とにかく服をためこんでしまうためパンパン!という「ブラックホール型」クロゼットの代表・日下知世さん(スーパーバイラーズ)。スタイリスト吉村友希さんがおすすめしたのは「頻度別収納」。着る頻度の低いアイテムが自然に把握できるようになり、新しいテイストにチャレンジしやすくなります。
よっしーこと スタイリスト 吉村友希さん
断捨離企画では毎回のように先生役として登場し、愛のある目線で読者のワードローブを徹底仕分け。上品で女らしさのある着こなし提案が得意。
“とにかくため込む”ブラックホール型 日下さんのクロゼットを改革!
「パンツや無地トップスなど、似たアイテムが多いですね」(吉村さん)、「処分するきっかけがなくて……」(日下さん)
こうして手放す!
①2週間分の着こなしを毎日撮影
「2週間分の写真をチェックして、まず自分がどの服をどのくらい着ているのか把握しましょう」
②登場しなかった服を仕分け
「2週間のうち一度も着ていない服は、今季もう着ない可能性が高め。一度すべてを“手放す枠”に」
③登場した服を8:2に分けバランスを調整
「ベーシック服:派手服= 8:2くらいがちょうどいいので、全体を見て足りない部分を②の“手放す枠”から補いましょう」
クロゼットを整理してわかったこと“ 柄がない!”
〈手放す!〉
「パンツとシンプルカットソーが多いので、着ていないものは処分。日下さんのきれいめなテイストから浮く、旬を過ぎたロゴトップスも手放して」
〈残す!〉
「出番も多い今年らしいブラウンのトップスやきれい色パンツはキープ確定。唯一カジュアルなデニムも、トレンドのスリット入りなので残します」
投入アイテム
パンツが多い日下さんはスカートで印象を変えて
黒ベースなら柄初心者でも◎。スカート¥20000/ゲストリスト(リトラル)
キープ服+投入アイテムで、よっしーがスタイリング!
花柄スカートにTシャツ投入で甘さとカジュアル感をいいとこ取り
「大人っぽい黒の花柄なら、日下さんの品のあるワードローブともマッチします。柄に抵抗があるそうですが、顔とスカートの間に黒のシンプルTを挟むことで、取り入れやすくなりますよ!」(コメントすべて吉村さん)
デザイントップスをさらっと合わせデニムスタイルをモードに格上げ
「前スリット入りのデニムは今年も引き続き人気のアイテムです。アシンメトリーなデザイントップスと合わせて、きれいめカジュアルに。女らしいヒールの足もとが日下さんの持つ上品さを引き立てます」
カラーパンツ×ブラウンで洒落感がぐんとアップ!
「グリーンのパンツはモノトーンのトップスと合わせていると伺いましたが、ブラウンと合わせることでおしゃれ感がさらに高まります。軽やかな白のバッグとベージュのパンプスで抜け感を添えて」
【よっしー’sアドバイス】ブラックホール型におすすめなのは《頻度別収納》!
着たら手前にかけていき、ラックからはみ出したら、奥=着る頻度の低いものを手放す
日下さんの感想は?
写真を撮ることで着ていない服がいかに多かったかに驚き!新しい服にも挑戦する余裕が生まれました!
撮影/加藤ゆき(人)、魚地武大〈TENT〉(物) ヘア&メイク/YUMBOU〈ilumini. 〉 スタイリスト/吉村友希 モデル//日下知世(スーパーバイラーズ) 取材・原文/道端舞子 構成/山岸成実〈BAILA〉 ※BAILA2020年6・7月合併号掲載
【BAILA 6・7月合併号はこちらから!】