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【英語コーチ西真理子先生がレクチャー】何度もあきらめた人必見!大人の英語が上達する7つの習慣とは?

大人になってから英語を学ぶって、どうすればいい? 大人の英語が上達する7つの習慣とは? 帰国子女でもなく留学もせずに、外資系バイリンガル秘書となった英語コーチ西真理子先生がレクチャー。

習慣1. 文法は大人になってから英語を話せるようになる近道

「大人が学ぶ文法は楽しいですよ」と西先生。会話力とは直接結びつかない思い込みがあるけれど、「10代の頃よりも、バイラ読者の日本語力は上がっているはず。それだけに英語の構造を理解し、実際の会話で表現する力も増しています。文法のテキストは自分の実力よりも低い、中学生レベルのものでまずは充分。そのレベルの文法を使い英語の思考力を鍛える『瞬間英作文』シリーズもおすすめです」

習慣2. まずは「I think〜」とひと言。会話に参加しよう

「英語圏は意見を言うのが大事な文化。質問に黙っていたり、話し出しに時間がかかると、それだけでコミュニケーションする気がないと思われてしまいます。とはいえYESを安易に使うのも危険。内容によって答えがズレる可能性が。英語が理解しづらく、答えるのにやや時間が欲しい場合はまず『I think…』と言い切って。相手に対して『この人は、自分に何か言いたいんだな』と伝えることができます」

習慣3. 学び直し初心者はTOEICより英検を最初の目標に

「TOEICの点数は転職やキャリアアップの目安になるので、目標にするのはおすすめ。ただししばらく英語から離れていた人が受験すると、がっかりレベルの低得点が出ます。これは逆にやる気の低下を招く原因に。まずはweb上で無料の英検4級の過去問を受けて合格するなど、地味な成功体験を積んで。英検2級まで受かれば、TOEICでもある程度の得点は取れるはずなので、そこから挑戦してみては」

成功体験をつくること!

習慣4. 日本語が母語の人から英語を習う

「ネイティブの先生との授業のほうが会話力が上がると思いがちですが、実は英語の仕組みを理解するには、日本人の先生から、日本語で説明をしてもらったほうがわかりやすい。同じ言語のネイティブ同士だから、そりゃそうですよね。さらに“私は文法が弱い”“聞き取りが苦手です”など、自分の弱点をどんどん伝え、その都度指摘してもらうようにすれば、より密度の濃い学びが可能になります

習慣5. 「1年間は頑張る!」と覚悟を決める

「もちろん趣味で英語をやるのもいいと思います。ただし、本気で話す力・聞く力などの力を身につけようとすると、勉強が必要になります。とはいえ、かまえる必要はありませんし、その気になれば費用も抑えられます。たとえば1年と期限を決めて、心に決めたテキストの音読、書き写し、映像や音声のシャドーイングを、毎日少しでも続ける。それだけで1年後には格段に英語力が底上げされます」

習慣6. 礼儀正しい表現を意識して身につける

「バイラ世代の女性に学んでほしいのが、大人にふさわしい話し方。英語にも丁寧な言い回しは存在します。たとえばお願いごとに使いがちな"Please〜"ですが、あれは『~しといてくんない?』という、かなりくだけた言い方で、実際のビジネスのシーンではほぼ使いません。これを"Could you~(〇〇してくださいませんか)?"と言えるだけで、だいぶ洗練された印象に。相手からの反応も変わります

習慣7. 日本語でも主語と目的語を明らかに話してみる

「英語は主語(誰が)、目的語(何に)、述語(どうした)が、はっきりとした構造の言語です。日本語で話す際には意外と混乱している人が多く、まどろっこしい話し方や脱線をしてしまいがちです。そこで日本語でもこれらの文法を意識しながら、相手に伝わりやすい話し方を考えてみましょう。脳内の思考回路がスッキリと整理できるようになり、日本語も英語も、スムーズに使えるようになってきます」

教えてくれたのは

西真理子先生


英語コーチ。国際基督教大学教養学部卒業。留学や海外経験ゼロから英語力を高めて、外資系企業で役員秘書などを経験。著書『決定版「英語を話せる人」と「挫折する人」の習慣』が好評発売中。

取材・原文/石井絵里 ※BAILA2023年2・3月合併号掲載

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