NEWシルエットのシャツやきれい色、抜け感小物と、この春は働く大人の着こなしが一気にフレッシュに見違えるトレンドが満載。流行のブルー、クロップド丈のシャツ、女っぽカーゴパンツ、パキッとした白小物、注目のツイードジレ。高感度な大人がこの春チェックすべき最旬アイテムを総まとめ!
2023春トレンド:透明感のあるブルー
春になるとやっぱり気になるきれい色。今季の旬は、なんといっても心まで澄み渡るような透明感のあるカラーパレット! 中でも働く世代におすすめしたいのが、ブルー。
清潔感、爽やかさ、クールさ、やさしさと、トーンによってさまざまな印象をまとうことができて超万能な色なんです。
佐藤晴美さんが着る、最新ブルーの働くスタイル
繊細なペールブルーのスカートが知的で今っぽいONスタイルの決め手

甘さ控えめなペールブルーは仕事服としてもベストな選択。上品フレアのハイゲージニットスカートで、カチッとしたジャケットルックに女性らしいしなやかさと春めく楽しさをプラスして。
靴は同系色のブルー、バッグは茶系と、淡ブルーのやさしさを後押しする小物使いもポイント。
スカート¥19800/ルーニィ ジャケット¥60500(ユナイテッドアローズ)・時計¥36300(セイコー フォー ユナイテッドアローズ)/ユナイテッドアローズ 渋谷スクランブルスクエア店 タンクトップ¥7700/ボウルズ(ハイク) ピアス¥55000/ヴァンドーム青山本店(ヴァンドーム青山) パールネックレス¥121000/ヴァンドームヤマダ(ヴァンドーム青山) ゴールドネックレス¥88000/スタージュエリー オンラインストア(スタージュエリー) バッグ¥385000/H.I.T.(ロウナー ロンドン) 靴¥33000/ベイジュ(ピッピシック)
服から小物まで、今季はブルーのアイテムが目新しい!
■ MIESROHE(ミースロエ)のニュアンスブルーボウタイブラウス

女らしさに加え凛としたムードも
優雅な落ち感がエレガントなボウタイブラウスをモダンに装うなら、こんなパウダリーなブルーを選ぶのが正解。ボウタイはサラッとひとつ結びするくらいがスタイリッシュな印象に。
ブラウス¥19800/ミースロエ
■ MARC JACOBS(マーク ジェイコブス)のカラーバッグ

コーデが物足りない日のアクセントにぴったり!
(写真上)シーンレスに活躍するのが、タブレットがサクッと収納できるサイズのトートバッグ。深みのあるブルーとシボ感のあるフルグレインレザーがリッチな表情。付属のロングストラップをつければアクティブに斜めがけも。
(写真下)ブルーをベースにグレー、ピンク、ゴールドのカラーブロックが楽しいミニバッグは、休日のベストパートナー。さらりとクロスボディするだけで、ぐんと小洒落た印象に。小ぶりながら中は二つのコンパートメントに分かれ、機能面も優秀。
(写真上)トートバッグ(ショルダーストラップ付き)(21×21×12.5)¥59400・(写真上)ショルダーバッグ「スナップショット」(10.5×18×6)¥51700/マーク ジェイコブス カスタマーセンター(マーク ジェイコブス)
■ POLO RALPH LAUREN(ポロ ラルフ ローレン)の柄トップス

定番柄だって今季はブルーが台頭!
(写真右)オーセンティックなチェック柄のリネンシャツも、ブルートーンならぐんと都会的。1枚着はもちろん、サラッと肩にかけるだけでも抜群のアクセントに。
(写真左)ブルー×白の洗練配色が爽やかな女らしさを運ぶ。心地よいフィット感や計算されたネックラインによって、体がきれいに見えるのもうれしい。
(写真右)チェックシャツ¥23100・(写真左)ボーダートップス¥20900/ラルフ ローレン(ポロ ラルフ ローレン)
■ CADEAUX(カドー)のブルーグレーパールネックレス

