どんな色も、自分らしくのびやかにまとえたら最高に素敵。そう教えてくれるのはバイラで活躍するモデルたち。桐谷美玲、大政絢、佐藤晴美、山本美月、宮田聡子、新川優愛、藤井夏恋、松村沙友理が語る、それぞれの色の魅力。色の楽しさを知れば、毎日はもっとカラフルになる!
【桐谷美玲】きちんと×遊び、二つのブルーを今どきコンサバの切り札に
“ブルーから連想するのは、聡明な人。スマートさと爽やかさを両方持っているから、服の甘さを中和したいときや都会的に引き寄せたいときにも便利です。きれい色は得意じゃなかったけど、ブルーはシーンも会う相手も選ばなくて万能!と、最近ジワジワ気になっています。”
カチッとしたオックスフォードシャツ×ロマンチックなビジューという対比的なブルーのかけ合わせで、きれいめスタイルに楽しげな変化球。そんな遊びも、ブルー特有の心地よいムードがあればさらりと大人顔で楽しめる。シャツ¥37400・スカート¥288200/マディソンブルー カーディガン¥37400/エストネーション(コラム) ネックレス¥79200・ピアス¥19800/スワロフスキー・ジャパン(スワロフスキー・ジュエリー) バッグ¥374000・靴¥176000/フェンディ ジャパン(フェンディ)
桐谷美玲
1989年12月16日生まれ。千葉県出身。ファッション誌や広告で活躍するかたわら、2歳男児の子育てにも奮闘中。インスタで披露するスタイリッシュな私服も必見。
【大政絢】着慣れたデニムを鮮度アップするなら今年は断然オレンジのさし色!
“オレンジって自分が元気になれるのはもちろん、周囲にも明るさを与えられるポジティブカラーの代表格。コーデに物足りなさを感じたとき自由に足し引きできる小物は、この秋ぜひトライしてみたいですね。デニムスタイルに合わせても可愛いし、上品なベージュの服にさし色としてプラスするのもいいな、と妄想が膨らみます♡”
ヘルシーなデニムとジューシーなブライトオレンジは相性抜群。スタイリッシュなデニムonデニムに小気味よく散らして、ハッピー感あふれるカジュアルの完成。ジャケット¥41800・タンクトップ¥7700・パンツ¥29700/ボウルズ(ハイク) バッグ¥328900・ピアス¥84700/ロエベ ジャパン クライアントサービス(ロエベ) 靴¥30800/RHCロンハーマン(ピッピシック)
大政 絢
1991年2月4日生まれ。北海道出身。ドラマ、バラエティ番組、雑誌と幅広いジャンルでひっぱりだこ。圧倒的な美貌と体の内側からきれいを磨く美のミューズとしても注目を集める。
【佐藤晴美】力強いグリーン こそ大胆に! 自分を持つ大人だからできる最高の楽しみ方
“自然が大好きな私にとって、グリーンは癒しの色。でも、ここ数年ファッショントレンドとして注目されるようになって、パワフルなイメージもついてきました。方向性は違うけど、ともに根底にあるのは人をハッピーにするということ。そんな奥深い魅力を秘めたグリーンは、意思があるから着こなせる色だと思う。この色が似合う人に憧れます。”
主役のコートで取り入れる思い切った選択が、ハッとするような個性を引き出す。そこに黒ではなくネイビーのバッグ、というセンスも知性の表れ。コート¥67100/サードマガジン シャツ¥31900/エイトン青山(エイトン) パンツ¥26400/ボウルズ(ハイク) バッグ¥451000・ピアス¥89100/ボッテガ・ヴェネタ ジャパン(ボッテガ・ヴェネタ) 靴¥163900/ジミー チュウ
佐藤晴美
1995年6月8日生まれ。山形県出身。ヘルシーな笑顔で周囲を元気にする天性の才能の持ち主。BAILA公式YouTubeチャンネル「はるみん食堂」では、得意の手料理を披露。
【山本美月】キャッチーな’80s風ミニコーデをディープパープル×黒でモードに仕上げる
“甘い色に苦手意識がある私も、濃いパープルのモードな可愛さは好きです。首が詰まったトップスとミニスカートの組み合わせはプライベートでもよくするし、着慣れた黒を合わせているせいもあるのかな。自分の好きなものがベースにあると、新鮮なパープルも気負わず楽しめそう。”
コケットなパープルのリブニットは、リバイバル中のミニスカートと合わせて今また新鮮なガーリールックに。黒で締めたシャープな配色とミニマルなワンツーで、モダンに昇華させて。さらに、ハイエンドな小物で大人仕様に格上げすればパーフェクト。トップス¥15400/スタイリング/ ルミネ新宿1店(スタイリング/) スカート¥30800/ユナイテッドアローズ 丸の内店(カレンテージ) バッグ¥277200/トッズ・ジャパン(トッズ) ストール¥42900/アイネックス(アソース メレ) 靴¥53900/アマン(ペリーコ) ネックレス¥132000/ロンハーマン(ミズキ) リング(指先側から)¥77000・¥137500/ボロロ ピアス¥129800/トーカティブ表参道(トーカティブ)
山本美月
1991年7月18日生まれ。福岡県出身。2009年モデルデビュー後、女優としても飛躍。アニメが好きで、絵はプロ級、さらに植物好きが高じて、Eテレ「趣味の園芸」にも出演中。
【宮田聡子】華やかな大判スカーフは効かせるよりもなじませて。ネイビーの知的さがぐっと際立つ
“しなやかで芯があるイメージのネイビーは、ここぞという日や大人っぽく見せたい日に身につけたい色。たとえば、ドレスアップでネイビーをかっこよく着ている人って洒落てるなぁと思うんです。今日みたいなスタイルはまさに理想! ダークトーンなのにどこかやわらかい雰囲気なのも、ネイビーならではですよね。”
