今越さくらです。
今回は、冬の北海道旅でぜひ行ってほしい、自然とアートの世界に浸るオススメスポットを2選をご紹介します。
▶︎氷の祭典「支笏湖氷濤まつり」(千歳市)
厳寒の風土を活かして作られた氷のオブジェが並ぶ「支笏湖氷濤まつり」。
写真では伝わらない圧倒的なスケールで、寒さを忘れてしまうほど感動しました。人生で一度は訪れる価値のある場所だと思います!
オブジェは、昼は透明度の高い淡いブルーに輝き、夜は色とりどりのライトに照らされ、幻想的な世界を演出します。
中に入ることができるオブジェもあり、360度、視界いっぱいに氷の世界を体感することができます。
オブジェの中には、氷で作られたシャンデリアやピアノ、うさぎなどが飾られていて、うっとり。
一方で、天井からかなり鋭利な氷柱(つらら)が垂れ下がっている場所もあり、「地震が来たら死ぬな…」とハラハラしました(笑)それも含めて、自然の魅力ですね。
1月下旬から2月中旬過ぎ頃までの期間限定開催。入場料は500円です。
支笏湖は、千歳空港からバスで1時間ほどの場所です。
滑り止めのついた靴で行くことをお勧めします。
周辺には温泉(時間指定)やコテージ風のカフェ、ホットスナックやラーメンなどが食べられる飲食店が並び、賑わっていました。冷えた体を温める幸せも感じられました(笑)
ぜひぜひ、開催期間を狙って行ってみてください!
▶︎自然と芸術の楽園「モエレ沼公園」(札幌市)
友人の勧めでモエレ沼公園(札幌市)にも行ってきました。
のどかで、美しい場所でした。
この公園全体をデザインした彫刻家・イサム・ノグチ氏は、設計にあたり「人間が傷つけた土地をアートで再生する。それは僕の仕事です」と話したそうですが、公園内を歩きながら、その言葉の重みについて考えていました。
公園内に設置された建造物や彫刻作品は、北海道の豊かな自然の中に溶け込んでいるようにも見えるし、超然と存在しているようにも見えました。
このガラスのピラミッドが公園を象徴するモニュメントです。日差しが柔らかく降り注ぎ、ガラスに反射する景色も、ガラスを通して映る影も美しく、フォトジェニックでした。
公園内には小高い丘が設けられ、ソリ滑りを楽しんでいる人々がいました。
観光客で賑わっているだけでなく、地元の方にも愛されているのが印象的でした。
人と自然の共存においての理想的な姿を見たような気がしたし、この空間がこれから先の未来でも守られていってほしいとの思いが自然と湧きあがりました。
整理整頓された部屋にいると自ずから物を片付けようと思えるように、少なくともこの公園にいる間は、みな等しく、自然を大切にしようと思うんじゃないかな。
アートってすごいですよね。こんなにも優しく「自然と生きるとは何か」をわたしたちに問い掛ける作品に出会うことができたことに、素直に感動しました。
今度は、初夏に訪ねたいです。雪に覆われた一面の大地が緑の息吹に包まれる姿は、壮観だろうな。
みなさまもぜひ、札幌市に旅行に来た際は立ち寄ってみてください。
以上、今越さくらでした。