「体がキレイに見えること」を絶対条件にコーディネートを組むという、サトカナことスタイリスト佐藤佳菜子さん。ベーシックながら洒落感たっぷりで、しかも自然なメリハリを演出する着こなしは、どんな理論のもと生まれているのか? スタイルアップのための“戦略”を語ってもらいました。今回は、ボリュームを逆手に取った細見えコーデを紹介。
とんでもないビッグサイズで体を泳がせる、THE・古典芸能。
“彼シャツ”効果と同じく、対比で体が華奢に、女性らしく見える

ボリューム服・ボリューム素材を。逆手にとって、体を細く見せればいい
「“彼のシャツを着ると可愛く見える”と昔から言いますよね。それって理にかなっていて、大きな服を着ると相対的に体が小さく見えるんです。素材にもシルエットにもボリュームのあるシャギーコート、ふわっと広がるスカートのなかで体を泳がせてみて。透けニットで首やデコルテの肌感を主張したり、手首など細い部分を見せたりして華奢さを演出すれば、その対比で体がほっそりキレイに、女性らしく」。コート¥198000・スカート¥42900/カオス丸の内(カオス) ニット¥19800/ショールーム セッション(アダワス) ピアス¥110000/エネイ松屋銀座(エネイ) バッグ¥55000/ヴァジックジャパン(ヴァジック) 靴¥71500/ベイジュ(ピッピシック) 中に着たインナー/スタイリスト私物

スタイリスト
佐藤佳菜子さん
ベーシック服をベースにしたモダンなスタイリングが得意で、BAILAをはじめ様々な女性誌で活躍中。ブランドとのコラボアイテムも数多く手掛けていて、「小柄さん」むけの商品プロデュースも。
撮影/赤尾昌則〈whiteSTOUT〉 ヘア&メイク/川添カユミ〈ilumini.〉 スタイリスト/佐藤佳菜子 モデル/佐藤栞里 ※BAILA2024年2・3月合併号掲載