凜とした魅力を引き出してくれる頼もしいカラー“黒”。安心感がある一方で、どこか無難で堅苦しく見えることも……。この夏、私たちに必要なのは、親しみやすさを添えたモノトーン。“黒と白”のバランスに着目して、もっと軽やかにアップデート! くすまない、地味にならない、怖くみえないコツを教えます!
CONTENTS
1.BAILA世代の編集なべはるが気づいた…… 30代の「黒が難しくなってきた!」問題
大好きな定番色のはずなのに、なぜだか最近あか抜けない。この見過ごせない課題をスタイリスト池田さんにご相談。“黒”を軽やかに乗り越える3つのキーワードが見えてきました!

スタイリスト
池田 敬さん
多くの女性誌で活躍する大人気スタイリスト。センスが詰まったコーデのアイディアに、黒と向き合うヒントが。

編集なべはる
部署異動により後輩が増え、ワードローブに絶賛悩み中のバイラ世代代表。20代の頃は、自他ともに認める黒ラバー。
【30代の黒悩み1】「黒を着ると顔がどんより。30代でそんな違和感が…」
クローゼットが黒一色だった20代。最近はしっくりせずグレーを頼ることに。顔映りが気になりコンシーラーの出番も増えています。
【Ikeda’s Answer】「肌の色と黒とのコントラストがちょっと強すぎるのかも」
カギを握るのは白の使い方! 顔まわりにさし込むと黒との距離感が生まれて重さが軽減。くすんでしまう問題を攻略できるはずです。
【30代の黒悩み2】「“とりあえず黒”が効かない! 地味見えしてしまう…」
昔は顔もフレッシュだったからか、全身黒でもしずんだ印象や無難さはなかったのに、30代は、どうも手抜き感が出てしまうんです。
【Ikeda’s Answer】「柄を投入してリズムを足したら大人っぽい抜け感が出る」
きれいめ育ちのBAILA世代は、柄の上手な取り入れ方を知るべき。強弱をつけたり、甘さの塩梅を調整したら、“脱・無難”はかないます!
【30代の黒悩み3】「黒ってなんだか圧がある!? やっぱり可愛げが欲しいです…」
一気に後輩が増えたこともあって、親しみやすさも必要だよなと思っていて。黒を着るとどうも迫力が増してしまうような気がします。
【Ikeda’s Answer】「やさしげ素材を味方につけて強いモード感を和らげてみたら」
シアーな素材感やヘルシーな素肌感が女性らしさを醸し出して、威圧感を緩和。黒の凜々しさと話しかけやすさを両得できます。

切り替えプリーツが生む豊かな表情が、華やかに映えるスカート。たっぷりとした黒のボリュームも、オーガンジーの繊細なシアー感がやわらかく中和して、たおやかなムードに。プレーンな白Tもとびきり可憐に映える! Tシャツ¥19800/エストネーション(ユナス) スカート¥46200/ウィム ガゼット ルミネ新宿店(ウィム ガゼット) ピアス¥94300・ネックレス¥223900・リング¥60700/トムウッド 青山店(トムウッド) バッグ¥69300/ジャンニ キアリーニ 銀座店(ジャンニ キアリーニ) 靴¥31900/トゥモローランド(ヘンリエンヴァーゴ)

2.仕込んだ「白」で肌色をトーンアップ! 黒9:白1の「レフ版モノトーン」コーデ3選
よどんでお疲れ顔に見える問題は、ネックラインで解決。ひとさじの白で表情まで生き生きと明るく。
ジャケットからのぞかせた「白T」が光を拾ってくすみを払う


気楽にまとうだけできちんと見えする黒のセットアップは、落ち感のあるとろみ素材で女性らしい優しさをプラス。顔まわりにさりげなくはさんだ白Tで血色感を上げながら、裾のレースで可愛げまで欲張って。ジャケット¥20900・パンツ¥19800/メゾンスペシャル 青山店(メゾンスペシャル) Tシャツ¥11550/カオス表参道(カオス) レースつきキャミソール¥23100/HER. ネックレス¥14850/エルディスト ショールーム(ジャミレイ) バッグ¥79200/サルーチェ 靴¥ 119900/セルジオ ロッシ ジャパン カスタマーサービス(セルジオ ロッシ)