人とはちょっと違う個性を胸元に
遊び心のある洗練ジュエリーが揃う「カドー」でホワイトパールの次に狙いたいのが、角度によってブルーっぽい光沢を帯びるバロックパールネックレス。素肌に乗せるとよりいっそう繊細なニュアンスカラーが引き立ち、上品かつセンシュアルなムードをくれる。
パールネックレス(あこや真珠バロック)¥77000/カドー伊勢丹新宿店 本館1F(CADEAUX)
2023春トレンド:クロップドシャツ
昨年火がついたクロップドトップスが勢力を拡大し、今季は特に仕事映えするシャツが大豊作!
ボトムは定番のまま新鮮なスタイルをつくれるとあって、この春真っ先に手に入れたいアイテムのひとつです。重心が上がって、スタイルアップも思いのまま!
佐藤晴美さんが着る、短丈シャツが主役の新鮮スタイル
ワンツーで誰もが洒落る旬バランスを味方につけて

スマートさと今どきの遊び心がいっぺんに手に入るストライプ柄のクロップドシャツが大本命。
さらりといつものデニムに合わせるだけで、たちまち新鮮なバランスのきれいめカジュアルが完成。ヒールいらずでスラッと見えるのも最高に気分が上がる!
シャツ¥20900/スピック&スパン ルミネ有楽町店(アルディー ノアール) パンツ¥40700/ディーゼル ジャパン(ディーゼル) ベルト¥10800/フラッパーズ(レフィエ) ピアス¥17600/ロードス(ripsalis) リング¥38500/フラッパーズ(シンパシー オブ ソウル スタイル) バッグ¥46200/ヴァジックジャパン(ヴァジック) 靴¥24200/オデット エ オディール 新宿店(オデット エ オディール)
大注目のクロップドシャツが続々登場!
■ Whim Gazette(ウィム ガゼット)の淡ベージュシャツ

絶妙なニュアンスカラーに注目
上品さと春らしい軽やかさを両立するニュアンスたっぷりのベージュカラー。ほどよく落ち感があるボックスシルエットと短すぎない丈感で着やすく、ベーシックな1枚として手にして間違いなし。
シャツ¥23100/ウィム ガゼット ルミネ新宿店(ウィム ガゼット)
■ NAVE(ネイヴ)のクロップドシャツ

今季デビューの新星!
BAILAで活躍するスタイリスト福田亜矢子さんと斉藤くみさんが新たに手がける話題のNEWブランドの“推し”も、クロップドシャツ! パリッとしたコットンと切りっぱなしの裾のコントラストが絶妙な白シャツやシアーで柔らかい質感が女らしいサックスブルーのシャツなど、バリエーション豊富。
シャツ(上から)¥14960・¥15950/ネイヴ
■ leur logette(ルール ロジェット)のボウタイつきシャツ

大人の甘さを存分に楽しみたい日に
もう少し遊び心が欲しいときは、ボウタイとゴールドボタンがレディシックなデザインを選んでみて。コットンの白シャツベースならきれいなムードもあって、大人の毎日にぴったり。短めの丈も、ハイウエストパンツやIラインスカートと合わせれば簡単。
シャツ¥31900/ルール ロジェット
2023春トレンド:女っぽカーゴパンツ
今季、数多くのハイブランドをはじめ、BAILA読者と親和性の高いきれいめブランドからも続々と登場している注目株・カーゴパンツ。
メンズライクな本格派とはひと味違い、落ち感や光沢のある仕事服としても使えるデザインにアップデートされているのが特徴。
佐藤晴美さんが着る、カーゴパンツで作る新鮮ワンツーコーデ
今どきの仕事服ってこういうこと! 甘辛MIXしてキレよくまとめて

ほどよい落ち感、微光沢、キュッと絞られたドロスト仕立ての裾がきれいめに映えるカーゴパンツ。ほんのり辛さのある1枚だから、真逆なテイストの華やかブラウスを合わせて心地よい色気を薫らせて。黒ベルトやバックストラップパンプスで引き締め、キリリと大人顔に。
パンツ¥19800・ブラウス¥18700/アルページュストーリー 手に持ったジャケット¥121000/S&T(バイ マレーネ ビルガー) ベルト¥10800/フラッパーズ(レフィエ) ピアス¥55000/ヴァンドームヤマダ(ヴァンドーム青山) バッグ(TOMORROWLAND別注)¥58300/ヴァジックジャパン(ヴァジック) バッグにつけたスカーフ¥14300/マニプリ 靴¥53900/ebure GINZA SIX店(ペリーコ)
“きれいに着られる”女っぽカーゴを厳選!
■ Curensology(カレンソロジー)のブラックカーゴ

