ふと立ち寄った書店で、手帳サイズの小さな本と出合いました。
小学校の国語の教科書でもおなじみ、“がまくんとかえるくん“が描かれた本です。
『ふたりは ともだち』をはじめとしたアーノルド・ローベルの4冊の絵本から、がまくんとかえるくんの日常の一節があつめられていて、好きなときに、好きなページを開いて眺めるようになりました。
かえるくんの寝ているベッドがちょうどひとりにぴったりで、枕が大きくて気持ち良さそうだなあとか、がまくんのまあるい体に沿うようなちょっと厚めのジャケットが可愛いなとか、なぜかおもに絵の方をじっくり見つめてしまいます。
ふたりのやりとりはもちろん、冬に家の中にいるときに腰掛けるソファの生地感や、春の訪れを感じる陽射しなど、どこかに必ずある“あたたかみ”に吸い寄せられているのかも…?
ベッドサイドテーブルに置いて、1日の終わりに頭をからっぽにして読むとぐっすり眠れそう。せわしない日々を送っている人にもおすすめしたい1冊です。