ヘアアレンジのプロセスでよく耳にする、「ふる」「スタイリング剤をもみ込む」...実はちゃんとわかってないかも。そんな疑問に、ヘア&メイクアップアーティストの林由香里さんがスバリお答えします!
ヘア&メイクアップアーティスト
林由香里さん
絶妙に旬なトレンドを取り入れながら、その人本来の魅力を最大限に引き出すメイクに定評がある。元美容師という経歴の持ち主で、ヘアも上手と業界で話題。
Q “ふる”って?
A 斜め下を向きながら!
手ぐしを通してあえてスタイルをくずす
カールやまとまりのよい髪を、最後に手ぐしを通して左右にふってくずすと、エアリーなニュアンスが出現
Q スタイリング剤をもみ込むってどうやるの?
A 毛先から上に向かって握る
1.まずは下から上に髪をすくう要領で
ワックスなどを手のひらになじませたら、髪の毛先を包み込み、そのまま上に持ち上げるように毛束を握る
2.顔まわりやトップもクシュッと握って
トップはスタイリング剤がつきすぎると重くなりやすいので、手に残った状態で髪を優しく握り、塗布する
Q ウェットにするって?
A クリーム+オイルを使うと長もちします!
1.まずは一度水スプレーでぬらす
乾いた髪にオイルをつけるとのびが悪かったり、量が必要になることに。まずしっかりぬらして
2.水分を抱え込む軽めのミルクを挟む
毛先を中心にヘアミルクを塗布。こうすることで、重くならずにウェット感も持続しやすく。
おすすめクリームはこれ!
ファイブハーブス リペアリングヘアミルクセラム 100㎖ ¥4290/ロクシタンジャポン カスタマーサービス
3.まずは後ろの髪の毛先を中心に塗布
オイルをまず少量手のひらになじませたら、後ろの髪の中間から毛先にかけて、手ぐしを通すようになじませる。重すぎず乾きにくい。
おすすめオイルはこれ!
リレイ オールユアオイル 150㎖ ¥3850/ジェイフロンティア
4.次にそのまま内側の毛先につける
オイルをつけ足さずに、髪の内側の襟足から毛先に向かって、同様に手ぐしを通しながらオイルをなじませていく
5.髪をひとつに束ねるように塗布を
耳裏やサイドの髪にもまんべんなくオイルが行き渡るように、手ぐしで髪をまとめるイメージでなじませていく
6.手のひらのオイルの残りをトップに
最後に、手に残ったオイルをトップ表面と前髪になでつける。足りなければ再度オイルをとり、3~6を繰り返して
ニット¥13200/ショールーム 233(ジャスト・フィーメール)
撮影/三瓶康友 ヘア&メイク/林由香里 スタイリスト/池田メグミ モデル/椎名美月 取材・原文/森山和子 ※BAILA2022年4・5月合併号掲載