“パンツ上手”なブランドの新作!
旬シルエットを満喫したいなら「カレンソロジー」をチェック。丸みを帯びた立体的なシルエットと少し地厚な素材感が、あらゆる体型をカバーしつつ旬度を盛り上げてくれる。まずは、いつものパンツの延長線上で着られる黒からトライしてみるのも◯。
パンツ¥25300(2月発売予定)/カレンソロジー
■ Marmors(マルモア)のオフホワイトカーゴ

細身でシャープに決まる
やさしいオフホワイトとスレンダーなシルエットによって女性らしい印象が加速。ドライタッチな素材には撥水加工が施され、アクティブに動きたい日にもうってつけの1枚。ベーシックカラーとのコンビネーションはもちろん、ワントーンやきれい色とも相性がよく、着回し力の高さも魅力。
パンツ¥26400/DMC(マルモア)
■ Whim Gazette(ウィム ガゼット)のカーキカーゴ

メンズライクに寄りがちなカーキのカーゴパンツも、テンセル素材ならではの優雅な落ち感でエレガントな表情にシフト。裾幅をボタンで2段階調整でき、ストレートからテーパードまでシルエットを変えられるのもうれしい。
パンツ¥26400/ウィム ガゼット ルミネ新宿店(ウィム ガゼット)
2023春トレンド:“パキッと白”小物
透明感のあるカラーが旬な今季、ホワイトもまた漂白したようなクリアなトーンが主流に。
その流れは小物にも派生し、バッグや靴、ベルトなど、さまざまなアイテムにパキッとした白がラインナップ。
小さく効かせるだけで、コーデが引き締まってモダンにあか抜ける効果あり!
佐藤晴美さんが着こなす、白小物が映えるお仕事コーデ
こなれたジャケットコーデの決め手はクリーンな白の差し色

生真面目になりがちなジャケットの日にこそ、ほんのりカジュアルなクリアホワイトのショルダーバッグでフレッシュ感を高めて。眩しいほどの白が上下ダークトーンのメリハリアップにも効果絶大。さらに、クリームイエローのシアーニットやメッシュパンプスで春めく女らしさを上乗せすればパーフェクト!
バッグ¥35200/アンソロジー(TOV) ニット¥15400/ガリャルダガランテ 表参道店(ガリャルダガランテ) ジャケット¥85800・スカート¥39600/オーラリー カチューシャ¥15400/アレクサンドル ドゥ パリ GINZA SIX店(アレクサンドル ドゥ パリ) ネックレス¥1210000/アパルトモン 青山店(ガブリエラ アルティガス) リング(左手)¥19800/フラッパーズ(シンパシー オブ ソウル スタイル) ピアス¥41800・リング(右手/はめ込み式リング)¥59400・リング(右手/中のガーネットリング)¥40700/スタージュエリー オンラインストア(スタージュエリー) 靴¥44000/ザ・グランドインク(ロランス)
デイリーにフル活用! "パキッと白"小物のバリエーション
■ GIANNI CHIARINI(ジャンニ キアリーニ)のトートバッグ

きちんと感も備えた“上質な白”
オン・オフ使いやすいトートバッグは、丸みを帯びたフォルムが愛らしい。洗練されたホワイトカラーとくたっとしたシボレザーで高級感もたっぷりに。同素材のインナーポーチがついているのも便利。
バッグ(32×33×14)¥53900/ジャンニ キアリーニ 銀座店(ジャンニ キアリーニ)
■ NEBULONI E.(ネブローニ)のミュールとPELLICO(ペリーコ)のバックストラップサンダル

