組織に属しながら、自分らしくしなやかに働くバイラ世代。通勤スタイルも、プライベートも、バッグの中身を通して見えてくる! 今回は、パーソルキャリアで働く竹内里香さんが毎日使っている相棒バッグとその中身をご紹介。
パーソルキャリア dodaプラス事業部 ユニットリーダー
竹内里香さん(35歳)
育休中に一時的に就労できる制度でスムーズに復職
【MY BAG】CELINEトートバッグ
必需品がすっぽり入るジャストな大きさ。どんなオフィスルックにも合わせやすい上品な色で、毎日使っている相棒的バッグ
What's in my bag?
1子どもの支度で忙しい朝は薬を飲み忘れがちなので巾着に予備の薬を常備 2コスメは最低限で、なるべく身軽に 同僚たちから「気分が上がるように」ともらった応援品は常にポーチに 3電動歯ブラシは「ポケット ドルツ」を長年愛用 4疲れたときは香りで脳内を切り替え ヨガの先生の影響で始めたアロマ。育児や仕事のスキマ時間の大切な癒し 5作業効率を重視して、マウスも常に携帯 リモートと出社が半々のため、PCは常にバッグに 6プライベート用と仕事用で使い分け オンライン会議はマイクつき有線、プライベート用はデザイン重視 7SLGは落ち着いた色みで統一しつつ、バイカラーで華やかさを
悩みごとがあったとき、寄り添ってくれる仕組みがあることが安心感につながる
人材サービスを手がける「パーソルキャリア」で、法人と個人をつなぐ転職支援を担当する竹内さん。社内制度で立候補し、憧れていた現在の営業職へ異動。リーダーを任されるまでになった。しかし、その後キャリアに悩んだそう。
「不妊治療の最中で、キャリアアップを目指すのか、家庭に比重を置くのか悩んでしまって」。
無事授かった第一子の育休中に気づいたのは、仕事への思いだった。「育児の合間に仕事の情報を追っている自分がいて。社会とのつながりも恋しくなっていました」。保育園が決まらず復帰のめどが立たないなか、「育休ウェルカムバック制度」を知り、「ぜひ、やりたい」と連絡をしたそう。一日3時間ほどのオンライン勤務で、主に新人研修のロールプレイングを担当。「少しの勤務でも仕事の勘が戻ってくる感覚が。新人との関わりも刺激になり、復帰にさらに前向きになれました」。社員の不安に寄り添う制度があるという安心感が、社内の雰囲気のよさにつながっているという。
「私なりのやり方で、大好きな仕事を一生続けたいです」。そう語る竹内さんの持ち物は、ミニマルながらもうまく気分を切り替えるアイディアがちりばめられていた。
わが社のご自慢
育休中でも一時的に短時間の勤務ができる
社会から離れることによる孤立感を減らすため、希望があれば一時的に働くことができる「育休ウェルカムバック制度」。段階的に復帰していくことで育児との両立の不安感軽減にも
勤務時間や場所を柔軟に選択できる「FLASH」
キャリアやライフステージに合わせ、働く日数・時間・場所・休職を選択できる制度。介護や治療から、趣味やボランティアまで理由は自由で、「FLASH」を使ってMBAを取得した人も
撮影/宮下昌生〈hannah〉 取材・原文/久保田梓美 ※BAILA2023年5月号掲載