昨年8月に誕生した次世代スキンケアブランドの「フィボナッチ」と、世界90か国以上で愛され続け、昨年10月に日本に本格上陸した英国ラグジュアリースパブランドの老舗、「エレミス」。昨年出会った新顔の中でこれは推せる!思った2つのスキンケアブランドをご紹介します。
製薬会社発‟できてしまったシミの安全分解を目指す”ブランド「フィボナッチ」
「肌の酸化はすべて悪!」と思っていた私に、逆転の発想でインパクト大だったのが「フィボナッチ」。
製品に配合されている独自成分「メラノキラー」(=オゾン化グリセリン)が、適度な酸化を味方にして、肌を酸化ストレスから守る、とのことなんです。過剰な酸化はもちろん毒ですが、適度な酸化の刺激は、人が持つ‟サビナイスイッチ”をオンにして、シミやくすみの安全分解につながるという研究結果が出ているそう!
オゾン化グリセリンとは、もともと深刻な肌悩みの治療として使用されていて、シミやくすみなどのエイジングサインの改善が多く報告されたのがシミへの応用開発のきっかけとのこと。
ただし、フィボナッチの製品紹介には「肝斑・そばかすには効果を発揮できない」とはっきり書かれています。初めての購入前には、必ず医師監修の「シミ審断」を行い、「効くシミをお持ちの方にお届けする」のが販売ポリシー。
さて、私の顔はというと、シミ(点も面も)、くすみ、肝斑、なんでもあり…です! フィボナッチは即効タイプではなく、1週間使用するとキメや保湿、化粧ノリが変わってきて、1か月でくすみ、4~6か月でシミへの効果実感があるとのこと。
そこで1週間、化粧水・美容液・保湿クリームを使用してみましたら、いつもの鏡でハッとするほと、肌が明るくなったと感じました。その後続けていたら、肌全体のくすみが払われていく実感が。肝斑が薄くならなくても、キメが整い、くすみが払われるととこれだけ印象が変わるんだ、と改めて感じました。
また、一番空気が乾燥する季節に使用しましたが、美容液とクリームの保湿効果が素晴らしいこともつけ加えます。
ブランド名の「フィボナッチ」とは、不安定なオゾンを安定化することで肌に有効に働くことと、自然界で安定的な繁栄をもたらす奇跡のパターン「フィボナッチ数列」が似ていることから名づけられたそう。
容器にはフィボナッチ数列が表す黄金比をちりばめてあり、構造美と機能美どちらも叶えられています。クリーンビューティも理念に掲げる、まさに次世代スキンケアブランド。
(左)朝晩の洗顔後に使用。洗顔後のアルカリ性に傾いている肌を弱酸性に戻して、美容液の浸透を最大限に高める化粧水。サラっとした使用感。pH Tuner(肌pH調整化粧水)100ml/¥4950
(中)全顔用デイリー美容液。低刺激処方で、敏感肌の人にも使えます。1週間で肌の透明感アップを実感できたスターアイテム。Melano Hunt(全顔用デイリー美容液)30ml/¥9900
(右)メラノキラーと保湿成分の相乗効果で、透明感アップとうるおい肌がどちらも手に入る!Skin Bouncer(オールシーズン保湿クリーム)30g/¥7700
英国の老舗が日本に本格ローンチ!ラグジュアリースパ品質の「エレミス」
イギリスで1990年にスタートしたエレミスは、「スキンウェルネスビューティ」を掲げるラグジュアリースパ品質のブランド。国内外問わずセレブに愛され、数々のビューティアワードを受賞。日本では五つ星ホテルのスパなどで採用されてひそかな人気を誇っていましたが、昨秋、本格ローンチ!