効かせるもなじませるも思いのまま
ダークトーンの服のメリハリアップに効かせたり、白やペールトーンの服になじませたり。想像以上に振り幅が広くて使いやすい白の靴。春はミュールやバックストラップなど、パンプスよりヌード感のあるデザインを選んでコケティッシュに。
(右)ミュール(ヒール高さ2cm)¥68200/フラッパーズ(ネブローニ)
(左)サンダル(ヒール高さ6cm)¥59400/アマン(ペリーコ)
■ ATELIER AMBOISE(アトリエ アンボワーズ)の細ベルト

一歩差のつく2連をチョイス
さりげなくも確実にセンスよく見えるベルトも、この春欠かせない小物のひとつ。ニュアンスのつけやすい2連の白ベルトは、定番ボトムにはもちろんワンピースやオールインワンにプラスしても素敵。
ベルト¥18700(参考価格)※2月下旬以降発売/アマン(アトリエ アンボワーズ)
■ GIANNI NOTARO(ジャンニ ノターロ)のフラップショルダー

ワンハンドル、斜めがけ、クラッチ持ちとアレンジ自在! 清潔感のある白とかっちりとしたスクエアフォルムの相乗効果で、仕事から休日まであらゆるシーンで活躍必至。しなやかなカーフレザー製だから、マチなしでも収納力は申し分なし。
バッグ(18×26×2)¥24200/メゾン イエナ(ジャンニ ノターロ)
2023春トレンド:今っぽさがぎゅっとつまったツイードジレ
昨シーズン大ヒットしたツイードジャケットがぐんと軽やかに進化した〝ジレ〟が、この春大ブレイクの予感!
シンプルなシャツ×パンツなど手持ちアイテムの上に一枚重ねるだけで高感度に決まるうえ、ノーブルさも上乗せできる、大人にとって最高にユースフルなアイテムです。
佐藤晴美さんが着る、ツイードジレが主役の春スタイル
キリッと、だけど品よく。ジャケット代わりのジレが使える!

仕上げのツイードジレ一枚で、白シャツ×センタープレスパンツの着慣れたコンビに洗練された個性が加わり、最小限のアクセでこんなにも素敵!
ジレは白、パンツはペールグリーンと、淡いカラーだけでまとめれば、パンツなのに女らしい好感度たっぷりのコーデに。
ジレ¥12000/プラステ シャツ¥28600/カオス表参道(カオス) Tシャツ¥14300/ロンハーマン(RH ヴィンテージ) パンツ¥17600/アニュアンス ピアス¥27500/フラッパーズ(シンパシー オブ ソウル スタイル) バッグ¥72600/アダム エ ロペ(デメリエー) 靴¥20900/オデット エ オディール 新宿店(オデット エ オディール)
おしゃれ偏差値が上がるツイードジレが続々!
■ Mystrada(マイストラーダ)のブラックツイードジレ

合わせ不問の万能選手!
シャープさやリュクス感を狙うならブラックツイードを狙って。襟や裾がフリンジ仕立てになっていて、モダンに今っぽく着こなせる。ほっそりとしたシルエットとヒップにかかるくらいの長め丈で、ボトムを選ばず合わせやすいのもいい。
ジレ¥24200/マイストラーダ
■ LOUNIE(ルーニィ)のライムグリーンツイードジレ

ハッとするカラーがコーデを活性化
クラシカルなツイードジレを遊び心たっぷりに楽しめる、白とライムグリーンのMIXツイードが新鮮! シンプルなゴールドボタンや丁寧に仕立てられたフラップポケットなど、大人らしい上質なディテールも見逃せない。
ジレ¥31900/ルーニィ
■ ADAWAS(アダワス)のニットツイードジレ

しなやかで女らしく映える一枚
「アダワス」で秋冬に大ヒットしたニットツイードジャケットがジレに進化! 体が泳ぐオーバーサイズで、羽織るとやわらかく落ちてスラッときれいに見せてくれる。ネイビーブルーと黒がMIXされたシックな表情にも惹かれる。
ジレ¥28600/ショールーム セッション(アダワス)
撮影/山根悠太郎〈TRON〉(人物) さとうしんすけ(物) ヘア&メイク/河嶋希〈io〉 スタイリスト/石田綾 モデル/佐藤晴美 取材・文/榎本洋子 ※( )内の数値は(高さ×幅×マチ)で単位はcmです。