永遠のベーシックを代表するローファーがトレンドの最前線に! 今回は、ハイブランドの名品ローファーをご紹介。高いクオリティだからこそ際立つ、 上品なトレンド感と大人の遊び心に注目して!
【DIOR】丸みのあるフォルムとボリューム感がまさに今の気分!
もともとはメンズコレクションで発表されたローファーを、タイムレスな視点でアップデートした「DiorCode」(ディオールコード)。甲の部分についた黒のエナメル&シルバーのプレートには、「ディオール ブックトート」に着想を得たゴールドトーンのブランドロゴ入り。ころんとしたラウンドトゥ、厚底ノッチラバーソールが今年らしい着こなしを約束。ソックス合わせも可愛い。靴(3.5)¥158000/クリスチャン ディオール(ディオール)
【GUCCI】名品ローファーを現代的に解釈したモダンなデザイン
ブランドのアイコンであるホースビットローファーを再解釈することで生まれた新作は、丸みのあるスクエアトゥと甲のスクエアモチーフが特徴。大きめでボリューム感のあるゴールドのホースビットが、アクティブな印象を添えている。ローファーにしては高めの2.5㎝ヒールで、全身バランスがよく履けるのも魅力。甘めのフェミニンなスタイリングにも合わせやすい。靴(2.5)¥135300/グッチジャパン(グッチ)
【HERMÈS】美しいピンクが際立つすっきりとした端正なフォルム
足が美しく見える細めの繊細な作りで、マニッシュでありながらどこか女性らしさを感じさせる一足。スウェード素材ならではの優しい発色のローズピンクが、足もとの上品なさし色にぴったり。素足やソックスはもちろん、グレーのタイツとの相性も抜群。メゾンを象徴する「ケリー」バックルをピンクゴールドにすることでレザーの色となじみ、一層ラグジュアリーな雰囲気に。靴(2)¥181500/エルメスジャポン(エルメス)
【MIU MIU】表情のあるアンティークブラウンが個性をプラス
1950年代、アメリカでは大学生が着用する制服の一部だったローファー。制服の着用に反抗した学生たちがレザーストラップの切れ込みに1セント硬貨(ペニー)を挟むようになったことから「ペニーローファー」と呼ばれるように。この伝統的な靴を大胆なデザインで再解釈。アメ色ブラウンの味のあるレザーやエンボス加工のブランドロゴで新鮮に。靴(2)¥145200(予定価格)/ミュウミュウ クライアントサービス(ミュウミュウ)
【TOD'S】ブラック×ホワイトのバイカラーがモダンな印象
甲のサドル部分に切れ込みがある、クラシックなペニーローファーがベース。モノトーンの配色で一気にハンサム&印象的に。存在感のあるタンクソールがカジュアルなムードを添えている。ヒール後ろ部分にはブランドのシグネチャーデザインであり、ドライビングシューズからインスパイアされた「ゴンミーニペブル」が。気分が上がるインソールの千鳥格子柄もチェック! 靴(3.5)(9月発売予定)¥91300/トッズ・ジャパン(トッズ)
【JIMMY CHOO】クリスタルのフレームがさりげない華やかポイント
一見シンプルなローファーでありながら、ウェルトと呼ばれるアッパーとソールのつなぎ目に、繊細なクリスタル装飾を施しキラキラとしたポイントに。重量感のあるチャンキーソールで、今年らしさも満点。上品なツヤのあるレザーで、さりげなく効かせ色になってくれるバーガンディーカラー。ブラックやブラウン、グレーなど合わせる服を選ばないので、登場回数が増えること間違いなし。靴(3)¥119900/ジミー チュウ
【CHLOÉ】ストレスフリーなラバーソールで可愛くスタイルアップ
少し丸みのあるボーイッシュなシルエットと、光沢感のあるカーフとのバランスがどことなくクールな印象の一足。大きな揺れるタッセルと、アッパーのスカラップがほんのりフェミニンなアクセントに。ハチミツのような色のラバーソールと、トラッドなデザインとのコントラストが今どきのエフォートレスなムードにぴったり。しかもクッション性が高く履き心地抜群!靴(1)¥107800/クロエ カスタマーリレーションズ(クロエ)
撮影/西原秀岳(TENT) スタイリスト/吉村友希 取材・原文/発田美穂 ※( )内の数字は編集部で計測したヒールの高さで単位は㎝です ※BAILA2022年10月号掲載