スタイリスト福田亜矢子さんがディレクターを務める「Nave(ネイヴ)」。2024年秋冬の展示会はキラキラやシースルーなどの華やかなアイテムがずらり。福田さん本人を直撃して、展示会の注目アイテムとその着こなし方をお聞きしました。
今季の「Nave(ネイヴ)」のキーワードは「着映え」と「レイヤード」
ベーシックにトレンドをほどよく取り入れた、リアルに着たいアイテムがそろうブランド・ネイヴ。ディレクターの福田さんに今季のコンセプトについて伺ったところ、キーワードは「着映え」と「レイヤード」の2つだそう。
「今季は1枚取り入れるだけでコーディネートをぐっと新鮮にしてくれる、着映えるものを多く作りました! でも、単なる『映え』ではなくてレイヤードがしやすいことによる着回しパターンの多さも大切にしています。今はワンシーズンにあれこれ買うというより、吟味して必要なものだけを買う時代。そんな賢くお買い物をするおしゃれ好きな人のために、気分が上がるアップデート感とレイヤード力を兼ね備えたものになるよう考え抜きました」(福田さん・以下同)
着映えとレイヤードによるコーディネートのパターンの多さを叶えたネイヴの新作。BAILA世代に特に注目してほしいアイテムとその着こなし方を福田さんに教えてもらいました。
1.組み合わせ自由自在なシースルーニット
(右から)トランスペアレントニットフーディー¥24970・トランスペアレントニットプル¥19910・トランスペアレントニットスカート¥23980
「今すぐ使えて冬まで活躍してくれるのがトランスペアレントニット。暑い今の時季はタンクやTシャツの上に、秋冬はニットやシャツのインにもアウトにも重ねて、オールシーズン着ることができます。セットアップとしても、単体としても使えるので、何通りもの着こなしパターンができちゃいます」
ポロニット¥19910 スパンコールスカート¥24970 トランスペアレントニットスカート¥23980
そんな福田さんの展示会コーデは、トランスペアレントニットスカートをキラキラのスパンコールスカートの下にレイヤード。裾からシアーなニットがチラ見えすることで、スパンコールスカート1枚で着るよりも、やわらかさと奥行きが出ています。
「今日はスカートの下に仕込んでいますが、上から重ねるとまた違った印象に。手持ちのボトムスの味変になる優秀スカートです」
トランスペアレントニットシリーズは3色展開。右から、ホワイト、ミント、ブラック。
2.ペチコートの取り外しが可能なチュールスカート
チュールフレアースカート各¥24970
「チュールスカートは今年こそ大人に取り入れてほしいアイテム。MA-1などのスポーティなアイテムと合わせることで、トレンド感のある人にちょうどいい甘辛MIXのコーディネートになります。
チュールは2層になっていて、実はペチコートの取り外しが可能! 外側の部分だけを使ってボトムスとレイヤードするのもおすすめ。BAILA読者の皆さんにはぜひデニムと合わせてカジュアルダウンさせたおしゃれ上級者スタイルに挑戦してみてほしいです。手持ちのどんなデニムにもあうので、簡単にこなれたコーディネートに仕上がります」
裾にかけてエアリーに広がる上品な華やかさが、着映える上にほかのアイテムとも合わせやすそうな絶妙なバランス。定番の白と黒の使いやすさはもちろん、くすんだイエローが茶目っ気たっぷりで新鮮。意外にもどんな服にも合いそうなのでおすすめです!
チュールスカートの外側の部分の中に、デニムパンツを重ねた様子。
3.重ね着で冬まで過ごしたくなる〝ジャコット”
ボンディングアウター各¥39930 色はブラックとグレー。
「去年の暖冬を経験して、レイヤードで気温に対応できた方がおしゃれも楽しめる上に便利だと思ったんです(笑)」。そう言って見せてくださったのが、ボンディング加工のされた肉厚でハリのあるテーラードジャケットです。
「ボンディングのふっくらした質感がまじめになりすぎず、ほどよい抜け感に。オーバーサイズかつトレンドのボックスシルエットなので、中に着込みやすいゆとりがあります。見た目以上に軽いのも重ね着向きなポイントです」
重ね着のしやすさのおかげで冬まで着られそうだなんて、ジャケットとコートのいいところ取りのまさに「ジャコット」。秋から春まで着られると考えると、お得感満載です。
トランスペアレントニットのフーディーとスカートに、ボンディングアウターを羽織ったコーディネート。
高揚感と実用性、その両方を叶えてくれるネイヴの秋冬の新作。ぜひチェックしてください♡
撮影/柳 香穂