カラフルな色で遊ぶのが今年の春メイクのトレンド。今回は、ヘア&メイク千吉良恵子さんに、オフィスに取り入れやすい知的カラフルメイクを教えてもらいました。パープル&シトラスカラーで影と光を演出すれば聡明な目もとに仕上がるのだとか。
知的なオフィスメイクを色の力でやさしげに

紫の影、シトラスの光で凜とカラフル
旬のカラーアイテムをオフィスでも楽しむなら、ブラウンやグレーの感覚で影色パープルを取り入れて。パープルのライン&シャドウでやわらかな囲み目にすれば、塗り方はハンサムなのに、色のニュアンスがあることでどこかやさしげで今年らしいムードに。イエローゴールドとオレンジを指でほんのりとぼかして、パープルをきわだてつつ春らしい明るさをプラス。まつげはカールせずに下まつげまでしっかりマスカラを塗り、リップとチークはヌーディに引き算するのがポイント。ネイルを塗る場合は、ブラウン系を合わせると引き締まったシックな印象に。
〈EYE〉パープルの影×シトラスの光で目もとに聡明な彩りを

1.FASIO “ボリュームタイプを下まつげまでたっぷりと”
束感のある濃密な漆黒まつげに。ファシオ パワフルカール マスカラEX (メガボリューム) BK001 ¥1200/コーセーコスメニエンス

2.AMPLITUDE “スモーキーなパープルとイエローゴールドのデュオ”
グレイッシュな影色パープルと、イエローゴールドを組み合わせ。ヌーディ スプリングカラー フォーアイズ 02 ¥6300/アンプリチュード

3.ESPRIQUE “透明感を引き立てるパールたっぷりのオレンジ”
輝くビタミンオレンジ。エスプリーク セレクト アイカラー N OR207 ¥800(編集部調べ)/コーセー(3月16日限定発売)

4.GIVENCHY “ソフトな芯でぼかしやすいアイリス色のライナー”
ダークパープルのアイライナー。コール・クチュール・ウォータープルーフ 12 ¥3200(限定品)/パルファム ジバンシイ

上まぶたの目頭側2分の1に2のイエローゴールド(A)、目じり側2分の1にパープル(B)を指でぼかす。4のパープルのライナーで囲み目に。下まぶたのラインをぼかすように3のオレンジ(C)を塗る。まつげはカールせず、1のマスカラを上下にたっぷり塗る

〈CHEEK〉チークはバイパス役。ピンクモーヴを横長に塗る

5.NARS “抑えたピンクモーヴで涼やかな肌を引き立てて”
クールな印象に仕上がるマットなピンクモーヴ。NARS ブラッシュ 4081 ¥3700/ナーズ ジャパン(2月7日発売)

目もとのパープルとシトラスカラー、リップのベージュをつなぐバイパス役となるのがチーク。どの色とも相性のいい、抑えた色みの5のマットなピンクモーヴを選び、顔全体の統一感をキープ。頰に横長に塗ることで、知的なムードが増す

〈LIP〉ヌーディカラーで引き算。清潔なうるみ質感を選ぶ

6.RMK “清潔なうるみをたたえたヌーディカラー”
ゴールドとレッドのパールを仕込んだ、肌をくすませないベージュリップ。RMK リップスティックコンフォート エアリーシャイン 01¥3500/RMK Division

リップは6のヌーディなベージュピンクで引き算を。マットなものやクリーミーなものだと重みが出てしまうので、シアーでみずみずしい質感のものを選んで、春らしい軽やかさと透明感を演出して
シャツ(3月入荷予定)¥35000/ドナ メイベル ピアス¥16000/コンプレックス・ビズ・インターナショナル(エラボレイト)
撮影/アシザワシュウ〈S-14〉(人)、久々江満(物) ヘア&メイク/千吉良恵子〈cheek one〉 スタイリスト/辻村真理 モデル/森絵梨佳 取材・原文/長田杏奈 構成/渡辺敦子〈BAILA〉 ※BAILA2020年2月号掲載