各ブランドの2023年春夏コレクション展示会が終わり、次のトレンドが見えてきた今。BAILA的視点で読み解く5つの最旬トピックスをお届け! 大人のおしゃれ心を刺激するNEXTヒットをいち早くキャッチして。
1.あらゆるトップスがショート化! 誰もが即、旬バランスに
BAILA読者と親和性の高い数多くのブランドから、“大人が着やすい”クロップトトップスが続々とお目見え。アウター、ニット、カットソーなど多彩なバリエのなかで最も狙い目のシャツは、きちんと感と今どきムードがいっぺんに手に入る30代のベストアンサー。高感度な仕事服としても大活躍の予感。
いつものシャツをコンパクトなクロップト丈にシフトするだけで、こんなにも新鮮! ハイウエストワイドパンツとの合わせもまた、旬なムードを盛り上げるキーポイントに。上下の対比で重心が上がって、簡単にスタイルアップできるのも嬉しい。シャツ¥15950/ネイヴ(ネイヴ) パンツ(2月中旬以降発売予定)¥33000/ジャック・オブ・オール・トレーズプレスルーム(プロヴォーク) バッグ¥124300/トッズ・ジャパン(トッズ) ピアス¥18700・リング各¥17600/イー・エム アオヤマ(イー・エム)
大人プレッピーに楽しむセレブが続出
2.春夏らしい“軽やかさ”をまとったネオトラッドに心ときめく
先シーズンから引き続き旬のトラッドに変化あり! 秋冬はいわゆる王道が主流だったけれど、春夏はもっと自由で軽やか。オーセンティックな香りはしながらも、色や柄、デザインに遊び心があるポジティブなムードがとにかく楽しい。この季節ならではの高揚感たっぷりのトラッドをぜひ体験して。
トラッド=ネイビーという定説を裏切り、ベイジーなトーンにイエローを効かせて。配色が軽やかになるだけでガラッと印象を刷新できるのも面白い。袖を無造作にたくし上げたり、白シャツにボトルネックカットソーを重ねて開襟したり、あえてのラフさも今どき。ジャケット¥22000/ジャスグリッティー プレスルーム(ジャスグリッティー) シャツ¥18480・ニット¥20900/シンゾーンルミネ有楽町店(ザシンゾーン) カットソー¥12100/RHC ロンハーマン(RHC) スカート¥42900/スタイリング/ ルミネ新宿1店(スタイリング/) ピアス¥13200/ボウルズ(ハイク)バッグ¥124300/トッズ・ジャパン(トッズ) 靴下¥3850/アパルトモン 青山店(アパルトモン) 靴¥137500/ジェイエムウエストン 青山店(ジェイエムウエストン)
色柄MIXでプレイフルに。シャツ¥18700/ジャスグリッティー プレスルーム(ジャスグリッティー) カーディガン¥25300/スローン
ツイード見えする上品ニットジャケットは、レディな赤が大本命。ジャケット¥30800/シンゾーン ルミネ有楽町店(ザ シンゾーン)
クラシックな型押しバッグこそ、マスタード色とバンブーハンドルで軽快に。バッグ¥19800/アパルトモン 青山店(オウレンティ)
ポロニット×カレッジスウェットの正統派コンビは、ゆるっと肩かけで女っぽくこなれさせて。ニット¥26400/スローン スウェット¥24200/アパルトモン 青山店(アメリカーナ)
3.ピンクが春夏を席巻! 一点投入でモチベUPの華やかカラーを今こそ
大人がピンクを照れずに楽しめる開放的な季節、この一大ブームに乗らない手はない! 今季はベビーピンクから目新しいパープルピンクまで色幅が広く、素材も様々。服から小物までバラエティに富んでいるので、自分のスタイルにフィットするアイテムに必ず出会えるはず。
ピンク×スカートのフェミニンさをフェイクレザーの質感がシャープに中和。スカート¥34100/ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム(ジャッキー)
アクセサリー感覚で投入してスタイリッシュに。バッグ¥60500/ディーゼル ジャパン(ディーゼル)
洗いをかけたようなピンクがヴィンテージライクでこなれ顔。ニット¥31900/ロンハーマン
しっとり上質なスウェードの風合いがインパクトのあるフューシャピンクをシックに導く。靴¥57200/アマン(ペリーコ)
どこかクールなパープルがかったピンクは、今年らしい色合いの代表格。袖コンも甘すぎず大人に。ブラウス¥27500/ボウルズ(ハイク)
シアーなピンクを淡いトーンで品よく。一枚でも仕込みタートルとしてもマルチに活躍。ニット¥12100/ミースロエ
コレクションではオールピンクも注目の的
4.大人の抜け感足しに効果てきめん。洗練デニムラッシュ
パンツやジージャンはもとより、ブラウスやスカート、サンダルまで。空前のデニムブームに乗って、きれいめ派に刺さるひと味違ったデザインがとにかく豊富。パンデミックの影響で心地よさがキーワードになった今、こんな女性らしいデザインならデニムで通勤も断然アリです!
