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R.I.P. プリンス死去。レジェンドがまたひとり......

日本時間の22日未明に入ったプリンスの訃報。まだ57歳。ミネソタ州ミネアポリスにあるスタジオでもある自宅のエレベーター内で死亡しているのが見つかったとのことです。

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photo through instagram@kendalljenner by Kendall Jenner
1週間ほど前に、自家用ジェットで移動中体調を崩し、救急搬送されたプリンス。その際の原因はインフルエンザだったといわれていますが、今回の死因は22日現在、わかっていません。海外の報道によれば金曜日に解剖が行われるようです・・・・・・。

ミュージシャンはもちろん、俳優や政界など、あらゆるジャンルの人々の尊敬を集めていたプリンス。彼の早すぎる死に多くのファンや著名人から哀悼のメッセージが寄せられています。

上の写真をポストしたのは20歳のケンダル・ジェンナー。「レジェンドを失ってしまった」とインスタグラム上でコメント。
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photo through instagram@jamesfrancotv by James Franco
38歳の俳優ジェームス・フランコは「彼がなくなってしまう前に、彼への愛を伝えたかった」と。
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photo through instagram@victoriabeckham by Victoria Veckham
ヴィクトリア・ベッカムもインスタグラムに写真を投稿。
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phito through instagram@johnlegend by John Legend
2015年のゴールデン・グローブ賞授賞式に最優秀主題歌賞のプレゼンターとしてプリンスが登壇。受賞したのは「セルマ」の主題歌gloryでしたが、その際、プリンスから賞を受け取ったジョン・レジェンドは、この写真をインスタにポスト。とくにコメントをつけていないところに、静かに深く、この事実を受け止めている様子がうかがい知れます。
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photo through instagram@madonna by MADONNA
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元妻マイテ・ガルシアと (c) PA Photos/amanaimages
1985年にほんの短い間プリンスの恋人だったことのあるマドンナ。ふたりはアルバム「ライク・ア・プレイヤー」に収録されている「ラブ・ソング」という曲でデュエットもしており、その曲を念頭に置きつつ、この訃報をうけて、マドンナはインスタとツイッターに「これはラブソングではない」と悲嘆していることをコメントしています。

ちなみに、プリンスは、1996年にはダンサー、女優のマイテ・ガルシアと結婚。その後ふたりは別れてしまい、彼はその後再婚しますが、その相手(マニュエラ・テストリーニ)とも2006年に離婚。そのあとステディがいたかどうかは、定かではありません。
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photo through Instagram@thegrammys by The Grammy Awards
2015年のグラミー賞授賞式にも、プリンスは最優秀アルバム賞のプレゼンターとして出席。いためていた腰を支えるために、杖をついていたのが印象的でしたが、それ以上に記憶に残ったのは、彼のこの言葉です。
"Albums... Remember those? Albums still matter. Like books and black lives, albums still matter. Tonight and always." (The Grammy Awardのインスタグラムより引用)「アルバムって覚えてる? アルバムは大事なものなんだ、たとえば本や黒人の命が大切なもののように。今夜もそして常に、大事なんだ」(訳/筆者)

人気ラッパーのコモンと、シンガーソングライターのジョン・レジェンドによる“Glory”の熱演も心を揺さぶったこの年のグラミー賞。同曲が主題歌だった映画『セルマ』は1965年にアラバマ州で起きた“血の日曜日事件”やマーティン・ルーサー・キング牧師および公民権運動描いており、また、授賞式の前年からの事件を含め“Black Lives”が話題にのぼっていた時期。プリンスのこの言葉は、とても深く、響くものでした。

アルバムを買う、という行為そのものも減っていることに対して、「覚えてる?」と皮肉ったプリンス。1曲ごとにダウンロードでき、しかも今はそのDLすらしなくても曲が聴けてしまう時代に「アルバムを買う」ことに価値を見出して欲しい、そういうアルバムをつくらなければいけない、という彼の思い。

ちなみにこのとき最優秀アルバム賞を受賞したのはベックでしたが、ベテランの彼もプリンスからもらえた!とよろこびを口にしていました。それほどプリンスの存在は、同業者からも尊敬を集めているんですよね。
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photo through Instagram@mickjagger by Mick Jagger
そして最後にご紹介するのはミック・ジャガー。プリンスは革命的なアーティストだった。ミュージシャンであり、作曲家だった、彼の才能は無限であり、この30年間、もっともユニークでエキサイティングな存在だった・・・とインスタグラムにコメントを載せています。
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(c)PA Photos/amanaimages
すべて「was」,過去形を使って彼を表現しなければならない事実。とても大きな存在を失ってしまったことはとてもつらいですが、彼の曲や言葉は私たちの記憶にずっと残り続けます。ご冥福をお祈りいたします。
文/絵都針子

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