夏は特に気になるデリケートゾーンの悩みや不安について、バイラ読者351人に緊急アンケート! 95%もの人が悩んでいると回答するも、人には相談しにくいデリケートゾーンのあれこれ。専門家にお話を伺いました。
教えてくれたのは
ボア フィトテラピースクール代表、植物療法士 森田敦子さん
サンルイ・インターナッショナル代表。デリケートゾーンケアの重要性にいち早く着目。『相談しにくい ちつとカラダの話』(朝日新聞出版)など著書も多数。
バイラ読者351人に緊急アンケート
Q デリケートゾーンに関して悩みや不安はありますか?
ある…95%
ない…その他5%
デリケートゾーンに関する悩みや不安がある読者は95%と、ほとんどの人が気になっていることが判明。相談しにくい部位だけに悩みが多いのは当然!?
Q 具体的には何が気になりますか?
ニオイ……………29%
かゆみ……………24%
黒ずみ……………24%
膣の締まり具合…6%
できもの…………5%
悩みなし…………4%
その他……………7%
乾燥………………1%
Q 普段から実践しているケアは?
VIO脱毛………………………29%
専用ソープでの洗浄…………20%
オイルやクリームでの保湿…15%
膣トレ…………………………8%
ケアしていない………………28%
ちなみに膣マッサージは……0%
VIO脱毛をしている人や、専用ソープで洗っているという人は増えてきたものの、ケアしていないという人もまだまだ多い状況。膣マッサージにいたっては行っている人はゼロ。
Q 膣トレや膣マッサージを行うことに抵抗はありますか?
ない…60%
ある…40%
きちんとケアをしないと、性交痛や感染症、ニオイ、かゆみなどの原因に
日本ではまだまだ浸透していないデリケートゾーンのケア。そもそも、ケアをしたほうがいい理由って?
「海外では、デリケートゾーンのケアは当たり前なのですが、日本人は性に関する話は秘める傾向があるので、ケアについての知識も広がらないのが現状。そのため、顔はしっかりスキンケアをしているのに、デリケートゾーンは体を洗うついでにサラッと洗って、あとはほうりっぱなしという人が大半です。でもデリケートゾーンもきちんとケアしないと老化が進んでしまいます。本来、膣は粘膜で覆われていてしっとりしていますが、体を洗うのと同じ刺激の強いアルカリ性の石けんなどで洗い続けていると、粘膜が薄くなって、保水力や弾力が落ちていき、乾燥して硬くなっていきます。すると、性交痛が起きたり、妊娠しづらい状態になったり、細菌などから体を守るバリア機能が失われ、感染症にかかりやすくなることも。これが続くと、膣まわりが老化し、シワやたるみも生じます。また、外陰部は汚れがたまったり、ムレやすい部分なので、ケアをしないとニオイやかゆみのもとに。ですから、専用のもので洗って保湿をするという最低限のケアは、ぜひ習慣にするのがおすすめです」
取材・原文/和田美穂 構成/田畑紫陽子〈BAILA〉 ※BAILA2020年8月号掲載
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