眉メイクのクオリティを高めるためにどうすれば？ 今さら聞けないあらゆるギモンに、ヘア&メイクアップアーティストの長井かおりさんが徹底アンサー！ 今話題のアイブロウワックスの使い方のコツや、眉メイクをキープするアイテムなどを紹介。
ヘア＆メイクアップアーティスト
長井かおりさん
オリジナリティあふれるメイク理論と簡単テクニックで、雑誌や広告などで活躍。眉メイク探求＆プロダクト研究の末、新淡色眉へたどり着く。
Q.最近よく見るアイブロウワックスの使い方が知りたいです！
A.ブラシを面でのせず、立てるのがコツ
「アイブロウワックスは、眉メイクにおけるペンシルと同じ役割なので、グレイッシュ系のカラーを選びましょう。ブラシを寝かせてつけるとベッタリと“のり眉”になってしまうので気をつけて。ブラシを立て、一本一本毛を生やすようなイメージで描きましょう」
眉にのせた瞬間、ふんわりパウダー質感に変化。こすれにも強い。スウィーツスウィーツ アイブロウワックス 01 ¥770／シャンティ
Q.眉マスカラが“パリパリ”になるのを避けるにはどうしたらいい？
A.左右を同時に仕上げず、片眉を仕上げてからもう片眉に取りかかって
「今回提案している眉メイクは、眉マスカラが乾く前に眉ペンシルで描き、カラーをブレンドするのが基本ステップ。マスカラで両眉を塗ってからペンシルで描こうとすると、その間にパリパリと乾いてカラーMIXしづらくなるので、片眉ずつ仕上げていきましょう」
Q.もとの毛流れがバラバラで扱いにくいんです
A.ホールド力が高いフィクサーで固めるのが◎
「バラつきのある毛は処理したくなると思いますが、そこはSTOP。毛流れが整うだけでバラつき＆ボサボサ感は目立たなくなるので、まずは中央に毛を集めるように眉メイクをし、最後にフィクサー（透明マスカラ）で、そのフォルムをしっかりホールド！」
Q.眉メイクが夕方には落ちてしまいます…
A.アイブロウコートの出番です！
「前髪につけたヘアオイルや、ファンデーションの油分が眉メイクを落ちやすくしている場合もあるので、まずはその原因を追究。そこを直してもまだ落ちやすい場合は、アイブロウコートの出番。眉メイクの仕上げにアイブロウコートを使えば、さらにくずれにくくなりますよ」
《1》眉毛全体に行きわたるように、しなりのあるブラシのアイブロウコートをチョイス。片面の液を落としながら、ブラシを広げる
《2》眉頭から眉尻に向かって、ワンストロークで塗るのがポイント。一気に塗ることで、眉のフォルムが固定＆重たくならない
それでも気になる場合はコンシーラーの出番！
左右差があったり、毛先のバラつきなどが気になる場合は、コンシーラーでカバーしながらコントロールを。均一に広げやすい平筆で塗るのがおすすめ。
とろみのある液が眉をしっかりホールド。ペンシルやパウダーもにじみにくい。セザンヌ アイブロウコートEX ¥506／セザンヌ化粧品
撮影／榊原裕一（人）、田村伊吹（物） ヘア＆メイク／長井かおり、小澤 桜（MAKEUP BOX） 取材・原文／谷口絵美 ※BAILA2023年12月号掲載
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