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【「ハイキュー!!」の魅力を語りたい】#めくる手が止まらないマンガ部

こんにちは!

スーパーバイラーズの渡邊りりあです。

 

今月のマンガ部のお題は「一気読みしたマンガ」。

私からはこちら。大人気作品『ハイキュー!!』をご紹介したいと思います。

目次

  1. 『ハイキュー!!』
  2. 魅力的なキャラクター
  3. 圧倒的青春の体感
  4. 互いが互いの"師"であること
  5. 大王様と王様
  6. 因縁の対決、音駒戦
  7. 憧れのスター選手
  8. 魅力を語り出したらキリがない!
  9. ・・・ Please follow me ・・・

『ハイキュー!!』

【「ハイキュー!!」の魅力を語りたい】#めくる手が止まらないマンガ部_1

「週刊少年ジャンプ」にて2012年から2020年まで連載され、アニメ化や舞台化もされている『ハイキュー!!』。

一度も名前を聞いたことがない、という方はいないのではないでしょうか。

 

私は作品名や大体の内容は知っていながら、実はこれまで漫画を読んだりアニメをじっくり観たことはなかったのですが…

昨年、友人から勧められてアニメを見始めてから、魅力にドハマリ!!

アニメを1期~4期まで見終えた後、続きが気になりついにマンガ全45巻を"大人買い"してしまいました。

今回は、そんな『ハイキュー!!』の魅力についてお話したいと思います。

『ハイキュー!!』って、どんなマンガ?

【「ハイキュー!!」の魅力を語りたい】#めくる手が止まらないマンガ部_2

ひとことで表すなら…"超青春バレーボール漫画"。

ただ、このひとことで表現してしまうのは、正直勿体ない。

スポーツ漫画でありながら、私にとって"人生漫画"でもある……そう言い切れてしまうほどの作品です。

名言も多く、きっと今後の人生で振り返ったり背中を押されたりすることが何度もあるだろうな、と確信しています。

 

物語の中心になっているのは、1巻の表紙にもなっている日向翔陽(ひなたしょうよう)影山飛雄(かげやまとびお)

日向は、幼少期にたまたま街中のテレビで観た烏野高校バレー部の"小さな巨人"に魅了され、中学入学と同時にバレーを始めますが、部員はたったの1人というバレー環境に恵まれない状況で中学時代を過ごします。

一方影山は、県内でも強豪校のバレー部でレギュラーとして活躍していましたが、独裁プレーが故にチームメイトとなかなか上手くいかず、"コート上の王さま"とあだ名がついてしまうほど。

そんな2人が初めて出会ったのは、中学最後の大会の初戦でした。

結果は影山たちが圧勝しますが、影山は日向の圧倒的な身体能力や勝ちに対する気持ちの強さを目の当たりにし、日向は影山の類稀なる才能と実力を前に悔しさを滲ませます。

そんな2人が同じ烏野高校バレー部に入部するところから、物語は始まります。

 

この2人を中心とした「烏野高校バレーボール部」が、県内や全国の個性的な強豪校にチャレンジしながら成長していくストーリーです。

魅力的なキャラクター

「どんなところにハマったの?」と聞かれたら、1番はキャラクターが魅力的すぎるところ、かもしれません。

烏野高校バレー部のメンバーはもちろん、他校のプレイヤー1人1人のキャラクターそれぞれに違った個性や魅力があり、悪い人・嫌な人が1人も出てきません。

スポーツという勝負の世界。華やかな選手や派手なプレーが目立ったり、そしてもちろん、"勝ち負け"という結果からは逃れられません。

けれど、エースだけ、あるいは勝者だけをクローズアップするのではなく、一見あまり目立たない選手や敗者たちの背景まで丁寧に描かれている……そんなところにもこの作品の魅力があると思っています。

圧倒的青春の体感

学生という限られた時間の中でも、特に高校3年間は、子どもと大人の狭間で揺れ動くとても繊細な時期であるように感じます。あの頃の記憶は今でも思い出せるほど。部活のことだけでなく、勉強も、恋愛も。さらに、将来の目標がぼんやりと浮かんできたりもして……大人になってからは絶対に味わえない特別な時間でした。

