おしゃれな大人のセンスはディテールにこそあらわれるもの。気持ちが上向くことで、周りにも“なんかいいね”って思われる。だからこそメイクで、日常に心高鳴る魔法をかけよう! リップを主役に、より服が着映えるメイクテクニックを紹介。
使ったのはこれ!
《A》フルーツオイルin処方で、色ツヤがあふれる仕上がり。YSL ラブシャイン リップスティック 45 ¥5940/イヴ・サンローラン・ボーテ
《B》内側から湧き上がる血色感が楽しめる。デューイーリキッドチーク LC004 ¥2200/hince
《C》ぬれたようななめらかな光沢感がひと塗りで。ディオールスキン フォーエヴァー グロウ マキシマイザー ヌード ¥5940/パルファン・クリスチャン・ディオール(限定色)
メイクのプロセス
《1》主役となるリップから塗るとバランスがとりやすい。Aをブラシに含ませ、上唇だけオーバーに描き、全体に塗布する。
《2》じんわりとしたリップを引き締めるために、Bのチークを頰中央に三角形にのせて、両頬でリボンのような形に入れる。
《3》目もとには色はあまり入れず、眉下と目尻を囲むようにパールベージュのCを指でなじませ、立体感を加える程度に。
ジャケット¥29700/メゾンスペシャル 青山店(メゾンスペシャル) カットソー・イヤクリップ/スタイリスト私物
ヘア&メイクアップ アーティスト 林由香里さんが語る。大人が髪とメイクに“ひと手間かける”必要性
ヘア&メイクアップ アーティスト
林由香里
ファッションまで熟慮した上で生み出される、トレンドをほどよく取り入れたヘア&メイクを得意とするマルチプレイヤー。パッと見のクールな印象と実はお茶目なキャラのギャップも魅力。
「働くバイラ世代にとって、髪やメイクに頑張った感は必要ないけれど、きちんと感の中にポジティブさは欲しいもの。それには“ひと手間をかけること”が重要なんです。メイクなら定番メイクを持つことももちろん素敵ですが、それだけじゃつまらない。映えたい日には、パッと目を惹くキャンディカラーのリップを塗ってみたり、ときにはアイラインを長く引いてみたり。いつもと違うプラスワンが気持ちを上げてくれるアクセントになります。ぜひそんな“ひと手間”で毎日をもっとハッピーに楽しんでみてください」
撮影/大塚三鈴 ヘア&メイク/林由香里 スタイリスト/大谷玲奈 モデル/佐藤晴美、森絵梨佳 取材・原文/森山和子 ※BAILA2024年7月号掲載