個性派キャミワンピに「白タンク」を仕込んで晴れやかに


ひねりの効いたブラックドレスに、ころんとしたハットでモードな抜け感を。ブリムが落とす影は、白タンクで軽やかに中和。タンクを選ぶことで、ヘルシーな女性らしさも引き立つ。ワンピース¥33000/ユナイテッドアローズ 渋谷スクランブルスクエア店(イウエン マトフ) タンクトップ¥24200/エイトン青山(エイトン) ハット¥27500/マリハ ピアス¥19800/プラウ ネックレス¥24200/フラッパーズ(スティーン) バッグ¥145200/ピエール アルディ 東京(ピエール アルディ) 靴¥24 200/デミルクス ビームス 新宿(デミルクス ビームス)
ブラックの中で際立つ「丸襟」で清楚な可愛げを添える

ニットにスラックス、ローファーといったマニッシュな組み合わせにやわらかな印象を添えたい場合、曲線的なニュアンスを重ねるとうまくいく。ノーブルな白の丸襟は光を集めておだやかな表情を演出。ニット¥26400/エストネーション シャツ¥24200・パンツ¥27500/HER. ピアス¥38940/エイチ ビューティー&ユース(プリーク) ベルト¥26400/ギャルリー・ヴィー 丸の内店(メゾンボワネ) バッグ¥103400/J&M デヴィッドソン カスタマーセンター(J&M デヴィッドソン) 靴¥39600/ジャランスリウァヤ 日本橋(ジャランスリウァヤ)
【COLUMN】+1アドバイス リップの最適解は「微ツヤオレンジ」

黒に負けず、血色感をどう引き出すか。印象を左右するのは、実は“リップ”。黒との相性を考えると、赤は強く、ピンクは甘い。大人のチャーミングさを引き出したいなら、迷わずさりげないツヤを宿した“オレンジ”を頼るべき。お疲れ顔もご機嫌な旬顔にアップデートできる。
3.「柄」投入でパッと華やぐ! 黒7:白3の「ラク派手モノトーン」コーデ3選
素直に合わせるだけでは、無難に収まりがちなとき。存在感のある柄物のパワーで無条件に洒落る!
センスあふれる軽やかな「ドット」でマンネリ回避

優美なデザインのフレアスカートは、大小のドットがリズミカルに揺れ、プレイフルな気分を高める一枚。白ロゴが映えるカジュアルなTシャツで甘さの調整をすれば、簡単ワンツーコーデでも、しっかりと着映えがかなう。ピタ×ふわのコントラストを効かせシルエットも“ラク派手”を実現する大事なエッセンス。モノトーンでときめく、とはこのこと! Tシャツ¥11000/アルアバイル スカート¥49500・バッグ¥104500・靴¥44000/アニエスベー ピアス¥57500・リング¥316700/トムウッド 青山店(トムウッド)
きちんと感に愛嬌も備えた「ギンガムチェック」で鮮度アップ

白シャツに黒スラックスでは、まじめすぎて物足りない。普段のお仕事服こそ、心浮き立つ柄物で刷新を。ギンガムチェックは、きれいめな印象はそのままに、旬のムードとこなれ感をプラスしてさりげなくアップデートしてくれる優れもの。着こなし次第で、ONにもOFFにも対応できる振り幅の広さも魅力。シャツ¥26400/ティッカ パンツ¥19800/デミルクス ビームス 新宿(デミルクス ビームス) ピアス¥37400・リング¥52800/ブランイリス トーキョー(ブランイリス) バッグ¥49500/アナイ 靴¥69300/アマン(ペリーコ)
端正な白シャツになじみの「ボーダー」でビジュ上げ!

白シャツとIラインスカートの洗練コンビに、ボーダーを投入して遊び心を。シャツは深めにボタンをあけてタックインし、すき間からのぞいた柄をアイキャッチにするのが、きちんと感を保ちつつコーデを盛り上げるコツ。さりげない素肌感で抜け感も重ねて。シャツ¥19800/ティアラ Tシャツ¥15400/トラディショナルウェザーウェア渋谷店(トラディショナルウェザーウェア) スカート¥30800/HER. ブレスレット¥7830/アビステ バッグ¥77000/フィボナッチ1123 靴¥69300/ネブローニ
「黒×柄」アイテム|こちらもオススメ!

