【秋イチお買い物計画〈まとめ〉】もふもふ、キラキラ…指名の合言葉は“どこかキャッチー”

BAILAで活躍するスタイリスト、ライター、編集スタッフなどおしゃれプロが秋いちばんにお買い物したいアイテムをパパラッチ！　ノンストレスに過ごしたい夏から一転。“説明不要のトキメキ”がおしゃれ心を満たすキーワードだった!?

得意のシンプルカジュアルを軸に新鮮な主役・脇役を買い足し
「旬のアイテムを取り入れるなら、好きなテイストのシンプルカジュアルに合うものを選びたい。たとえば辛口のエコレザーアウターなら、ワイドデニムに合わせやすいように、ロング丈ではなくショート丈を選んだり、甘めなフェザースカートはシックなブラックを指名したり。フォルムに遊びがある横長バッグはベーシックなキャメルで」

正統派なネイビーを少しだけくずしてカジュアルに着たい
「トラッド気分だからか、上品なネイビーがあらためて気になっています。それもきれいめに着るのではなく、自分だけがワクワクするような個性が光るネイビーアイテムを選んだり、小物でハズしたり。これまで何度も好きになってきたネイビーだからこそ、今の気分を反映したいんです」

プラスワンするだけでこの秋らしさが完成するものをいち早く
「でこぼことした表情のある素材やスパンコールの装飾など、パッと目に留まるアイテムは、シンプルスタイルに一点投入するだけでムードある今秋スタイルへアップデートしてくれるから、シーズン初めいちばんに手に入れたい！」

カジュアルにもなじむ“女っぽクラシカル”に心が傾き中
「マニッシュ＆カジュアル好きなわたしも、クラシカルムードが高まる秋は普段とは違うテイストが目に留まるように。すべてを今の気分に刷新するわけではなく、自分らしさの中に新しさを少しだけ忍ばせ、そのバランスを楽しみたい」

自分流にレイヤードできるか前提で大好きブランドのトップスをGET
「薄手のカットソーを2枚重ねたり、Ｔシャツの上からカーデを重ねたりとトップスをレイヤードするのが秋の楽しみ。重ね方はトレンドに合わせて自由に組み合わせたいから、アイテムそのものは自分の定番ブランドで探します」

BAILAスタッフが展示会で心奪われたアレコレをチェック！

MIESROHEのベロアT（副編W）
「トレンドのベロア素材は、シンプルbut洒落感のある『ミースロエ』で。半袖なら暑さが残る時季から秋のムードを先取りでき、合わせるボトムを夏素材にすれば季節の変わり目ならではの意外性のあるスタイルを楽しめる」

Whim Gazetteのキャミブラウス（ライター宮田彩加さん）
「展示会では表情豊かな素材が豊富で、特に気になったのは毛足の長いカットジャガード。キャミブラウスに投入すれば、まだ暑い晩夏はインにタンクトップ、秋本番にはシアータートルなどを重ね、自在にアレンジできそう」

LE CIEL BLEUのシアートップス（編集NW）
「春夏から流行中のシアートップスを更新するなら、ひねりが効いたデザインで旬感を漂わせたいところ。秋コーデが一気に華やぐきれい色と、レイヤードしたようなひとクセデザインならワンツーコーデでもサマに」

ROPÉのダブルジャケット（編集ミツコ）
「仕立てのよい正統派なルックスと、ダブルボタンや長め丈のボックスシルエットなど今っぽさを兼ね備えたテーラード。トラッドな一着だからこそ、今年らしい甘めトップスと合わせ遊び心たっぷりに着こなしたい」

REMI RELIEFのフィールドジャケット（ライター陶山真知子さん）
「ここ数年発売されている『レミ レリーフ』の『ガリャルダガランテ』別注アウター。相反するレディなスタイルにMIXしたくなるワークデザインと機能美が魅力。この見た目でなんとコットン100%！　想像以上に軽快です」

HYKEのデニムジャケット（スタイリスト小林実可さん）
「毎年アプデされている、ブランド定番のバルーンスリーブジージャン。ぱふっとした袖のほか、ドロップショルダー、ややフレアに広がる身ごろなどテクなしでキマる工夫が凝縮。ホワイトデニムならきれいめスタイルにも◎」

