眉メイクのクオリティを高めるためにどうすれば? 今さら聞けないあらゆるギモンに、ヘア&メイクアップアーティストの長井かおりさんが徹底アンサー! 今回は、眉マスカラが地肌につかないテクや自然な眉になれる眉ペン、眉毛の基本的なお手入れなどを教えてもらいました。
ヘア&メイクアップアーティスト
長井かおりさん
オリジナリティあふれるメイク理論と簡単テクニックで、雑誌や広告などで活躍。眉メイク探求&プロダクト研究の末、新淡色眉へたどり着く。
Q.眉マスカラがベタッと地肌についてしまいます
A.眉間を寄せながら眉マスカラをON
「近年発売されているマスカラは、必要な分しかとれない設計をしているものが増えています。それでもボテッとつくようなら、ティッシュオフをしましょう。また、眉間にシワを寄せると毛が浮きやすいので、ブラシが肌につきにくいですよ」
眉間をグッと寄せると寝ている毛が立ちやすい
Q.眉頭を自然に描き足すのが難しいです
A.より細く描けるリキッドや極細ペンシルがおすすめ
「眉頭の毛が足りない場合、リキッドアイブロウか1㎜以下の極細芯のペンシルでの“植毛”をしましょう。下から上へと手首にスナップをきかせながら描くと、より自然な“生えてる”感が出ますよ」
“描いてる”感の出ない、ナチュラルな発色。キャンメイク フローレスブロウリキッド 03 ¥1045/井田ラボラトリーズ
Q.そもそもお手入れの正解がわかりません
A.“迷った毛は抜かない!”が鉄則です
「眉まわりの産毛は残しているほうがナチュラルだし、最近のトレンド。だからこそ、眉まわりの毛は処理しないのが正解。眉間や一本だけ離れて目立つ毛など、あからさまにいらない毛は取り除いてOK。ただし、いるかいらないか迷う毛はそのままステイ」
この範囲はお手入れしないのがベター
それでも気になる場合はコンシーラーの出番!
左右差があったり、毛先のバラつきなどが気になる場合は、コンシーラーでカバーしながらコントロールを。均一に広げやすい平筆で塗るのがおすすめ。
撮影/榊原裕一(人)、田村伊吹(物) ヘア&メイク/長井かおり、小澤 桜(MAKEUP BOX) 取材・原文/谷口絵美 ※BAILA2023年12月号掲載