美脚ストレートにスリット入りのフレイドヘムでトレンド感をトッピング。ジャケットなどムードをずらしたアイテムとのMIXコーデがイチ押し。パンツ¥8800/ミラ オーウェン ルミネ新宿2 店(ミラ オーウェン)
ヘルシーなデニムミュールは、フラットで気張らず。靴¥57200/アマン(ペリーコ)
ボクシーなシルエットが絵になる。装飾控えめなのも大人向き。ジャケット¥4990/ユニクロ
フェミニンなデニム見えブラウスも注目株。同素材のパンツを合わせれば、クリーンなデニムonデニムが実現。ブラウス¥25300/カリテ スケープ コレド日本橋店(カリテ)
ノスタルジックなデニムスカートが今また新鮮。落ち着いたインディゴカラーもポイント。スカート¥22000/デミルクス ビームス 新宿(デミルクス ビームス)
今すぐ真似したいジャケットとのコンビ
5.シルエット、色、機能の進化を見逃すな! この春、トレンチ愛を再び
今季あらためてトレンチコートを“推しアウター”として挙げたブランドが多数。たっぷりと空気をはらんでエレガントに映えるオーバーシルエットやマキシ丈が台頭し、ベージュ以外のカラバリや何通りもの着方ができるマルチなデザインまで登場。あらためてフレッシュに着られる進化系トレンチにラブコール!
ベージュの“NEXT”として目をつけたいのが、知性とセンスがにじむネイビー。シアーなボーダータートルを体が泳ぐマキシ丈トレンチで優雅に包み込めば、ほんのり色気が香るフレンチシックが完成。コート¥75900/インターリブ(サクラ) トップス¥12100/ミースロエ パンツ¥30800/シチズンズ・オブ・ヒューマニティ(エー・ゴールド・イー) ピアス¥9900/フーブス(ル ボンボン) バッグ¥39600/ディーゼル ジャパン(ディーゼル) 靴¥185900/アパルトモン 青山店(マノロ ブラニク)
しなやかに落ちるラインがノーブルな余韻を残す。コート¥36300/アルページュストーリー プレスルーム(アルページュストーリー)
こっくりしたキャラメル色がシック。ウエストをしぼってドレスライクに着られるボリューム感も素敵。コート¥49940/ネイヴ(ネイヴ)
トレンチ、クロップト丈ジャケット、ロングジレの3way! 自分らしくアレンジしながら春夏中飽きずに楽しめる。コート¥57200/ストラ
撮影/髙木健史〈SIGNO〉(人)、魚地武大〈TENT〉(物) ヘア&メイク/本岡明浩 スタイリスト/池田 敬 モデル/山本美月 取材・原文/榎本洋子〈TENT〉 ※BAILA2023年2・3月合併号掲載