それはこの『ハイキュー!!』の物語の中でも同じかもしれない、と感じる瞬間があります。

 

物語のほとんどは、日向と影山が高校1年生の頃が描かれています。高校に入学し、初めての練習試合、インターハイ予選、春高予選、春高……カレンダーで考えるとそこまで長い期間ではないのですが、非常に密度の濃い時間が流れています。

一分一秒たりとも無駄にできない、成長・成熟の時間。読者としては、どれも見逃したくない瞬間です。それがまさに、高校時代の"青春"であるように感じるのです。

 

辛く苦しい練習の時間も、ただただ楽しい仲間達との時間も、緊張して震えるほどの大事な一戦も。まるで日向たちと同じ目線で、自分も高校生に戻ったような気持ちで、青春を体感できる瞬間があります。

互いが互いの"師"であること

烏野高校の前に次々と立ちはだかるライバル校たち。

彼らがこの作品の魅力を更に引き上げていると言っても過言ではありません。

スポーツでも、勉強でも、好敵手=ライバルがいることは自分の実力を押し上げることにも繋がります。

烏野のメンバーたちもそう。他校の選手達の良いプレーを見ることで新たな視点を得て、練習し、習得し、時にはアレンジしながらパワーアップしていく。

誰かに勝つということは、誰かを見下すことや馬鹿にすることではない。

すごいことはすごい!と素直に認め、学び、思考を止めず、そして努力し続けること。その姿勢こそ成長に繋がるのだろうと感じます。

 

バレーボールにはポジションがあるので、同じポジションの相手をライバルとして意識したり、同じチームの中でも影響を受けたり、時にはチームの垣根を越えて教えたり教わったりしながら切磋琢磨していく。互いが互いを"師"として高め合う姿は、とても尊く、見習いたい!と思わされます。

大王様と王様

【「ハイキュー!!」の魅力を語りたい】#めくる手が止まらないマンガ部_3

数々の魅力的なキャラクターの中でも、私の1番の推しは及川さん(及川徹)です。

青葉城西高校の3年生で、影山の中学の先輩でもあります。県内1の実力の持ち主で、その刺々しい発言や影山に対する剥き出しのライバル心も強く描かれているので、初めは「この物語の悪者か…?」とも思いましたが、そんなことはありませんでした。

超努力家な天才かつ周りのプレイヤーの魅力を最大限に引き出せるセッターである彼のことを、私は圧倒的主人公だと思っています。

【「ハイキュー!!」の魅力を語りたい】#めくる手が止まらないマンガ部_4

1番泣いたのはこの「才能とセンス」の回。

(ハイキュー!!ファンならわかってくれるはず…!)

"才能は開花させるもの  センスは磨くもの!!" という及川さんの名言があるのですが、この"才能を開花させる"のも、”センスを磨ける”のも、人知れず努力し続ける土台があるからこそなのだと、及川さんのプレーを見ているとひしひしと伝わってきます。一見華やかなキャラクターでありながら、実は1番泥くさい。そんなところがすごく魅力的で、大好きです。

 

幼い頃からの相棒、岩ちゃん(岩泉一)とのコンビネーションも絶品。この17巻のラストはもう、涙なしでは読めませんでした。

 

及川さんは、影山という天才にずっと敵対心を抱いていますが、2つ年下であるにも関わらず、中学の時から真っ直ぐその実力を認めているというのもすごいと思うんです。一方で影山にとっては、及川さんは身近にいた目指すべき先輩であり、越えられない壁、一番怖い存在でもある。そんな2人の「越えられない、越えさせない、でも越えたい」そんな関係が非常に熱くて、ヒリヒリして、そして羨ましい。

