【脱・コートマンネリ２】そのグレーコート、まだまだ素敵に着られます！

ニュアンスのある色味にひかれて買ったグレーコート。年末年始もガンガン着倒した分、最近じゃなんだか、ときめかない、ワクワクしない、さらにはいつも同じ格好に……なんてお悩みはありませんか？　そんな時、即参考になるのがおしゃれプロの着こなし。「その手があったか！」のひとワザを知れば、グレーコートへの愛が再燃♡　冬の終わりまで、飽きることなくおしゃれを楽しめます！

レイヤードテクニックでマンネリを感じさせないのは、リアルバイラ世代のスタイリスト吉村さん。いつものグレーコートに1枚Ｇジャンを重ねるだけで、印象一新！　コンパクトなＧジャンを選べば、重ね着でももたつかずほっそり見えもキープ。インは足もとまでモノトーンでつないで引き算し、全体のバランスを大人っぽく振って。見た目の鮮度はもちろん、寒～い日の”コソ暖”（こっそりあったか仕込み♡）にもピッタリ！

小柄ながらバランスアップ上手！　私服スナップでも引っ張りだこのライター伊藤さんは、媚びない女らしさを味方につけて。柔らかな質感のニットアップに、さらりと肩からかけたグレーコートがよく映える。サテン調のチェーンバッグでビターな甘さを添えて、それぞれの質感が引き立てあう奥行きのあるスタイルに。透ける黒タイツで重さを足もとに残さないのも、小柄ならではのひとワザ。

インの明度を上げてコントラストでメリハリをつけたのは、スタイリスト松村さん。パッと明るく華やかに見え、”地味になりがち”と言われるグレーコートの不安を簡単に払拭。また、コートからのぞかせたニットの袖に太バングルをつけるのも、遊び心あふれる小物使い。胸もとや足首に肌の抜けを作れば、華やかで女っぽい雰囲気を後押し！

スタイリスト上村さんは明るいグリーンニットを差し、グレーコートに大人の可愛げを投入。どんな色にもなじみやすい中間色という、グレーの良さを存分に享受して。きれい色が浮いてしまうかも？　と心配なシーンでもグレーコートがほどよく中和し、大人っぽさと可愛げの両面を堪能できる。ゴールドバックルのヴィンテージベルトや足もとにはさんだソックスなど、楽しげ小物も臆せず盛って。

おしゃれプロだってもちろん、冬のマンネリに悩むことも。けれどそれは、「自分の好きなおしゃれってなんだろう？」「どういう女性になりたいんだっけ？」と考える良いきっかけ。そこから「これを合わせてみよう」「こんなのどうかな？」と、おしゃれのテクニックが生まれることも！

マンネリこそおしゃれブラッシュアップのチャンス！　見違えったグレーコートとともに、冬を乗り切りましょうね。