テーマは“泊まれる本屋”。
実際には、本を購入できないので本屋さんではないのですが、この言葉に惹かれるブックラバーはおおいのでは。
何年も前の貴重な「装苑」や「花椿」、
旅雑誌、絶景本や「奇怪遺産」などの写真集、
村上春樹さんコーナーがあったり、
男子マンガは「スラムダンク」や「寄生獣」など、
文庫や新書もちらほら。
英語や中国語のガイドブックがあるのも、外国人が泊まりやすいゲストハウスならではです。
みんな部屋着に着替えて、のんびり読書していました。
全く知らない人の、くつろぎ読書スタイルって、なかなか見る機会がないので、ちょっと面白かったです。
猫村さんで有名なほしよりこさんの『逢沢りく』を読んで、人前なのに泣きそうになったり。
平松洋子さんの『サンドウィッチは銀座で』を読んだら、とてつもなく洋食が食べたくなり、
近くにあった「キッチンチェック」という創業40年以上の懐かしい感じのお店に駆け込んで、オムライスを食べました。
そのあとは深夜カフェへはしご。
そんな風にしていると、東京在住なはずなのに、福岡など地方都市に旅行に来ているかのような気分になり、新鮮でした。
プチトリップ気分で、東京のゲストハウスに泊まるの、楽しそうです。