気候変動や社会問題、そして感染症…地球や世界をめぐる心配事は尽きず、憂鬱になるばかり。だけど大切なのは、他人事として考えず、私たちの場所で何かを始めること。これからよりよく生きるためにもまずはサステナブルについて考えましょう。
声を上げるZ世代たち
昨年9 月、国連気候行動サミットで演説した、現在17歳の環境活動家グレタ・トゥーンベリさん。彼女たち1990年代中盤以降生まれのZ世代が今、地球環境や社会問題に声を上げている。ひとつ上のミレニアル世代=2000年代に社会人になったバイラ世代が今、とるべき行動は?
自然環境を守るために
オーストラリアの大規模火災に南極や北極の温暖化、日本各地の台風の被害……。
気候変動は、私たちの日常にも大きな影響を及ぼす。もう、他人事にしてはいられない。
世界的な取り組みへ
2015年、国連加盟国193カ国により全会一致で採択された、持続可能な開発のための2030アジェンダ。具体的な行動目標(SDGs)は、世界のリーダーだけでなく、企業や私たち市民もかかわる取り組みに。
よりよい未来を選ぶ行動を
自分が身につける服や化粧品、誰かがつらい思いをして作っていたとしたら? 生産者の顔が見えるものを買ったり、毎日のペットボトルをマイボトルに変えるだけで、毎日が少し気分よく、未来が一歩、明るいものになるはず。
SDGs = 持続可能な開発目標とは?
エス・ディー・ジーズ、Sustainable Development Goalsの略称。2015年9月に国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された、具体的な行動指針です。この先(2030年までに)地球環境が破壊され尽くさず、人間社会が平和で不公平のない状態で発展していく、つまり「持続」していくための国際社会の共通の目標を示し、色分けされたアイコンで表示されている1〜17のゴール(目標)と、169の具体的な達成基準が設定されています。
イラスト/ユリコフ・カワヒロ 取材・原文/久保田梓美 構成/田畑紫陽子〈BAILA〉 ※本テーマの各企業、商品の説明についているSDGsアイコンは、編集部による判断により掲載しています ※BAILA2020年5月号掲載
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