45巻を読み終えてからこの気持ちが一層強くなったので、これから読む人にはぜひこの2人の関係にも注目していただきたいです。

因縁の対決、音駒戦

【「ハイキュー!!」の魅力を語りたい】#めくる手が止まらないマンガ部_5

烏野は宮城県にある高校ですが、以前バレー部の監督を務めていた鳥養監督のライバルは、東京の強豪校である音駒(ねこま)高校の猫又監督です。この二校は良き好敵手として描かれており、両校の試合は、烏と猫の対決、通称「ゴミ捨て場の対決」と呼ばれています。

 

合宿や練習試合を通して音駒高校のメンバーたちから刺激を受けた烏野メンバーは、より一層レベルアップしていくのですが、33巻からこの因縁の公式戦対決が描かれます。

現在、アニメは第4期まで終わりましたが、それがちょうど音駒戦の前。アニメ5期でこの戦いが見られるかも!と思っていたのですが、2023年夏に映画2部作の公開が発表されています。なので、今年の夏、スクリーンでこの音駒戦を見られるかも…。そう思うとワクワクが止まりません。

多彩な攻撃の烏野に対し、守りが堅い音駒。互いに一歩も引かない手に汗握る展開で、ハイキュー!!ファンが選ぶランキングでは必ずといっていいほど1位に入っている試合です。

憧れのスター選手

【「ハイキュー!!」の魅力を語りたい】#めくる手が止まらないマンガ部_6

ハイキュー!!の中で私の1番の推しは及川さんですが、漫画を通して1番ファンになったのは木兎光太郎(ぼくとこうたろう)です。

(推しとファンって違うの?!と言われそうですが)

 

音駒と同じく東京の強豪校・梟谷学園の3年生であり、主将。ポジションはウィングスパイカーで、全国で5本の指に入るほどの実力の持ち主です。一見パワープレーが目立ちますが、超インナースパイクやギリギリのストレート、リバウンドやブロックアウトなど巧みに技を使い分ける選手でもあります。

 

とにかく、バレーが好きで好きで仕方ない!勝ったら嬉しいから勝つ!

素直で真っ直ぐな姿にどんどん惹かれ、烏野にとってライバルでありながらも、木兎のスーパープレーにはつい拍手を送ってしまいます。中でも、「“楽”じゃなく“楽しい”を考える」というエピソードは、心にグッと響きました。

いつでも、どんな時でも、彼みたいに"楽しい"を考えながら強くなっていけたら。そんな憧れを抱かずにはいられません。

ちなみに、彼は「ヘイヘイヘーーーイ!!」と言ってよく調子に乗るのですが、自分で自分を高める、盛り上げるかけ声ってすごく良いなと思い、ここぞという時にマネして心の中で唱えています。さすがに声に出すのは難しいですが。

そんな木兎を上手に操る、2年生の赤葦というセッターとのエピソードも必見。これから読む方は、ぜひ梟谷のメンバーにも注目していただきたいです。

魅力を語り出したらキリがない!

【「ハイキュー!!」の魅力を語りたい】#めくる手が止まらないマンガ部_7

『ハイキュー!!』の魅力についてお話してきましたが、正直ここだけでは語り尽くせないくらい……うまく言葉にできないのがもどかしくなってきました。

 

ちなみに、「バレーボールに詳しくないから…」と躊躇している方がいたら、その心配は無用です。少し難しいかもという場面では丁寧な解説が入ったり、ローテーションのわかりやすいイラストが描かれていたり。作品を楽しみながらバレーボールの知識もついてきます。

私は漫画を読み終えた後、本物のバレーボールの試合をより楽しんで観られるようになりました。元々オリンピック等の大きな大会は観ていましたし、ある程度の知識はあるつもりでしたが、今までとは比べものにならないくらい。

あ、今この選手はこう考えてたんじゃないかな、えっ、今の連携凄い!など、より細かなところまで楽しめるようになりました。

 

「読んだことない」「知らない」はもったいない!

少しでも興味のある方は、アニメからでも、漫画からでも、まずはぜひ一度読んで・見てみてくださいね。

 

この記事が、誰かの『ハイキュー!!』の入口になってくれることを願っています。

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ここまでお読み頂き、ありがとうございました。

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