エレミスといえば、北極の氷河地帯から中東の死海まで、過酷な環境下にあっても命をはぐくむ藻類の強い生命力に注目しているのも海外では有名。革新的なサイエンス技術で、さまざまな自然の恵みの有用成分を肌に届けてくれます。
効果(各製品の説明とともに後述)はもちろんなのですが、私がエレミスの素晴らしさを実感したのが五感に訴えかけるその実力。英国式のアロマセラピーを取り入れた類まれなるテクスチャーの製品を使っていると、毎日のお手入れ時間が、本当~に極上のスパ体験になるんです。
「肌と心は表裏一体。肌への手ごたえと心身の健康で、人は何倍も美しくなれる」というエレミスの理念が体現された製品ひとつひとつの満足度が、とにかくすごい。大人になるにつれ、肌も心も健康でいることの大切さを実感します。
数多くの製品の中でも、プロコラジェンのシリーズ(中・右)は、エイジングケアの名品として世界中で不動のベストセラー。スパブランドそのものになじみがない方も、ぜひこのシリーズから試してみてほしいです!
(左)肌の上でくるくるとマッサージしながらふき取るだけで古い角質が取り除けるフェイス用パッド。コットンを使ったふき取りを面倒くさがってしまう私にはぴったりでした! 毎日かなりパッドが汚れます…。酵素のパワーがターンオーバーを促進し、肌がワントーン明るく。ダイナミックリサーフェシング フェイシャルパッド 60PK/¥6820
(中)海外で数々のコスメアワードを受賞している「クレンジングを超えたクレンジング」。五感に働きかける精油がブレンドされ、目を閉じてテクスチャーと香りに身を預けると、まさにそこはラグジュアリースパ。クレンジングがこんなに気持ちいいなんて、とずっとクレンジングしてしまう幸せな無限ループに陥ります。プロコラジェン クレンジングバーム 100g/¥7700
(右)海の恵みを凝縮したようなリッチなジェルクリーム。こちらもベストセラー!テクスチャーは、ふるふるのヨーグルトのよう。心地よさとともに肌が潤い、なめらかでハリのある肌を実感できました。プロコラジェン マリンクリーム 100ml/¥27500
ホテル椿山荘東京「悠 YU,THE SPA」で、エレミスのトリートメントを受けてみた!
さて、エレミスの真髄はやっぱりスパで、ということで、ホテル椿山荘東京の「悠 YU,THE SPA」で、エレミスのフェイシャルトリートメント「プロコラジェン エイジディファイ」を受けてみました!(※21年12月に行きました)。
トリートメントを受けるのはとーっても久しぶり。ホテルのサービスというもの自体忘れかけていて、トリートメント前の段階で、おもてなしに感動してしまいました。
トリートメントはクレンジングからスタート。施術は本当に優しくいたわるようなトリートメントで、心からリラクスできました。さらには次々にいい香りに包まれて、横になってるだけなんですが、五感で豊かなリアル体験!
施術の前後で、鏡で肌をチェックするのですが、終わった後は「あれ?20年若返ったかな?」と冗談でなく思いました! 仕事でがんばったご褒美に、エレミスのトリートメントとってもおすすめです。また、プロに施術してもらうと、製品のよさもよーくわかるものだなあと思いました!
エレミス プロコラジェン エイジディファイ(75分)¥34100
(左)使用するエレミス製品。トリートメント前に説明してくれます。
(中)エレミスのアロマオイル。この香りたちが唯一無二です。
(右)「悠 YU,THE SPA」内のショップで、エレミス製品を購入できます。ほぼフルラインナップで見られるのも嬉しい。
新しいスキンケアブランドとの出会いはまさに「幸せな刺激」。
本誌1月号の大特集は「幸せな刺激」でした。新しいスキンケアブランドとの出会いはまさにそれ。
「じつはこんなテクスチャーを待っていたのかもしれない」、「思い込んでたことが、もしかしてもう古い?」などなど。
新しいスキンケアラインとの出会い、も同様だと思います。
シミケアもエイジングケアも技術の進化は目覚ましい。そこに、使う人を思いやる心やストーリーが見えるブランドってやっぱり使うときに幸せな刺激になりますね。
フィボナッチとエレミス、ぜひチェックしてみてください。