【夏の終わりの肌事情】美容研究家 大野真理子さんは、“炎症対策”へのエイジングケアに注力！

紫外線や冷房による肌ダメージを放置していると、この先のくすみやシミ、乾燥の原因に。そんな“ケアの頑張りどき”に、安定した美肌の持ち主たちがリアルにやっていることとは？　今回は、大野真理子さんの夏のスキンケア方法について。

【軽い乾燥肌】
「20代の頃はニキビができやすかったので、大きなゆらぎをつくらせないのが肌人生においての大きなテーマ。年を重ねた今は、気を抜くと乾燥に傾きがち」

「目指しているのは、ぷるぷるでツヤツヤな杏仁豆腐みたいな肌。そのためには、まず炎症対策がカギ。肌の炎症はエイジングのきっかけにもなるので、赤みが出たら即冷やし、抗炎症アイテムを投入。そして内側からハリを出し、乾燥から肌を守るケアを基本習慣に。気温や湿度、ホルモンバランスや日々の生活習慣によってコンディションは変わるので、見て触れる肌との対話は絶対に必要。肌の変化を敏感にキャッチすることで、トラブルの根本原因を避けられますし、対策も練られるようになりますよ」

しぼみ感
「肌の内側にダメージが蓄積されると、どうしても元気のない肌になってしまいがち。そんなときはレチノール系コスメで真皮を刺激しながら、炎症を出さないような攻めのケアを行っています」

目もと
「紫外線を浴びると、目まわりがシワっぽくなってしまうので、コツコツする目もとケアは大切。眼輪筋に沿うように目頭上から外側を通って、目頭下へとくるりとマッサージ」

【落とすケア】3
【入れるケア】7

「個人的な赤み対策として、無理にピーリングなどはせず、するとしてもふき取り化粧水を投入する程度。シワにアイロンをかけたり、肌内部の厚みを増やしたり、メラニンの代謝を改善したくなるので、どうしても与えるケアに比重が」

オイル＋クリームでツヤ増しケア
「ビタミンA配合のオイルに、香りのいいクリームを混ぜてケアをするのを年間通して行っています。ふっくらするようなハリやツヤを与え、潤いを抱え込んだ肌をキープ」

撮影／天日恵美子　ヘア＆メイク／室橋佑紀〈ROI〉　取材・原文／谷口絵美　※BAILA2023年10月号掲載