚も視野に入れたい。そう感じているとき、あなたの求める結婚相手の条件に近い人が現れます。しかも、あなただけでなく、相手も同じように感じている可能性が高く、どちらからともなく結婚を口にすると、とんとん拍子で話が進んでいくでしょう。12月も同じ流れが続きますが、この時期の恋はより深みにはまる可能性が。色々なトラブルもあり得ます。にもかかわらず、もう離れられないという思いから結婚を決意するような相手との縁がありそうです。
気をつけたいのは、12月の恋には危険な香りがあるという点。相手に恋人や配偶者がいたり、家族の事情などから祝福される結婚が難しかったりするという暗示が出ています。思いは本物であっても、結ばれるまでに紆余曲折ある恋になるため、よほどの覚悟がない限り、深く傷ついてしまうことがあるのは避けられないでしょう。
できれば、9月か11月に出会った人の胸に飛び込み、この下半期の恋を堪能したいところです。
ただ、どんなにダメだと思っても愛する人と一緒にいたくなってしまうのが人情であり、恋の醍醐味でもあります。途中まで行って、危ないと思ったら引き返すのか、それとも最後まで恋の沼につかるのか。選ぶのはあなた自身です。
2022年年明けも恋のチャンスは続きます。いい出会いには事欠かないときですから、ひとつの恋にしばられず、次の出会いに期待して待つのもいいでしょう。
鏡リュウジさん
1968年、京都府生まれ。国際基督教大学大学院修了。心理占星術研究家・翻訳家。新装版『魂のコード』(ジェイムズ・ヒルマン著 鏡リュウジ翻訳 朝日新聞出版)が好評発売中。
イラスト:itabamoe ※BAILA2021年9月号掲載