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服を減らして「スタメン服」を見つけよう!<素敵先輩の「捨哲学」リターンズ>

おうち時間が増えた今こそ、クロゼットを見直すチャンス! 「最近おしゃれが楽しくない」「コーディネートが組みにくくなった気が…」というお悩み、実は服が多すぎてクロゼットが飽和状態になっているからかも。服の上手な手放し方をマスターするべく、まずはBAILAのおしゃれ上手たちにワードローブづくりの極意を教えてもらいました!

もしかして服多すぎ?

扉画像

イエローカーディガン¥13000/アダムエ ロペ カットソー¥7800/スローン パンツ¥24000/ゲストリスト(アッパーハイツ) ピアス¥33000・バングル¥30000・リング¥30000/ハルミ ショールーム(コールムーン) 靴¥43000/フラッパーズ(ネブローニ)

3月号

BAILA2020年3月号より

BAILA2020年3月号で大好評だった、素敵先輩の「捨哲学」を今回も特集!

8人の素敵先輩に学ぶ「捨哲学」の極意

スタイリスト 辻直子さん

スタイリスト 辻直子さん


クロゼットにスペースをつくることは、自分が素敵になれる可能性をつくること

2〜3年前までは、洋服は長く使うということが当たり前だと思っていました。自分で使う、仕事で使う、大事に扱って長くともにする。ただここ数年は“手放し”がうまくなりたくなって、今までなら絶対に手放さなかったものを手放すように、選ぶポイントを変えてみたりして。上手に手放せているのかはまだわからないけれど、確実に、流された買い物をする頻度が減ったんです。手放すことで、私は何が好きなのか、私の軸となるテイストやアイテムは何なのか見えてきた。「似合う」や「好き」は年齢を重ねるごとに変化するものだから、あらためて感じられるとうれしいんです。これが私なんだ、って。発見です。

スタイリスト 福田亜矢子さん

スタイリスト 福田亜矢子さん


服を手放すという作業から「似合う」が見えてくる

前回の特集を参考にして私も断捨離したのですが(笑)、手放す服って感覚で選んでいても、「体のラインを拾う服は着ない」「丈の長いスカートやワンピースが多いので、ベーシックなトレンチはバランスが悪く見える」など着ない理由が実はそこにハッキリとあることがわかって、とても興味深かったんです。服が減ったことで、着たい服、必要な服もクリアになり、残った服はまさにスタメン服。気持ちよく買い物するためにも、クロゼットに余裕を設けておくことは大事だと実感しました。

ライター 磯部安伽さん

ライター 磯部安伽さん


残していいのは、「明日着られる服」か「一生着なくてもいいくらい大好きな服」

気に入って買った服なのに、しばらくするとまったく気分が上がらないということがあると思います。人間は日々年を取るし、ファッション=時代なので、それは当然。だから“服を減らすことでスタメン服が見えてくる”というのは単純に、不必要な服や気に入っていない服を取り除くことで、ファッションが活性化されるのだと思います。そのためにも「いつか着るかも」レベルの服はクロゼットには不要。残すのは「明日着られる服」か「一生着なくてもいいくらい大好きな服」。そうすることで、今の自分に足りないものやなりたい女性像が明確になりますよ。

ライター 櫻井裕美さん

ライター 櫻井裕美さん


着なくなった服が教えてくれる、買い物の指針

着なくなってしまった服は、単に「似合わない」で終わらせず、どうしてそうなったのかという理由を探すことで自分に合わない服の形や色、素材感などがわかってきます。服を手放す際に一枚一枚と丁寧に向き合うことが、次の買い物で不要な服を買わないための指針になってくれる。長い目で見て、無駄のないワードローブにつながります。

スタイリスト 室井由美子さん

スタイリスト 室井由美子さん


ワードローブの整理前には“どうなりたいか”を詳細にイメージ

服はあるのに着る服がない、服はあるのに捨てる服がわからない、というお悩みの原因は、実は同じ。それは、なりたい女性像が見えていないこと。どんな女性になりたいか、どういうふうに見られたいかをイメージするのは、ワードローブをつくるうえでとても重要です。なりたい女性像を思い浮かべながら一度思い切って服を少なくすれば、残ったスタメン服はどう組み合わせても理想から大きく外れることはありません。枚数が少ないと印象が似ないように考えるため、着回し力もつきますよ。

スタイリスト 吉村友希さん

スタイリスト 吉村友希さん


少ないほど、一着ずつを丁寧に大切に扱えます

選択肢は多いほど迷いますよね。服がたくさんあると「好きな服」「似合う服」が埋もれてしまうのはもちろん、「今の自分に足りない服」も見えなくなってしまいます。結果、やみくもに買い足すことになり、気づけば“回らないクロゼット”になってしまうことも。本当に使える服を厳選すれば、1シーズン10着でも充分おしゃれを楽しめます。服が減ると、シワにスチームをあてたり、こまめにシミやほつれのチェックをしたりと一着ずつと丁寧に向き合うことができ、より愛情を持って長くつきあっていけるんです。

スタイリスト 斉藤くみさん

スタイリスト 斉藤くみさん


「もう似合わない」にきちんと向き合うことも大切

「いつか着るかも」と思って捨てられない服ってありますよね。以前はよく着ていたり、誰かに褒められたことがあるとつい手もとに置いておきたくなる。でも頭の中で着ているところを想像するだけだと、どうしても補整がかかってしまうと思うんです。そこでぜひ、実際に鏡の前で着てみてください。大体は「あれ? なんだか想像と違って似合わない……」となるのではないかと思います。そうやって実際に着用しながら選別すると、残った服は確実に“今の自分”に似合うスタメン服。「もう似合わない」を認めれば、後悔なく手放せます。

クロゼット・オーガナイザー 林 智子さん

クロゼット・オーガナイザー 林 智子さん


クロゼットの服=自分を映す鏡。1軍服だけの快適さを

著書『服を手放せば、コーデが決まる。』『だれにでもつくれる最強のクローゼット』が好評の、クロゼット・オーガナイザー。おうち時間を有意義に過ごせる、オンライン片づけ相談サービスも開始。https://profile.ameba.jp/ameba/hayashitomoko/

クロゼットの中に2軍3軍の服があると、本当は1軍になれるポテンシャルのある服が埋もれてしまいます。クロゼットの服は、自分そのもの。そこに自分がどうなりたいか、どうありたいかが表れるからこそ、今すぐ着られて気分も上がる1軍のスタメン服だけに厳選しておくべき。手持ち服の枚数を減らすほどあか抜けるうえ、服を探したり組み合わせに迷ったりといった朝のストレスも減りますよ。

『服を手放せば、コーデが決まる。』セブン&アイ出版 1430円

『服を手放せば、コーデが決まる。』セブン&アイ出版 1430円

撮影/遠藤優貴〈MOUSTACHE〉 ヘア&メイク/中村未幸〈Lila〉 スタイリスト/吉村友希 モデル/宮田聡子 撮影協力/野崎久実子 構成・原文/山岸成実〈BAILA〉 ※BAILA2020年6・7月合併号掲載

【BAILA 6・7月合併号はこちらから!】

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