
2003年に独立後、雑誌やCM、ドラマ、映画などでスタイリングや着付けを担当。きものや浴衣、帯、和装小物のデザインやプロデュースも手がける。著書に『大人のゆかたスタイルブック』(講談社)。
Q.大胸で帯の上に胸が乗ってしまいます
A.和装ブラでボリュームを抑えて
浴衣は、体の凹凸が少ないほうがきれいに着こなせます。胸が大きい人は、専用の和装ブラに挑戦してみて。胸をすっぽり包み込んでボリュームをやさしく抑えつつも、なだらかに形を整えてくれます。

A.縦を強調しすぎない柄やメリハリのある柄でのっぺり見えを防いで
縦縞や縦に流れるような続き柄は避け、同一模様が散点する飛び柄を選びましょう。全体が平面的に見えないよう、緩急のつく柄を選ぶのもポイント。また、帯の位置を少し下げ、上半身の長さを多めにとるとバランスよく見えます。

A.重心が下がらない柄を選びましょう
Q.首が短いので詰まって見えちゃう
A.襟元のVを縦長に合わせ衣紋を抜き、アップヘアにアレンジ
首が短い人は着付けでカバーを。詰まって見えないよう襟元の合わせのV部分が縦長になるよう意識し、髪型はアップにアレンジ。和装は首と手首、足首の3首を見せることが大事。この3カ所を出すと一気にすっきり!

Q.肩が張っているため和装が似合わない
肩に淡い色の柄がくることで、肩幅の境界線をぼかす効果が。また、「肩甲骨を寄せて下げる」姿勢をキープすることで、肩の位置が下がり、立ち姿も美しく映えます。横幅を強調させてしまうような横縞柄は避けましょう。


A.帯の結びにボリュームを出して対比効果できゃしゃに
帯結びをこぢんまりと小さくまとめてしまうと、骨盤のハリや横幅がきわだってしまいます。ボリュームのある帯結びにすることで、体の幅を隠し小尻効果まで。また、縦に流れる柄の浴衣を選ぶのも効果的です。

A.地厚な素材を選ぶこと。タオルで補正もしっかりして
のっぺりとしないよう、立体感のある絞りや地厚な綿紬など、生地自体にボリュームのある浴衣がおすすめ。さらに、タオルで補正し、体が筒型になるよう整えて。前だけで足りない人はウエストまわりも補正を。