好感度の高いネイビーの力を借りて、トレンド感のあるロングジレのセットアップをサラッと攻略。左肩から無造作にたらしたエルメスの“カレ”は、あえて同じトーンをなじませることで気品が増し、ワンランク上のおしゃれに仕上がる。ジレ¥72600・パンツ¥39600・ベルトバッグ¥39600/ザ・リラクス スカーフ¥165000/エルメスジャポン(エルメス) ピアス¥36300・リング(人さし指)¥34100・(中指)¥30800・(薬指)¥31900/エドストローム オフィス(ボーニー) 靴¥116600/ジミー チュウ
宮田聡子
1988年9月12日生まれ。福岡県出身。並外れたスタイルでどんな服も着こなす人気モデル。おっとりなのに実はゲーマーというギャップも素敵。自らイラストを手がける文具ブランド「キャットラマ」も話題。
【新川優愛】おしゃれ好奇心をかき立てるレッドのツイードジャケットがベーシック更新に効果絶大
“ここ最近やっと特別なおしゃれをして出かけたい気分が戻ってきたこともあり、ちょっと背伸びできる"よそゆきな赤"に心惹かれます。赤いジャケットはいい意味で気が引き締まって、新しい出会いの場でもきっと自信につながるはず。可愛いだけじゃない、赤の新しい魅力にハマりそうです。”
大人に不可欠なジャケットをパッと目を引く強い色で。そこに宿るのは、今らしい自由なマインドとアイデンティティ。自分をエナジャイズする一着をカンフル剤に、ボーダー×デニムの王道コンビを軽やかに刷新! ジャケット¥107800/アパルトモン 青山店(アパルトモン) ニット¥31900/サザビーリーグ(ユニオンランチ) パンツ¥27500/ザ・リラクス バッグ¥165000(予定価格)/セリーヌ ジャパン(セリーヌ バイ エディ・スリマン) リング¥72600/エスケーパーズオンライン(ソフィー ブハイ)
新川優愛
1993年12月28日生まれ。埼玉県出身。2021年、BAILAのレギュラーモデルになり、公式YouTubeチャンネル「新川優愛のルームツアー」がスタート。絶賛放送中の主演ドラマ「個人差あります」(フジテレビ系)も見逃せない。
【藤井夏恋】耳、指に透き通ったピンクをリンクさせ、ふとしたしぐさまで絵になる人に
“デビュー当時に衣装で着ることが多く、キュートなイメージだったピンク。プライベートでは縁遠かったのですが、最近、ヴィンテージの青みピンクのパンツにビビッときました。どうやら甘いピンクではなく、「かっこいいピンク」ならしっくりくるみたい。大人になってから知った新たなピンクの可能性に、今あらためてキュンとしています。”
日常に溶け込む洗練されたピンクを目指すとき、甘さ控えめなセンタープレスパンツで取り入れるのは慣れ親しんだ正攻法。だから大人はもう一歩進んで、ジュエリーにもピンクを派生させてみて。センシュアルなカラーストーンが、なにげない手もとの動きや横顔までも色っぽく印象的に彩ってくれる。
パンツ¥59400・トップス¥99000/ドゥロワー 二子玉川店(ドゥロワー) イヤリング¥990000・リング(ピンク)¥363000・(パープル)¥396000・ネックレス¥440000/ポメラート クライアントサービス(ポメラート) バッグ¥495000/クリスチャン ディオール(ディオール) 靴¥53900/フラッパーズ(ネブローニ)
藤井夏恋
1996年7月16日生まれ。大阪府出身。2011年、ガールズグループのメンバーとしてデビュー。現在は、アーティスト、モデル、女優、ファッションブランド「NEROLI」のディレクターと、多彩な顔を持つ。ドラマ「量産型リコ-プラモ女子の人生組み立て記-」(テレビ東京系)に出演中。
【松村沙友理】キレのあるブラックを味方にプレイフルな甘さを堂々と満喫
“昔からフェミニンな服が大好きな私。黒は、年齢を重ねた今の気持ちに寄り添って、甘さを大人っぽく見せてくれる頼もしい存在です。周囲からは想像ができないと言われるけれど、実は私服も黒がいちばん多いんです。先日も、ストラップが派手柄になった黒いレザーバッグを買いました。色がシックな分、デザインで遊べるのも魅力的だと思います。”
永久不滅のハートモチーフや勢いのあるビッグドットに臆せず冒険できるのは、ブラックが〝ブレない軸〞となってくれているから。コンサバ志向なハイゲージのシンプルニットも、引き締め役としてはずせない。ニット¥20900/スローン パンツ¥30800/トゥモローランド(ボールジィ) バッグ¥123200/リシュモン ジャパンアライア(アライア) リング各¥77000/ボロロ
松村沙友理
1992年8月27日生まれ。大阪府出身。アイドルグループ・乃木坂46の卒業生。“さゆりんご”の愛称で親しまれ、本誌連載「松村沙友理の大人学」では、30歳の素顔が垣間見られる。
撮影/酒井貴生〈aosora〉、遠藤優貴、金谷章平 ヘア&メイク/木部明美〈PEACE MONKEY、河嶋 希〈io〉、笹本恭平〈ilumini.〉 スタイリスト/池田 敬 モデル/桐谷美玲、大政 絢、佐藤晴美、山本美月、 宮田聡子、新川優愛、藤井夏恋、松村沙友理 取材・原文/榎本洋子〈TENT〉 撮影協力/バックグラウンズ ファクトリー ※BAILA2022年10月号掲載