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手持ちワードローブをよみがえらせる投入ボトムは「ユナイテッドアローズ」の白いカーゴパンツ!【エディターズピック】

ファッション誌に携わっているからといって、毎シーズン、ワードローブにある全てのアイテムを入れ替えるわけにはいきませんが、ボトムだけは時代感が出るので意識的に更新するようにしています。

この春夏の新規投入はユナイテッドアローズのカーゴパンツ

ユナイテッドアローズ カーゴパンツ

例えば、昔よく履いていたシンプルなスラックスをタンスの奥から引っ張り出してきたら、ウエスト位置が驚くほどどっちつかずだったり、ベーシックな黒スカートでも丈がどうにも微妙だったり、そんな経験をするたび、ボトムって変わらないようで結構変わるんだと身にしみて感じるように。特に大人になって好きなテイストが定まっている分、ワードローブの“今っぽさ”を支えるのがボトム。なので、シーズンごとに新しい気分のボトムを追加し、その分古いボトムを少しずつ追い出しながら新陳代謝を図ります。そうすれば新規加入したボトムによって、手持ちのトップスは蘇り、新しく買ったトップスはしっくり今っぽく着られるから。

大人がきれいに履けるカーゴパンツを探して

前置きが長くなりましたが、今季のご新規ボトムはこちらの白いカーゴパンツ。バイラ5月号のパンツ特集でも、スタイリスト百々千晴さんのスタイリングが素敵で、”今年はカーゴ”と自分の心が決まりました。理想のカーゴパンツを求めて店巡り&試着をした結果、ユナイテッドアローズのオリジナルにたどり着きました。

 

大人がカーゴパンツを選ぶ場合、「どこまでカーゴパンツっぽさを残すか」が判断の分かれ目。もともと作業着として生まれたタフで無骨なパンツだから、今の時代に履くならモダンさは必要。ただクリーンすぎてもカーゴの持ち味がなくなってしまう。と、落とし所を悩んだ結果、結論から言うと、今年は「カーゴっぽさはかなり控えめで、全体にきれいめなデザイン」を選んで正解でした。

色はカーキじゃなくて白

きれいめに印象がシフトするのに加えて、白っぽいワントーンコーデを作れる利点も。ただ、真っ白は文系インドアな私にはアクティブすぎて眩しいので、ややくすんだホワイトをチョイス。

ウエストはコードじゃなくてジップ

カーゴに限らず、パンツのウエスト部分のデザインって、パッと見たときのカジュアル度合いを左右するもの。定番の紐で絞るタイプではなく、一歩クリーンに見えるデザインに。

手持ちワードローブをよみがえらせる投入ボトムは「ユナイテッドアローズ」の白いカーゴパンツ!【エディターズピック】_2

ポケットはボリューム控えめでほぼフラット

カーゴパンツの一番の特徴である両サイドのポケット。オーセンティックなマチのあるフラップポケットは無骨でカッコいいけれども、自分の体型ではボリュームを持て余すので、今回はきれいめを選択。その代わりというか、ジップに長い引き手がついているのがワンポイントになっています。

手持ちワードローブをよみがえらせる投入ボトムは「ユナイテッドアローズ」の白いカーゴパンツ!【エディターズピック】_3

生地はタフすぎず、テロテロでもない

ここは中庸に。もともと作業着なのだから、丈夫で破れにくい生地が基本のカーゴ。でもガチのタフさはオフィスワーカーには不似合い。かといってサテンだとドレスアップがすぎるし、シャカシャカ素材だとスポーティ方向で、インドア派の自分では持て余しそう。

手持ちワードローブをよみがえらせる投入ボトムは「ユナイテッドアローズ」の白いカーゴパンツ!【エディターズピック】_4

裾を絞っても絞らなくても着られる仕様なのもいい。シルエットが、ここ数年お世話になりっぱなしのハイウエストのワイドパンツに近いテンションで、今あるワードローブに無理なく入り込めるのが大きなポイント。

 

シーズン初めに新しいボトムが上手く買えると、「このトップス、今年もいけるじゃん」とワードローブ全体が蘇る感覚がして、買い物の満足度が上がります。

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