美容エディター松本千登世さん&平輝乃さんが今季提唱するのは「“白さ”より自分らしい透明感」。これまでの美白のトレンドがガラッと変わり、肌をより白くするのではなく“ブライトニング”という考え方にシフトしているのだそう。長年、美容の進化を見守ってきた二人が、今注目している新作アイテムもあわせて教えていただきます!
ビューティエディター 松本千登世さん
「エイジングケア的美白アプローチに注目」
美の本質を突く鋭い視点と清らかな文章にファン多数。新刊に『「ファンデーション」より「口紅」を先に塗ると誰でも美人になれる 「いい加減」美容のすすめ』(講談社)。
ビューティエディター 平 輝乃さん
「白くなくてもいい。必要なのは透明感」
キャリア25年のベテラン。難しいスキンケアをわかりやすく解説するぺージ作りに定評あり。長年の美白ケアの効果で、地黒ではありつつも目立つシミはなし。
二人の今季“No.1推し美白”
松本さん:以下M 今季の美白は白くなることをいちばんの目的としていないというのが大きな特徴でした。
平さん:以下T そうそう。多様性の時代、白い肌だけが美しいんじゃない、大切なのはその人なりの透明感という意識にシフトしています。私、地黒だからもともと白肌へのこだわりはなくて。ブライトニングという考え、大賛成!
M そんな今季の美白の象徴となるのがランコムの化粧水じゃない? 酵素反応を利用して、角層から生まれ変わらせていくのだけど、明るくなめらかになる実感がスゴいの。
【松本さんの推しコスメ】美肌酵素の力を利用して透明肌に最速アプローチ
ランコム クラリフィック デュアル エッセンス ローション
配合のブナの芽エキスが肌の透明感を高める酵素の発現と活性に働く。3%の美容オイルを含む二層式の化粧水。150㎖ ¥11000
【平さんの推しコスメ】肌感度を高めてより効く美白に進化
SHISEIDO ホワイトルーセント イルミネーティング マイクロS セラム
メラニン生成の引き金となる酵素チロシナーゼの活性を複数段階でブロック。血色感のある透明肌に。(医薬部外品) 30㎖ ¥11500
T きめが整って肌がみるみる明るくなる。それが1回の使用でも実感できちゃう。
M その実感の早さも今季の美白の特徴のひとつかも。エスティ ローダーのブライト セラムのように肌機能を底上げすることで美白力を高めるものが増えています。
T もはやシミ一つ、メラノサイトだけをターゲットとしていない感じ。従来のメラニンコントロールは完成形としてちゃんと搭載されていて、それをよりきかせるエイジングケア的なアプローチがプラスされている。
【松本さんの推しコスメ】いらないものを捨てると肌は明るく清らかに澄む
エスティ ローダー パーフェクショニスト プロ ブライト セラム
メラニンをつくらせない、メラニンを細かく砕いて目立たせないという機能に加え、メラニンを自浄してなくす働きをプラス。50㎖ ¥14500
【平さんの推しコスメ】頑固なシミに一撃!くすみや色ムラもみるみる晴らす
コスメデコルテ ホワイトロジスト ブライト コンセントレイト
コウジ酸の美白力に加え、大きなシミの原因、メラニンの塊を粉砕、排出する肌本来の機能をサポート。(医薬部外品) 40㎖ ¥15000
M 肌感度を高めてシミの発生源まわりから肌を整えて美白するSHISEIDOの通称“SAKURAブライト”美白もそれに該当しますね。
T とはいえ、シミに効くものも知りたいというなら、断然コスメデコルテ。長年の実績のあるコウジ酸美白はやはり信頼に値します。
M 同感。コウジ酸美白を基本に新知見に基づいて進化させているのも頭が下がります。
撮影/内山功史(人)、李 哲(物) ヘア&メイク/甲斐美穂〈ROI〉 取材・原文/平 輝乃 構成/渡辺敦子〈BAILA〉 ※BAILA2020年4月号掲載
【BAILA 4月号 好評発売中!】