“お肌の曲がり角”にいるといわれるバイラ世代。化粧品会社各社の最新リサーチをもとに、20〜40代の肌にどんな変化が起こっているのかをひもときます。毎日のお手入れ次第で肌未来が変わることがわかった今、いくつになっても輝く肌でいるための美容貯金をはじめよう!
データが教えてくれる肌のリアル
《1》衝撃!私たち、まさにイマココ‼︎30代→40代の肌の変化が人生最大級って知ってた⁉︎
わかってはいたけれど、年齢とともに輪郭や骨格、目や口の顔の各パーツなど顔の形状は徐々に変化していくというから怖い話。その主な要因は、加齢によって肌の本来の働きが低下し、「肌のハリ・弾力」や「表情筋」などが衰えてくること。しかも他年代に比べ、30代から40代の肌変化が特に大きいというから、今どんなケアをするかが極めて重要!
【日本人女性の各年代の平均顔による形状変化の比較】
《20代》輪郭が広がる、口角が下がるなど、少しの変化が見られる
《30代》30代になるとフェイスラインの形状変化が大きく
《40代》40代はパーツの間延びや目の縮小、口もとのへこみなど大きく変化資料
提供/資生堂
【30→40代の平均的な3次元形状を比較】
顔立ちも間延び傾向に
肌のハリや表情筋の衰えのほか、表皮・真皮の老化や脂肪の蓄積など、内外の複合的な要因によりたるみが発生。その結果、顔が間延びするなど顔の形状に変化が生じる
資料提供/資生堂
【年齢とともに毛穴の形や大きさが変化】
たるみ毛穴へと変わっていく!
年代ごとに毛穴を撮影したもの。20代では小さく丸かった毛穴が、真皮のコラーゲンやエラスチン線維の劣化によって、拡大傾向に。すり鉢状のたるみ毛穴になり、悪目立ちしてしまう
資料提供/資生堂
《2》それでも日々のお手入れで肌の未来は変えられるって最新研究でもわかってます
一卵性双生児でも将来の肌はまったく別もの!
【遺伝子スイッチがON、OFF】の比較
お手入れ次第でエイジング状態に大きな差が生まれる!
同じ女性でも“美肌遺伝子”が機能しているかによって差がつくことがわかるシミュレーション画像。ポーラは美肌遺伝子を目覚めさせる成分の開発に挑み、肌の未来を変えるスキンケアを提案している
資料提供/ポーラ
【加齢に伴うコラーゲン・エラスチン線維の変化】
肌のハリや弾力が衰える要因は紫外線ダメージが大きい!
加齢およびUVダメージによって、コラーゲンやエラスチンの量が減り、質が低下。加齢は避けられないが、ハリや弾力を生み出す源を紫外線ダメージからいかに守るかが重要ということがわかる
資料提供/資生堂
【ヘルシー ロージー グロウな肌をかなえる5つの要素】
健康的で美しい肌をかなえるのは適切なスキンケア習慣
シャネルが京都大学との共同研究(「ながはまコホート研究」:1万人に及ぶ男女の遺伝子解析や長年の生活習慣等の追跡調査)で明らかにしたのが上の5つの要素。UVケアや保湿のほか、鎮静ケアの重要性に着目
《3》だからこそ30代からの「先手必勝ビューティ」で理想の肌を手に入れよう
肌の命運を握る“30代からのスキンケア”。BAILAが掲げる“先手必勝ビューティ”では、コスメの力を上手に借りて、日々のお手入れに自信が持てるような役立つ美容特集を毎月お届けしていきます。未来を変える美肌貯金を今日からスタート!
イラスト/中村千春 取材・原文/中島 彩 ※BAILA2022年6月合併号掲載