1ふんわりとしたスリーブが愛らしい。ブラウス¥33000/アロー
2頭に首に、腰に巻いてアレンジしても。スカーフ¥22000/マニプリ
3手仕事の妙が光るかごバッグは、夏スタイルのハズしに。バッグ¥9350/ル タロン グリーズ ルミネ新宿店(ニエ)
4バックスタイルの裾を飾るスリットが、洒落感アップに効く。Tシャツ¥16500/ニアー(ヌエ バイ ニアーニッポン)
5ウエストはタイトに、裾に向かってダイナミックに広がるフレアラインが特徴的。スカート¥38500/ウィム ガゼット ルミネ新宿店(ウィム ガゼット)
6ギンガムチェック、リボン、Tストラップと可憐なエッセンスを凝縮させて。靴¥18150/ダイアナ 銀座本店(ダイアナ)
7雨粒をまとったような気分の上がる傘。傘¥14300/トラディショナルウェザーウェア渋谷店(トラディショナルウェザーウェア)
8透け感が軽やかなドット柄のチュール素材。モダンな足もとを演出。靴¥42900/ルル・ウィルビー(ルカグロッシ)
4.「やわらか素材」の黒が大人の可愛げに! 黒5:白5の「軽やかモノトーン」コーデ3選
黒の圧が気になるときは、白を足してハーフ&ハーフに。透けたり揺れたりと、素材感にも優しさを重ねて。
「とろみスカート」を揺らしてフェミニンゲージを上げる

ミニマルにまとめたスタイリングは、素材のメリハリで洒落見えを狙いたいところ。ポイントは黒のスカート。風をはらんで揺れる落ち感が、圧を感じさせずソフトな印象に。スカーフを腰に巻いてこなれ感も上げて。Tシャツ¥15400/エイトン青山(エイトン) スカート¥27500/コンテ 青山店(コンテ) 腰に巻いたスカーフ¥22000/トゥモローランド(マニプリ) ピアス¥31900・ブレスレット¥75900・リング¥78100/ブランイリス トーキョー(ブランイリス) バッグ¥86900/ヤマニ(メゾン カナウ) 靴¥18150/ダイアナ 銀座本店(ダイアナ)

「メッシュニット」なら黒でも親しみやすい!

メッシュ越しにほのかに透ける素肌感がまろやかなムード。カーディガン¥26400/SANYO SHOKAI カスタマーサポート(ブルーレーベル・クレストブリッジ) タンクトップ¥11000/ユナイテッドアローズ 渋谷スクランブルスクエア店(イウエン マトフ) パンツ¥41800/ギャルリー・ヴィー 丸の内店(ギャルリー・ヴィー) ピアス¥56100/ヒロタカ 表参道ヒルズ(ヒロタカ) ネックレス¥26400/エルディスト ショールーム(バー ジュエリー) バッグ¥85800/イアクッチ 大丸東京店(イアクッチ) 靴¥36300/デ・プレ(トニービアンコ)
【COLUMN】+1アドバイス 「ミュートジュエリー」をさりげなくトッピング

迫力を抑えながら、大好きな黒を楽しみたい。そんなときは、アクセサリーはモードに振りすぎず、あくまでもひそやかに存在感を醸し出せるものがいい。一粒のブラックピアスと華奢ネックレスは、控えめながら趣のあるムードに仕上げてくれる相棒。味方にしない手はない。
「リネン」のナチュラルさが穏やかなムードを連れてくる


重く見えがちな黒のシャツは、風や光を通すドライなリネンにシフト。天然素材ならではのやわらかな風合いが、笑顔の似合う柔和な表情へと導いてくれる。スリットの入った優美なスカートと合わせれば、エフォートレスなモノトーンルックが完成。シャツ¥40700/イレーヴ タンクトップ¥27500/フィルム(ソブ) スカート¥24200/HER. イヤリング¥56100・ブレスレット¥51700・ダブルリング¥39600/エルディスト ショールーム(バー ジュエリー) バッグ¥99000/ヴァジックジャパン(メゾンヴァジック) 靴¥12650/ル タロン 有楽町マルイ店(ル タロン)
撮影/金谷章平(人)、坂田幸一(物) ヘア&メイク/浅井千緩 スタイリスト/池田 敬 モデル/土屋巴瑞季 取材・文/松井亜里沙 ※BAILA2026年7月号掲載

BAILA編集部
30代の働く女性のためのメディア「BAILA」。ファッションを中心にメイク、ライフスタイルなど素敵な情報をWEBサイトで日々発信。プリント版は毎月28日頃発売。















































































