【勝ちたいと思った場面でしっかり勝つのが本当の金メダリストだと思うので、そういう強い人になりたいと思いました(宮原知子さん・フィギュアスケート・19歳】
桁違いの練習を重ね「ミスパーフェクト」の呼び名どおりの完璧な滑りを見せてくれる宮原さん。グランプリファイナルでは回転不足で必ずしも満足のいく演技ではありませんでしたが、疲労骨折による療養というマイナスを感じさせない素晴らしい仕上がりに。くじけない心の強さを感じます!
【どんな状況に置かれても、自分をしっかり保ってベストを尽くせる人が、大舞台で勝てる選手なのだと思う(高梨沙羅さん・21歳・スキージャンプ)】
ジャンプを飛ぶときの姿勢が精密機械のように変わらない彼女。体は小さいけど、抜群の再現性で女子ジャンプ界に君臨し、海外でも高い人気を誇ります。自分を冷静に分析する能力も高く、大変な努力家です。まじめで繊細すぎる性格が平昌でどう作用するかが、勝敗のカギになりそう!
【この悔しさも、逆に考えれば次にいいことが来るのではないかという期待につながる(葛西紀明さん・45歳・スキージャンプ】
ウィンタースポーツ界を牽引してきた大ベテラン。負けん気の強さが魅力だけど、それゆえに敗北の悔しさを引きずり、一時は自信を失っていた彼ですが、経験を重ね、バンクーバー五輪で入賞したころからメンタルが安定し、考え方や言葉がどんどんポジティブになっています。8度目の五輪でぜひ金メダルを!
【自重した3位狙いではなく、金や銀を狙うレースをしなければいけないと思ったんです(渡部暁斗さん・29歳・ノルディック複合)】
オリンピックも大事だけれど、最大の目標はW杯総合優勝だと語る渡部選手はジャストBAILA世代。五輪の熱狂を一歩引いて眺められる冷静さは、アスリートとして大きな強みです。僅差の争いが展開する複合の距離では、金メダルを狙ってこそ銀や銅メダルが手に届くという、まさに彼らしいひと言です。
【選手としての究極の目標ではあるけれど現段階では夢です(本橋麻里さん・31歳)/やったぜというより、ありがとうという感じです(藤澤五月さん・26歳・ともに女子カーリング)】
30代になり人間的にも成長した本橋選手。自らスポンサーを探すなど、苦労して育てたチームで五輪出場を勝ち取ったのはさすがです。さらに、司令塔である藤澤選手はとにかく練習量が豊富。『LS北見』に移籍してメンバーに頼ることを学び、それが好結果につながっています。国際的な大舞台で活躍する同じBAILA世代の女子たちに絶対に感銘を受けるはず!