きれいめスタイリングを活性化するアイテムとして、“パンツ好き”な30代が今シーズン投入すべきは「エクリュカラー」のパンツ。“盛ってないのにさりげなく映える”パンツ選びと着こなしのコツを、人気スタイリストの百々千晴さんがレクチャー。
Stylist
百々千晴
どど ちはる●シンプルでありながら、絶妙なバランスを極めたスタイリングが圧倒的支持を集める。自身のブランド「THE SHISHIKUI」や、飾らない人柄が垣間見れるYouTubeチャンネル「DODOTUBE」も大人気。
エクリュカラー
「白のパンツを合わせれば全身の印象が華やかになるとわかっていても、なんとなく着こなし方が難しくて取り入れづらい。その結果、無難で簡単な黒やグレーのパンツばかりはいてしまうという方も多いと思います。白に挑戦するときは色のトーンが大切。パキッとした“真っ白”ではなく、少しクリームがかった“エクリュ”を選ぶのが正解! いつものコーデになじみつつ、クリーンなモダンさをプラスしてくれます」ーStylist 百々千晴
エクリュカラーの美しさを最大限に引き立てるためにシックな配色をチョイス
「ハイウエストで9分丈のワイドパンツは、シャープなセンタープレスと立体的なシルエットが特徴。パンツに存在感があるから色は極力使わず、なじませ色と締め色だけに。大きめシルエットのジャケットとタイトなタンクトップで上半身のシルエットにはメリハリをプラス」。メッシュブーツの透け感がひとさじの遊び心。パンツ¥18700・タンクトップ¥7700/アダム エ ロペ ジャケット¥72600/ウィム ガゼット ルミネ新宿店(ゲミニー) ピアス¥19800・ネックレス(ブレスレット)¥11000/アルティーダ ウード 靴¥25300/ダイアナ 銀座本店(ダイアナ)
シワ加工が施された表情のあるエクリュなら一気に着こなしやすく
「エクリュの“コンサバ感”が気になる人におすすめなのが、表情のあるシワ加工素材。一気にリラックスムードが手に入るから、きれい色トップスもこなれた雰囲気に」。トップスは同色のニットとハイネックカットソーを重ねて奥行きを。パンツ¥74800/ショールーム セッション(サヤカ デイヴィス) ニット¥14300・バッグ¥23100/ジル スチュアート 中に着たトップス¥8800(デミルクス ビームス)・靴¥28600(パスクッチ)/デミルクス ビームス 新宿 ネックレス¥44000・リング(人さし指)¥27500・(薬指)¥30800/エドストローム オフィス(ボーニー)
素材感とシルエットでメリハリをつけた鮮度高めのワントーン
「今シーズンエクリュパンツを選ぶなら、テーパードやスリムよりもこんな“ややゆる”シルエットが気分。ツイードジャケットを合わせても新鮮な抜け感が」。全身をニュアンスあるオフホワイトのワントーンでまとめた潔さもカギ。パンツ¥37400/プラージュ 代官山店(ニアバイミー) ジャケット¥37400/デミルクス ビームス 新宿(デミルクス ビームス) Tシャツ¥7150/ビームス ハウス 丸の内(エーケー ワン) イヤリング¥23100・ピアス¥13200・ネックレス¥13200/ジュエッテ バッグ¥49500/マイケル・コース カスタマーサービス(マイケル マイケル・コース) 靴¥17050/ダイアナ 銀座本店(ダイアナ)
トレンドの透け感素材はトラッドな着こなしでテイストミックスに
引き続き人気のシアー素材。「アイボリーでしかも透けるとなると一見難しそうに感じますが、実は軽やかなカジュアル感があり着こなしやすいんです。シャツとベストを重ねて上半身をマニッシュに仕上げれば、やわらかな透け素材とも好バランス」。パンツ¥20900/ジル スチュアート ベスト¥17600/ビームス ハウス 丸の内(エーケー ワン) シャツ¥13500/バナナ・リパブリック バッグ¥48400/マイケル・コース カスタマーサービス(マイケル マイケル・コース) 靴¥16500/ダイアナ 銀座本店(ダイアナ)
きれいめスラックスはトップスのバランスにこだわって洒落感を
センターシームが入った端正なパンツはお仕事スタイルにも重宝。「ニットとのワンツーコーデを今季らしく仕上げたくて、身幅にゆとりのある短丈ニットを選びました。エクリュパンツにきれい色を合わせるなら、ビビッドカラーよりもこんなまろやかで優しげなトーンを」。パンツ¥13000/プラステ トップス¥31900/ロンハーマン ネックレス(ブレスレット)¥11000/アルティーダ ウード バッグ¥45100/マイケル・コース カスタマーサービス(マイケル マイケル・コース) 靴¥68200/アマン(ペリーコ)
撮影/山根悠太郎〈TRON〉 ヘア&メイク/河嶋 希〈io〉 スタイリスト/百々千晴 モデル/佐藤晴美 取材・原文/発田美穂 ※BAILA2024年4月号掲載