BAILA編集部員のおすすめやお気に入りをリレー式で綴る「エディターズピック」。vol.21は、涼やかに夏の到来をお知らせしてくれる、京都・大極殿本舗のレモンの「レースかん」。
美しいです、とにかく。レモンのスライスをレースに見立てた、京都・大極殿本舗の夏の名物「レースかん」。これが取り寄せ可能になると、私の夏は始まります。
5月〜9月頃までの季節限定製品で、爽やかな酸味のレモン羊羹。これは切った状態だけど、ひと棹の状態だとよりレースみが強く、それはそれは綺麗。ガラスの器と自然光と相性が良く、取り寄せるたびに写真に収めてしまう。レモンのほのかな酸味と寒天の甘さのシンプルな味わいもよし。冷蔵庫で冷やし、少しずつ切ってちびちび食べるのが初夏の幸せ。
大極殿の寒天だと、京都のお店に併設された甘味処で味わえる「琥珀流し(またこれも綺麗な名前)」が好きで。レースかんは羊羹なので自立型のしっかり寒天ですが、琥珀流しは器に盛られたプルプル系。それに月替わりで季節のシロップがかけられており、名前の通りの美しさ。「ちょっと京都へ」が困難になってしまいましたが、ちびちび食べるレースかんでその想いを少し埋め合わせるのも悪くなし、です。
肩出しナベ嬢
「肌と心にセンシュアルを」がテーマの美容、時々食担当。白より黒、リボンよりスタッズ、カシオレよりビール、甘いものより塩っぱいもの党。花と花器ばかり買ってしまう日々。肩出しと名乗ってますが、背中だって出していきたい。