体の中でも相談しにくいデリケートゾーンの悩み。きちんとケアをしないと、 性交痛や感染症、ニオイ、 かゆみなどの原因になってしまうんだとか。今回は、デリケートゾーンに関する読者の疑問に先生が回答してくれました。
教えてくれたのは
![ボア フィトテラピースクール代表、植物療法士 森田敦子さん](https://img-baila.hpplus.jp/common/large/image/86/86748324-5b3d-4316-8a07-7709bdc62f05.jpg)
ボア フィトテラピースクール代表、植物療法士 森田敦子さん
サンルイ・インターナッショナル代表。デリケートゾーンケアの重要性にいち早く着目。『相談しにくい ちつとカラダの話』(朝日新聞出版)など著書も多数。
Q1 理想的なデリケートゾーンの状態って?
A 粘液力が高く、常に潤っている状態のこと
膣の中は、正しく粘液が分泌され、常に潤った状態なのが理想的。外側はカサつきや、ムレ、かゆみ、嫌なニオイなどがなく清潔であることがポイントです。
Q2 どうして海外と日本でケアの認知に差があるの?
A 日本では母から子へ伝える文化が根づいていないから
海外では母から子へ、デリケートゾーンのケア法などの女性性について、きっちり教える文化がありますが、日本にはそれがないことが大きな要因。
![日本では母から子へ伝える文化が根づいていないから](https://img-baila.hpplus.jp/common/large/image/fd/fdbe11bc-00b5-4bc0-a9d6-db5151cebe7c.jpg)
Q3 ケアやトレーニングで逆に傷つけたりしませんか?
A 基本的には心配ありません。ただネイルには注意して
膣がきちんと粘液で潤っていれば、指を入れても問題ありません。ただし、ネイルをした爪を膣に入れると傷つく可能性はあるので気をつけましょう。
Q4 ちょっとした心配事はどこに相談に行けばよい?
A 信頼して通えるかかりつけの婦人科を見つけておくべき
信頼できる婦人科医を見つけて、かかりつけ医にするのがおすすめ。事前に調べてデリケートゾーンケアの正しい知識ももっている医師を選ぶのが◎。
イラスト/黒猫まな子 取材・原文/和田美穂 構成/田畑紫陽子〈BAILA〉 ※BAILA2020年8月号掲載
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