スタイリスト吉村友希さんが、スーパーバイラーズ森田みやびさんのワードローブを徹底仕分け! 似た色&同じテイストのカジュアルアイテムばかりだったのが、どんなシーンにも合わせられるワードローブに大変身を遂げました。
「本当に似た色ばかりですね」と吉村さんもびっくり。「つい同じ色を手に取りがち。あらためて見て自分でも驚きました」
目指すはテイスト幅を広げてシーンに合った着こなし上手
【仕分けポイント】
①素材感が異なる服を残す
「ベーシックな色同士でも、素材を変えることで着こなしにメリハリが出ます。カットソー素材にリネン調、シフォン素材とバランスよく」
②肌にのせたとき色がくすむ服はサヨナラ
「カーキがお好きなようですが、肌色によって似合うカーキとそうではない色があります。顔色がくすんで見えないか鏡の前で確認を」
③服にも寿命あり。古くなったものは手放す!
「『お気に入りの服や好きなブランドの服は少しヨレていても着ていた』そうですが、清潔感という観点も大人の服選びには重要」
【手放すワードローブはこちら】
「森田さんの場合、似たアイテムが多いので、量を減らしクロゼットを把握しやすくするためにも、Tシャツやデニムなど見比べて、くたびれたほうを断捨離!」
【クローゼットに残すワードローブはこちら】
「ベーシックで着回ししやすいアイテムが多いので、状態がきれいでシルエットが古くないものは残してOK。柄スカートも、テイスト幅を広げるのに必要」
残した服だけで、よっしーがスタイリング!
花柄スカートを主役に辛口フェミニンに挑戦!
「こちらの花柄スカート、海外のリゾート地でしか着ていなかったそうですがもったいない! ブルゾンとスニーカーでカジュアルに転ばせば、デイリーにも活躍します」(コメントすべて吉村さん)
セットアップ調の着こなしでリラクシーな大人カジュアルに
「本来セットアップではなく別のブランドのものですが、素材感も色合いも似ているのでセットアップ風にスタイリング。チャコールグレーのカーディガンを肩かけしてこなれた雰囲気に」
ベーシックカラーの上下に赤のパンプスで脱・地味見え
「小物でさし色をきかせると、服が地味な色合いでもパッと華やぐ着こなしに。ベーシックなアースカラーが多いからこそ、パキッとした赤のパンプスなど、強めの色が映えるんです」
森田さんの感想は?
「服にも寿命あり」という言葉が響きました! 合わせ方次第で雰囲気が変わるのにも驚き。カジュアル一辺倒から抜け出せそう!
撮影/目黒智子(人)、坂田幸一(物) ヘア&メイク/YUMBOU〈ilumi.ni 〉 スタイリスト/吉村友希 取材・原文/道端舞子 構成/山岸成実〈BAILA〉 ※クレジットのないものは本人もしくはスタイリスト私物です ※BAILA2020年3月号掲載