大人になるほど根深くなる目の下のクマ問題。どうケアしたらいいのか、クマのプロの方々にお話しを伺った。クマの種類を知って、自分に合う対策を実践して。
30代は色みだけでない複合的なクマ悩みが出始める時期です!
クマの種類を知って自分に合った対策を
バイラ読者からも多く寄せられているクマの悩み。クリニックへも、コロナ禍から相談が激増しているのだそう。
「最近SNSなどでもクマ治療の広告が増えていますが、実はその背景にはコロナ禍による生活形態の変化が大きく関わっています。マスクをしていて目の下のくすみが目立ちやすくなったり、リモート会議での画面映りが悪かったりと、クマ悩みが増えたというわけではなく、気づく機会が増えたことで、クリニックに相談に来る方が急増しました」(YOUR FACE 日下邊直樹先生)。
しかし、SNSの広告をうのみにするのは危険なのだそう。
「クマは人によって出方も原因も異なります。実際、ほかのクリニックで失敗したと言って受診する方も多いのが現状。まずは自分のクマのタイプを知って、適した対処をすることが大切です」(松倉クリニック代官山 貴子先生)。
そのクマの見分け方は?
「皮膚を引っぱって一緒に動くなら色素沈着による茶グマ、お風呂上がりに薄くなるなら血行不良による青グマ、光を当てて明るくなるならたるみや骨格によるへこみ、ふくらみの影グマです。でも、30代になると原因も一つではなくなり、茶と青、青と影など、混合グマに悩む人が増えています」(トータルビューティアドバイザー水井真理子さん)。
多様なクマの中でも最近話題なのが、凹凸による影グマ。「色によるクマはスキンケアやメイクでカバーできますが、影グマの場合は目まわりにつながる筋肉や骨格による場合も多いので、マッサージやストレッチが効果的」(エイジングデザイナー村木宏衣さん)。
大切なのは、年々複雑化するクマの原因に合わせたケア。ホームケアから外科手術まで、悩みに合った最適解を見極めよう。
クマの種類、あなたはどのタイプ?




お話しを伺ったクマのプロの方々

トータルビューティアドバイザー
水井真理子さん
エステティシャンの経験をもとに、スキンケアの効果を最大限に高める使い方を提案。

エイジングデザイナー
村木宏衣さん
顔や体のゆがみを整える独自の整筋メソッドで、国内外のセレブリティを顧客にもつ。

松倉クリニック代官山
貴子先生
素材をほんの少しブラッシュアップする自然な施術が人気で、美容業界にもファン多数。

YOUR FACE
日下邊直樹先生
年間150件以上のオペを手がける、クマ取りのプロ。的確なカウンセリングも人気。
撮影/藤澤由加 ヘア&メイク/小澤 桜〈MAKEUPBOX〉 取材・原文/野崎千衣子 ※BAILA2025年10月号掲載
























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