生理など女性の体や心の悩みへのアドバイスが的確でわかりやすいと評判の産婦人科医の高尾美穂先生。BAILA読者のお悩みにもお答えいただきました! 今回は子宮内膜症とのつきあい方について聞きました。
Q 子宮内膜症が見つかりました。こういう病は治療という考え方より、つきあっていくものだという内容の話を病院の先生から聞くけど、イマイチつきあっていくという感覚がよくわからなくて、毎回モヤモヤします。(34歳・小売事務)
A 今すぐは治療が必要でないけれど、「ほうっておくのはNG」という状態
「子宮内膜症は、症状がひどいと手術が必要ですが、生理痛がひどくない場合や、卵巣のはりが大きくないケースなら、特に治療をしないか、ピルなどで治療をしながら、定期的に婦人科を受診して状態をチェックして経過を観察します。これが“つきあっていく”ということで、ほうっておいちゃダメだよという意味です。医師に言われたとおりに定期的に受診することが大切」
イーク表参道副院長
高尾美穂先生
産婦人科医。婦人科の診療を通して女性の健康をサポート。アプリstand.fmの番組「高尾美穂からのリアルボイス」でも情報を発信。著書は『いちばん親切な更年期の教科書【閉経完全マニュアル】』(世界文化社)など。
取材・原文/和田美穂 ※BAILA2021年11月号掲載