こんにちは。さわこです。
読書の秋、到来!
今回私が「何度も読み返す思い入れのある1冊」としてご紹介させていただきたいのは、
江國香織さんの短編集『ぬるい眠り』

新潮文庫/¥737
江國さんについてはこれまでも何度かご紹介させていただきました。
そんな私が特に手に取ってしまう1冊です。
まず、9編からなる短編集なので気軽に手を伸ばしやすいのが一つ。
◇表題作の「ぬるい眠り」
主人公の女子大生・雛子が不倫の愛に揺らぐ不安定な日常が描かれています。
男子高校生のトオルとカラダを重ねたり、それでも追い詰められて不倫相手の耕介宅に電話してしまったり…
静かだけど確かな情念と、とろっとしたエロスが魅力的で、つい他の作品も読み進めてしまいます。
◇私が一番好きなのは「清水夫妻」
新聞の死亡欄を見て、見ず知らずの他人の葬儀に参列することを趣味な中年夫婦を描いた異色作。
でもキュっと赤い紅をひいて参列し、その後は鰻を食べる(背筋が伸びている情景が浮かぶ…)、生死に対してスカッとした様子が好きで何度も読み返してしまいます。
いつか自分の葬式もこういう方々が来ちゃようなものになってほしいくらい。笑
全体を通じ、いろんなベクトルの情と自由奔放が味わえていつの間にかヤミツキになっています。
秋の夜長に、少し気だるい大人の物語にひたってみるのはいかがでしょうか?























































