雑なケアはゆらぎをまねく!? トータルビューティアドバイザーの水井真理子さんが「ゆらぎスキンケア」の基本のキを伝授! 肌がみるみる元気を取り戻すスキンケア方法とは? 肌に摩擦がかからず、きれいな均一のお肌になれる順番をチェック!
水井真理子さん
トータルビューティアドバイザー。多くの女性の肌に触れ、カウンセリングをしてきた経験から、お手入れ習慣の落とし穴を鋭く見抜く。
雑なケアはゆらぎをまねき、長い目で見て時短になりません!
自分では丁寧に塗っているつもりでも、肌に摩擦刺激を与えたり、洗い残しや塗りムラができてしまったりするもの。そんな知らずしらずのうちの雑なケアの積み重ねで、ゆらぎを招いてしまうんです。大事なのはベタつきを恐れず手のひら全体を使うこと。手から力を抜き、ピンとそらせないこと。指と指の間にすき間ができないようそろえること。平泳ぎのスピードで手をゆっくり動かすこと。そうすることで摩擦がかからず、均一なお手入れに。肌はみるみる元気を取り戻していきます。
洗顔・クレンジング
《1》頰は縦に大きく円を描いて
クレンジングは、4本の指の腹全体で、頰に縦長の大きならせんを描くようになじませる。あご下から耳の前へ、鼻のわきから耳の前へと上下2段に分けて。洗顔料も同様に
《2》おでこは大きく右⇄左となでるイメージ
おでこは、手のひら全体を額に横向きに添わせ、額の端から端まで左右交互に3回ずつなでる。クレンジングも洗顔も同様に。洗い流しは34℃のぬるま湯で12〜20回すすぐ
化粧水・美容液・クリーム
《3》すべて5点置きからスタート
化粧水、美容液、クリームは、適量を取り出したら、両頰、額、鼻の頭、あごの5点におく。頰と額は多めに。5点置きすることで、顔全体に均一にのばし広げやすくなる
《4》指先まで、手のひら全体にのばす
手に残ったものを、手のひら全体に行きわたらせる。頰は内側から外側へ、額は洗顔・クレンジングと同じ要領でなじませていく。小鼻、目まわり、口のまわりは指の腹で押さえて
《5》小指の力を抜いて密着(浸透)させる
すべての保湿アイテムをつけ終わったら、手のひら全体で包み込むようにハンドプレス。このとき小指の力を抜くと、5本の指がしっかりそろい、肌に密着して浸透がよくなる
《6》手を離すときはフワッと力を抜いて
ハンドプレスは、手の場所を少しずつずらしながらまんべんなく。1〜2秒押さえたら、フワッと力を抜いて離す。このフワッと離す優しい刺激で、ふんわりハリのある肌が手に入る
POINT1
手のベタつきは、首でふき取るのを習慣に
お手入れが雑になるのは、みんな手がベタつくのがイヤだから。化粧水、美容液、乳液やクリームを塗ったあと、その手を首へ。首のケアまで習慣化することで手のベタつきも取れますし、手のひら全体で塗るクセがつくようになるはず。(水井さん)
POINT2
ゆらぎ中は瞳のケアも一緒にすると◎
目もとが乾燥してゆらぐのは、ドライアイや眼精疲労で目自体が乾き、巡りが悪くなっているから。眼輪筋が凝り固まると、目のまわりも乾燥。ドライアイ用や、目の疲れに効く目薬でケアすることで、目まわりのゆらぎを防ぐ近道に。(水井さん)
トップス¥6930/ラヴィッシュゲート トウキョウ キャミソール/スタイリスト私物
撮影/天日恵美子 ヘア&メイク/北原 果〈KiKi inc.〉 スタイリスト/門馬ちひろ モデル/松村沙友理 取材・原文/小田ユイコ ※BAILA2023年5月号掲載