2024年の秋冬展示会でBAILAスタッフが心奪われた“ボトムス”とは？　編集部&ライター＆スタイリストが選んだ秋イチに買いたいおすすめパンツやスカートを厳選紹介。

THE PAUSEのショートパンツ（ライター陶山真知子さん）
「『ウィム ガゼット』のインブランド『ザ ポーズ』は洗練されたカジュアルアイテムを見つけたいときに打ってつけ。腰まわりはタイトなのにひざ上にはゆとりがあるこちらのショートパンツは大人に嬉しい美シルエット」

NAVEのチュールスカート（編集ぴら）
「スタイリスト福田亜矢子さんがディレクターを務める『ネイヴ』のフェミニンアイテムは、心が躍るのに甘さ控えめなさじ加減がさすが。二層チュールのスカートは気品あるエアリーなボリューム感にほれぼれします♡」

Shinzoneのペンシルスカート（副編W）
「トップスレイヤードが多くなる秋は、ボトムをシンプルにしてバランスをとるのが気分。コンサバに転ぶこともあるペンシルスカートも、カジュアル上手な『シンゾーン』ならタイトすぎず体をきれいに見せてくれます」

POLO RALPH LAURENのミニミニバッグチャーム（編集長中川）
「複数の展示会で目にしたチャームになるほど小さなバッグ。ポロ ラルフ ローレンは同じデザインのバッグ＆チャームを、バッグはスウェード、チャームはレザーと素材違いで楽しめるんです。リンク感が何とも可愛らしい」

babacoのソックス（編集ピロイ）
「日本の繊細な技術を取り入れたニットブランド『ババコ』のイチ推しが靴下。ほかにはないニュアンスカラーや素材感、編み方なので足もとのマンネリを回避できるんです！　セット売り用のスリーブデザインにもきゅん」

RHC ロンハーマンのリボンブローチ（スタイリスト鈴木美智恵さん）
「もともとキャッチーな小物が大好きですが、最近はもっぱらリボンモチーフに夢中♡　高級感とクリーンさを両立したガラス素材だから、ざっくりニットにつけて吸引力を添えるなど、大人の遊び心として取り入れやすい」

Sergio Rossiのフラットシューズ（編集ぶん）
「夏の足もとは楽ちん一辺倒だったので、秋はレディなシューズに乗り換え。フラットでミニマム、なのに洗練された『セルジオ ロッシ』のバレエフラットは落ち着いたグレーが素敵。間違いなく背すじを伸ばしてくれる一足！」

THE SHISHIKUIのスウェードベルト（スタイリスト小林実可さん）
「スタイリスト百々千晴さんが手がけるブランド『シシクイ』。デニムに定評があるからこそ、それに欠かせないベルトもつい手が伸びるものばかり。ぷっくりとしたバックルなど、ちょっとしたディテールも気がきいています」

DIESELのショルダーバッグ（WEB編集長杉浦）
「ゲームのコントローラーを連想させるユーモラスなフォルムに心をつかまれました。秋服は、こっくりカラーや素材感が際立つものが多いから、白のエナメルバッグを小わきにかかえ、ハッとするようなポイントをつくりたい」

VERMEIL par ienaのリング（ライター陶山真知子さん）
「素材で遊べる服が増える時季は、素肌に映える個性のあるボリュームリングで重めのポイントをつくるのが気分。細部までこだわり抜かれたヴィンテージ風のデザインをジュエリーで取り入れ、さらりと身につけたい」

kate spade new yorkのスニーカー（編集ミツコ）
「働く女性のコーデにスニーカーが浸透したからこそ、レコメンドしたい特別な一足。どこかレトロなアウトソールと、Kのロゴがユニークな横顔は、信頼ブランドならクラス感があり上品なアクセントになってくれる」

撮影／魚地武大〈TENT〉　スタイリスト／小林実可　取材・原文／宮田彩加　※（　）内は（高さ×幅×マチ）およびヒールの高さで単位は㎝です　※BAILA2024年10月号掲載